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 柿ぴーのつれづれ日記

食べるの大好き,旅行大好き,お菓子作り大好きな柿ぴーの日記(-△ー)ノ

「いつか」の不思議

2019年11月17日 | 日々の出来事
たまに耳にする「いつか〇〇行こう」「いつか〇〇しよう」。
私が耳にした中で、実行された「いつか」は存在しないと思う。

不思議なんだけど、やる気がないなら言わなきゃいいのに、なんで言うんですかね?

小林美恵Vn×尾尻雅弘Gt

2019年11月16日 | コンサート・観劇など
『小林美恵×尾尻雅弘』両氏によるコンサートのため岡山市のルネスホールへ。





ヴァイオリンとギターの組み合わせって面白いなと思ったけど、それよりもチラシの小林さんの写真と「今聴き逃すのはもったいない」という言葉につられてチケットを買いましたw

小林さん、キリッとした横顔がかっこいいなって思ったり。(こういう写真って大抵かっこ良かったりしますけど)
まぁ3000円だし自由席だし、と軽い気持ちで買いました。

ホールに入って開演時間になると、「自称」小林さんの岡山の後援会長という方が曲の説明や小林さんの演奏を聴いて感動した事、今日のプログラムを作った事などをお話されました。

お話に続き登場した小林さんはとっても上品な雰囲気の方。
内面の上品さや素敵さが表に現れているような。
尾尻さんも温厚そうな優しそうな雰囲気で、私の年としては姿を拝見するだけで落ち着けます。

始めに小林さんがちょこっと挨拶されて演奏が始まった。

のですが、、、、、、

最初のヴァイオリンの1音を聴いただけで「ん?なんか違う!?」と驚き

そうなんです

今までにも何回かこのホールでヴァイオリンの演奏は聴いたのですが、そしてもちろん演奏する方達も、お金を取るくらいだから上手いには違いないと思うのですが、今まで聴いた音と明らかに違うんですよ。
音色がですね、めちゃくちゃ「豊か」なんですよ。そして気持ちいいくらい鳴り響く音量。
もしかして小林さん、私が知らないだけで実はすごく有名な方なのだろうか?
ちょっとこれはもう、このホールで聴くレベルじゃないんじゃびっくり(ルネスホールさん失礼
などなど思いながら聴きました。

バッハの時なんか、よくもまぁ、こんな小さい楽器からこんな豊かな音が出るもんだびっくりと改めてびっくりしたり。
ステージの後ろの壁に反響した音なのか、それともこれがいわゆる倍音というやつなのか(これ、いくらネットで説明読んでも、甥っ子に教えてもらっても、いまいちよく理解できないあせる)、メイン意外の音がちょっとうるさく感じるくらいに聴こえたんだけど、それもこれも良く鳴ってるからって事?

技術的な事は私には分からないけど、とにかく音には感動もので、どんな感じだったかというと、ウィーン・プレミアムコンサートを聴いた時に感動しましたし、今年「ル・ポン国際音楽祭」でも超感動しましたが、その中で小林さんが弾いてても何ら違和感がないんじゃ?という感じでした。

バッハは演奏前に小林さんが説明で「長いです」と念を押されましたが、ちっとも長く感じませんでした。
小林さんも上品な感じなのに演奏は髪を乱しての渾身で、聴き入ってしまいました。

なのにバッハのすごく静かな場面で携帯の着信(音楽)を鳴らしたバカがいたわ
しかも大きい声でしゃべってるのか、中までたまに話し声が聴こえて来る
人としての常識が無さ過ぎるわ もう出禁で良し
これには小林さんも、上品に苦笑しながら演奏なさったわ。。。。

とまぁ、そんなハブニングもありましたが、尾尻さんのギターとのコラボも美しくて、良かったです。

2曲目は尾尻さんの独奏でした。

曲の説明やなんかをされましたが、その中で、ギターの曲を書いてもらう時には、書く人がギターを弾かない(ギターの事を知らない)人だったら、ピアノの左手部分を書く感じでとお願いします、とおっしゃられてました。
そうすると、音域や音数がちょうどいい具合になるそうです。
なので、ギターの曲をピアノの左手で弾くというのはよくあるらしいです。
が、今回の「サムライ」は光永さんが尾尻さんに書いた曲なんだけど、左手のピアニストの館野泉さんが弾いて脚光を浴びて、ピアノの曲としての方が先に有名なったとおっしゃられてました。
あと「サムライ」というと、そのタイトルだけで外国では受けるともw

