小さな灯りが見える。
どんどん大きくなるその光は、彼の車だ。
夜中の1時。
急に会いたくなって電話した。
彼は電話口で優しい声で、「今から行くよ。30分だから、、、35分後に家の角で。早く出たらダメだよ。何かあったら困るからね」
そう言って電話を切った。
でも待てない。
玄関前には5分後には立ってた。
まだ25分ぐらいはかかる。
扉一枚向こうのエンジン音に聞き耳を立てていた。
こんな時間に呼びだして。。。と後悔もする。
でも私の我儘を聞いてくれるという喜びもある。
「好き」
その一言でしか言えないぐらい、幸せな時間。
待つという時間が、とても長く感じる半面、その時間が幸福に感じる。
「好き」
じっとしていられなくて、玄関を開けて外に出る。
家族にばれないように。
「好き」
エンジン音が遠くに聞こえる。
ライトが消えた車の助手席に乗り込む。
「俺より先に外に出るなって言ったじゃん」
「・・・好き」
どんどん大きくなるその光は、彼の車だ。
夜中の1時。
急に会いたくなって電話した。
彼は電話口で優しい声で、「今から行くよ。30分だから、、、35分後に家の角で。早く出たらダメだよ。何かあったら困るからね」
そう言って電話を切った。
でも待てない。
玄関前には5分後には立ってた。
まだ25分ぐらいはかかる。
扉一枚向こうのエンジン音に聞き耳を立てていた。
こんな時間に呼びだして。。。と後悔もする。
でも私の我儘を聞いてくれるという喜びもある。
「好き」
その一言でしか言えないぐらい、幸せな時間。
待つという時間が、とても長く感じる半面、その時間が幸福に感じる。
「好き」
じっとしていられなくて、玄関を開けて外に出る。
家族にばれないように。
「好き」
エンジン音が遠くに聞こえる。
ライトが消えた車の助手席に乗り込む。
「俺より先に外に出るなって言ったじゃん」
「・・・好き」