シンプルだけど「へー」がたくさんなお話でした。

そして前半が終了し後半が始まる前、又もや自称後援会長の方がちょこっと説明。
「小林さんのヴァイオリンはストラディバリウス〇〇〇〇(名前は聞いたけど覚えてないわ)。」。

へ!? そーーなんですか

もちろん腕もありましょうけど、あの私が感じた「違い」がもし楽器によるものが大きいとしたら、そりゃ世間で「名器」だと言われて超高額なのも頷けるなぁ、と納得。
素人の私が聴いても、明らかに違いがありましたもんねー。
すげーな名器

だけど私的には「グァルネリ」だと言われた方が“やっぱりー”な感じ。
小林さんの演奏からの音は、私の中での「グァルネリ」っぽかったので。
というのも今まで聴いた感じで、「グァルネリ」は落ち着いた渋い音、「ストラディバリウス」は明るく抜ける感じの音って勝手に決めつけてて、というか思い込んでて、でも、そうじゃないと知りましたで

どちらにしても大変素晴らしゅうございました

後半は又趣が違ってピアソラなど、飽きさせないプログラム。
アンコールはエルガーの「愛の挨拶」。

CD購入者にはサイン会があったのだけど、今月はたくさんチケットを買う予定なので予算不足
サイン会に参加して直接感動を伝えるという事は出来ませんでしたが、小林さんはもう来年の来岡予定も決まってるようですので、さっそくスケジュールに書き込みました

今から約1年後を楽しみにしてます

やっぱり違和感が

2019年11月16日 | 日々の出来事
法にのっとっての事なのだろうけど、とても違和感がぬぐいきれないんですよね。
合成麻薬MDMAを自宅で所持していた沢尻さんは「容疑者」、でも池袋で母子の2人をひき殺した人は「元院長」。

マスメディア、当分は沢尻さんの話題で持ちきりだね。
だけど私はそれよりも色濃く覚えてますよ。
「元院長」の事をね。
そして、テレビ番組が「桜を見る会」の話で持ちきりだった事をね。

もしかして、これらを忘れさせようと沢尻さんスケープゴートにされた?なーーーんてテレビドラマや小説の中だけの事だったらいいんですけど。

税金でクラシックコンサートの運営?

2019年11月15日 | 日々の出来事
海外オケラッシュの日本。
皆様方の中にはウィーン・フィル、ベルリン・フィルと楽しまれた方もいらっしゃるでしょう。

私は、昨年清水の舞台から飛び降りた気持ちでウィーン・フィルのチケットを買い、今年も出来ればウィーン・フィル、ベルリン・フィルと行きたかったのですが、チケットのあまりのバカ高さに今年は見送りました。
次の機会にと思ってます。

でもい、どうせならっそ現地で聴くというのはどうだろう?とホールへの行き方など色々検索しちゃいました。
そしてあれこれと見てるうちに、ベルリン・フィルのメディア子会社「Berlin Phil Media」の取締役ローベルト・ツィンマーマン氏のインタビュー記事を見つけました。

読んでたら、「ん?何ですと!?」。

「ドイツではクラシックコンサートが税金で運営されているのでチケットの料金も安く、オペラハウスでも10ユーロ、12ユーロくらい。学割もあります。ポップスのコンサートやミュージカルよりもチケットが安いのです。」

だって~~~

いいなー、いいなー、羨ましい。

でも、続きが

「意志さえあれば、安いお金で見ていただくことはできるのです。それでもドイツでたくさん開催されているクラシックのコンサートに若い人が来るかというと、決してそうではない。だから啓蒙が必要なのです。」

そうなんですね。
いずこも同じなんですね。
それとも、いつでも行けると思うと、意外とそんなものなのかしらん?
(まあ、ベルリン・フィルは恐らく別で、黒字との事。もちろんそのためのインフラ整備など早くから取り組まれているし)

い~つかドイツに行って、色んな所でお安く音楽を聴きまくりたいな~~っと。
朝起きてモーニング食べて,ぶらっと散歩して、ランチしてお茶して、ぶらぶらしながら軽く晩ご飯食べてワイン飲んでコンサート行って、寝るw の繰り返しww
週末は贅沢してベルリン・フィルw
ベルリン・フィル、せっかくなら数回は聴きたいよね。
だったらどれくらい滞在せにゃいけないの?
2週間くらい?

と、夢は膨らむ~~www

こんな世の中悲しい(名古屋市 市営バスのベビーカー乗車拒否)

2019年11月11日 | 日々の出来事
名古屋市で、市営バスが双子のベビーカーを乗車拒否した事が話題になってます。
ニュースによるとはっきりと運転手による拒否ではないようですが、乗って良いかの問いかけに対して運転手の返答がなかったので、空気を読んで乗るのをあきらめたらしいです。
しかし市のHPによれば、この方のケースはOKであるにも関わらず、担当者に再度問い合わせた時にははっきりとダメと言われたとか。
サイテー

そう、普通に考えれば市の対応が良くないって思うところなんだけど、私は別の事も思いました。
それは、乗ってた乗客。
誰か1人でも「いいんじゃないですか~。手伝いますよ(^^)」って人がいればって。

運転手の対応は冷たいけど、そして、それがいいとか悪いとかというのはおいといて、もし受け入れてバスを何分間か停めて手伝ったら、きっといたよね、「チッ、早くしろよむかっ」って人。それも1人や2人じゃなかったはず。
どっちを取るか。
1人を取るか、その他大勢を取るか。
拒否された(と思った)方は泣いただろうけど、その他大勢はホッとしたかも。
運転手が問いかけに返答しなかったのは、この辺の葛藤があったのかもしれません、、、

私は、こういう状況がとても悲しく、そして怖いです。。。。
なんで皆が「いいんじゃないですか~」という雰囲気になれないのか

私自身が職場環境により体調不良になり、その時の周りのみんなや上司、職場の対応で色々と思う部分があり、人間ってというか日本人って怖いなと感じるようになりました。
そして、今は若干人間不信というか、人間嫌いというか、そういう気持ちも持ってます。(あくまで日本人に対して)
現実には出来ないけど、いっそ山にこもって人と接したくないという気持ちも湧くほどです。
もちろん素晴らしい方々はいるし、人に対して素敵と思う事も今でもあります。
でも、同度に、人間(日本人)に対して前述のようなネガティブな気持ちも持ってます。

私はこういう考えも持ってます。

よく外国人が日本人の素晴らしさを口にします。
日本の鉄道は時間に正確。
日本人は礼儀正しいので列にちゃんと並ぶ、エスカレーターの端は急ぐ人のためにあけて乗っている、などなど、挙げればたくさんありますよね。
でも、これ、果たして「人のため」にやってる事なんだろうか?と。
「人のため」だとしたら確かに素晴らしいけど、じゃなくて「自分のため」、分かり易く言うと「自分が人から文句を言われないため」にしてるんじゃないか、と。
だって、「人のため」に出来るような素晴らしい人達なら、なぜベビーカーの人を手伝ってあげられないの?じゃない?
時間に正確なのが困っている人の犠牲の上で成り立っている事ならば、それは果たして素晴らしいんでしょうかね。

ひねくれた考えかもだけど、このようにも考えてしまいます。

でも、私はこうも思う人間です。

私は独身ですし子供もいません。
なので働いている時には、子供の事でよく休む女性に対して冷たい気持ちも持っていました。
しかしそれは、「子供」を出せば何でも許されるみたいな、当然な態度が許せなかったんです。
ある旅行ブログのコメントで子持ちの女性が、「飛行機の一番前の席は子持ちに割り当てられて当然」のようなコメントを書いてて、それにはすごく嫌悪感を感じましたし。

私のいた課が職場の中で一番忙しい時に「子供のマラソン大会の応援で」と半日休んだ女性がいましたが、これに対して呆れて物が言えないと思った私は冷たいのでしょうか?
でも、本当に「いい加減にしてくれ」という気持ちでした。
中途半端な気持ちで仕事をしているように感じて許せませんでした。

だから部下が育休に入る時にはキツい一言を言いました。
「子供を育てながら仕事をするのは大変だと思う。ただでさえ女性は「だから女は」と言われるのだから、人の2倍も3倍も頑張らないといけないと思う。それで初めてちゃんと普通に見てもらえる。そういう覚悟が、かなりな覚悟がいると思う」と。

2倍3倍と言っても、本当に残業してとかそういうんじゃないんです。やる気というか、ちゃんと覚悟を持ってやってるという気持ちなんです。
まぁ、気持ちはおのずと態度に出ますので、分かりますしね。
そして私も、普段からそういう気持ちを持って一生懸命やってる人なら、子供の事でどうこう言ってきても、喜んで応援したい気持ちはありました。
でも、そういう覚悟のある仕事の仕方をしている人は残念ながらいませんでしたけどね。
(そもそも家の事やるだけでも大変なのに、プラス仕事もって、ちゃんとやろうと思ったら並大抵じゃないと思う)

それとも、これは独身だからゆえの、優しくない気持ちなんですかねぇ。
あるいは、私そのものが優しくないんでしょうかねぇ、、、

あと、関連の事なのですが、私は海外に行くと「日本って窮屈だなぁ」と感じる事が多々あります。
それは、ほとんどの外国人が「日本は素晴らしい」と絶賛する事の裏側だったりするのですが。

例えばスーパーのレジ。
私は値段が分かってたらきっちり、そうでなくても財布からお金をすぐ出せる状態でレジに並びます。
なので、払いでもたついている人がいるとイラッとしてました。
「してました」と過去形なので今はしてません。
それは、ある事がきっかけでした。

フランスのエクス・アン・プロヴァンスへ旅行に行った時の事。
スーパーのレジにて。

私の前の人、すんげーーーもたもたとお金出してる
しかも、レジのお姉さんも別に急ぐ風でもなく、お客に合わせてスローペース
あーーーー、やっと終わったの?と思った矢先、おいおい、今度は何やねん?
何か話し込み始めた、、、
どうやらスーパーのカードを作るにあたっての質問の模様。
後ろにいっぱい並んでるんですけどね、そんなのお構いないんですね、そのお客もレジのお姉さんも他のお客の事はアウトオブ眼中で、申込書を片手にあーだこーだやってる
で、私は途中までイライラしながら待ってたんですけど、他の私の後ろのお客さんね、別にイライラする風でもなく、普通におとなしく待ってるんですよね。
それ見てたらですね、なんか、「何でイライラするんだろう?」って思うようになりましてね。
「あーー、こうやって待たされるけど、でも、自分の番になったら自分もイライラせずにゆっくりやればいいんだ」って思えちゃって。
んで、そう思うとストンと肩の力が抜けたというか、何だかとっても気が楽になったんですよね。
そして、「あー、日本にいて感じる窮屈さの正体はコレかぁ」って思った次第。

そう。
日本はとても過ごしやすいけど、でもそれは、とても他人に対しても厳しい事を要求しているからだったりしません?

列にきちんと並ぶけど、知らずに列に並ばない人には猛バッシングするとか。
まぁ、分かってての割り込みなんてのは、そりゃ論外だけど。

私はあるコンビニでフォーク並びの決まりが分からず普通に並んだら、店員にキツく注意され周りのお客からも冷たい視線で見られ怖かった事があります。
こういうの他でもあるよね。

こういうのが、私は「日本は過ごしやすい」んだけど逆に「過ごしにくい」とも感じ、「日本人怖っ」とも思う所なのであります。

でもまぁ、これはもう人それぞれの性格によって感じ方は変わってくるでしょうから、決めつけ出来るものではないですけどね。
私の性格ではこう感じちゃいます。

色々長々と書いてしまったけど、ベビーカーの件をきっかけに思っていた事を書いてみました。
もっと皆が、心にゆとりを持って生きていけたらいいのにねって。。。

岡山マラソン

2019年11月10日 | 日々の出来事
今日、岡山マラソンがありました。
って、私はニュースで見ただけですが。

でね、完走した人全員にもらえるメダルが桃の形で備前焼きで出来てましてね
(画像はネットから拝借)



これが絶対に欲しいから走る、と言ってた方もおられました。

ケント・ナガノ指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団【ピアノ 辻井伸行】

2019年11月05日 | コンサート・観劇など
『ケント・ナガノ指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団【ピアノ 辻井伸行】』のため大阪のフェスティバルホールへ。



フェスティバルホールは久々。
今日は辻井さんを見たいので前の方の席をゲット。
6列目、辻井さんの前あたりの位置。

ケント・ナガノさん、お初でございます。学者のような風貌の方。
オーケストラの音も美しくも重厚でいいわぁ。
と思いつつ聴いてると、あっという間に1曲目終了。

いよいよ辻井さんの登場です
辻井さんが位置につくと、ケント・ナガノさんは辻井さんの方を向いて準備が整うのを確認し開始。
このリストのピアノ協奏曲も生で聴くのは初めてだけど、辻井さん“いいっ”。
出だしから、まぁ華やかですこと
辻井さんの演奏は、その華やかで豪華な感じを存分に引き出して、決してオケに埋もれず堂々としたもの
私の位置からは良く分かりませんでしたが、ナガノさんは時々辻井さんの方を向いて確認しながら指揮をされていたように見えました。

やっぱり辻井さんはいいなぁ。
音が綺麗
それにしても、よくあんなに指が動くよねぇ。映像を3倍速くらいで見ているようだわ。指なんか残像しか見えない(^^;)
最後の方は、辻井さんもう全身で弾いてる感じで、かっこいーー きゃ~~

終わった後は拍手が鳴り止まず。
アンコールはカンパネラを弾いてくれました 久しぶり
初めて聴いた時よりも、G20のを聴いた時よりも違うラ・カンパネラ。
今までにない、しっとり感がありました。
又、辻井さんの新たな一面を見られました

辻井さんはアンコールのあとも何度か引き戻されましたが、オケの何人かとケント・ナガノさんが、にっこりと温かい笑顔を辻井さんに向けていたのが、とても和やかでいい感じでした

そして最後に袖に引っ込む時だったか、ナガノさんがそっと右手で辻井さんの手を取り、そのあと左手を又そっと辻井さんの手の上から包み込むようにして重ね、なんか辻井さんの手を自分の両手で大事そうに守るみたいにしてそのまま歩いて行ったのがとても印象的でした。その間もナガノさんはずっと、とても温かい笑顔を辻井さんに向けてらっしゃって

あー、なんか、演奏も良かったけど、こういうのが心温まるというか、良いですよねー。

休憩のあとは、少し前にBBC Promsで聴いたばかりのマーラー交響曲第5番。
ハンブルク・フィル、重厚で厚みがあって、良かったです
やっぱりアダージェットはきれいで、こういう静かできれいな曲って好きだなぁ。

ただ、このアダージェットって、私は音楽に詳しくないから正しく説明できないんだけど、なんか長調と短調が入り混じってるみたいというか、曲調が明るいのかなーと思ったら、とたんにちょっと陰りがある感じになったりするじゃないですか。静かでゆっくりでのあの感じやそれに混じるハープの音が、なんか“あの世”っぽいというか(^^;) “死”に対する憧れみたいなのを感じるというか(^^;) まぁ、感じ方は人それぞれだよね(^^;)

でもほんと、ケント・ナガノさんもハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団も好きになりました。
アンコールは勢いがあってカッコ良くて最高でした


ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団&反田恭平

2019年11月03日 | コンサート・観劇など
『ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団&反田恭平』のため大阪のフェニーチェ堺へ。







初なオーケストラ、しかもショパンコンクールで演奏をするオケと反田さんのショパンピアノ協奏曲なので、興味深々でした。

最初の曲は聴いた事のない曲だったけど、音がとても美しくて聴き入ってしまった。
すごく透明感があって軽やかさもあって、でも重厚な雰囲気も醸し出してて。
とにかく“きれい”
「うわーーー、ショパンコンクールってこの音の演奏なのかぁ」と、自分がポーランドに行った気分がしてしまった

指揮者のボレイコさん、私はそんな前の席じゃなかったから、登場の時お顔があまり良く見えなかった。
なので後姿の印象から入ったのですが、その指揮する後ろ姿はとってもお上品な感じがして、「ざぁます言葉」が似合いそうだわぁ、と思いながら見てましたw
ドラえもんに出てくるスネ夫のお母さんが「スネちゃま~」って言うのがオーバーラップしてしまった(^^;)

1曲目が終わって反田さん登場。
前見た時みたいな「どこかのおっさん」みたいじゃなかったけど、やっぱ、あのヒゲ変。(きゃー、余計なお世話ですよねー、すみませんね) なんか前の1万円札の聖徳太子みたい。。。
って、そんな事はどうでもよくて、このオケで反田さんがショパンのピアノ協奏曲を弾くのって、ショパコンの予習?とか勝手に思ったり、実際そーなったら現地でモロこんな感じなんだよねー、と行って見てる気になったりw

反田さん、すっごく面白かった。
いやー、色んな面を見せてくれるなぁ。
今年の2月に岡山で聴いたあのラフマニノフのピアノ協奏曲第3番をダイナミックに弾いた人と同じ人とは思えないわぁ。

弱音を勉強したとか聞くけど、だからという訳じゃないだろうけど、もう「ここまで~~?どんだけーー?」ってくらい弱音含めの、弱めタッチで弾き通した。
大抵の場合オケもピアノも「バンッ」って力強く弾くところも、さらっと軽めに「バン」で終わったり。
たまに、間合いも長く音もすっごく小さく、「あ、、、、と、、、止まる、、、と・ま・る」って感じで、もう、すっごく聞き耳立ててないと聞き逃してしまいそうに弱音を駆使して弾いてました。

こういう弾き方するとかって、指揮者が決めるものなの?
「今回はとにかく弱めのタッチで行こう」とか。
もう、とにかく終始か弱く優しい感じでした。
ショパンは体が弱かったみたいなので、もしショパンが弾いたらこんなだったかも~、と思いながら聴きました。

こんなショパンピアノ協奏曲第1番、聴いた事ないーーーー。
お、面白ーーーい

そんな演奏の反田さんの音はとても澄んでて、弱~い音だけど、とにかく温かくて優しい音でした。
子供が「おかあさーーーーーん」って言って母親に駆け寄って抱きつく、そしてその子供を温かく両腕で包み込む母、みたいな感じでした。

うーーーむ、反田さんにこんなお母さんな一面があったとはw
オケもそれに合わせた演奏で、特に第2楽章は圧がなく弱めな優しい演奏が強調されてたから、逆に皆一生懸命聞き耳たてて聴いてたんじゃないかしらん?

こんな演奏もあるんだねー。
ほんと面白かったわ。
あと、どうしても「ピアノの森」のカイを思い出してしまったw

反田さん、アンコールは普通の圧で弾いてくれました。
シューマン=リスト「献呈」。
とってもとっっっても美しかったです。
美しくも華やかで、良かったわーーー

ちなみにピアノは「FAZIOLI」でした。

そして、休憩後はドヴォルザークの「新世界」。
大変素晴らしゅうございました
第2楽章は先の協奏曲のように、弱めで温かくも優し~くの演奏で、ほんとうに「灯りのともっている家に帰ろう、、、」って雰囲気満々で。

アンコールも良かったです



ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、美しく透明感もあり、温かくも優しい音色、そしてお値段も良心的でお財布にも優しい(これ大事w)。
機会があったら是非又聴きたいです。

映画『ハルカの陶』

2019年11月01日 | コンサート・観劇など
元職場の後輩に誘われて、映画『ハルカの陶』(陶と書いて「すえ」と読みます)を観ました。
イオンシネマ岡山で、2週間ほどですがやってます。
その後は、やはり短期間限定で全国展開するみたい。



内容は、ある備前焼作品に魅せられた主人公が、備前焼発祥の地元で修業に励むというもの。
それに、主人公に関わる人間(主に師匠)とのドラマを織り交ぜてある。
備前焼って何?のPRっぽい感もありますが。

ま、地元岡山の話なので観とこうかなと。

これは漫画があって3巻完結です。
すっごく面白いという訳ではないけど(作者、ファンの方、すみませんねー)、普通に読めました。

映画は正直期待してなかったけど(関係者の方へ、ほんとにすみませーん)、いやいや、良かったです
最後ら辺なんか泣けちゃったよ。
「蜜蜂と遠雷」より、よっぽど良かった。(個人的感想ですのでね)

ただ、言葉汚く(方言がね)怒鳴り散らす場面がねー、岡山のイメージ最悪になりそうで
って、そんなにメジャーな作品じゃないから気にしなくていいか。(重ね重ね、失礼お許しをば)

主な出演者が良くってね

師匠 若竹修 役 平山浩行


師匠の父 若竹晋 役 村上淳


人間国宝 榊陶人 役 笹野高史


主人公小山はるか役は奈緒さんです。(私は存じ上げませんでしたが)

思いのほか、かなり感動しちゃいました

ちなみに何で「陶」を「すえ」と読ませるんでしょうかね?
想像ですが、備前焼の前身は「須恵器(すえき)」っていうのなんですよ。
そこからじゃないかな、と思ってます。