マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

願いのアストロ

2024-07-06 22:28:53 | マンガ
「東京リベンジャーズの作者(和久井健)が、ジャンプで連載を始めた」という話は聞いていたんですが、地元のTSUTAYAに1巻があったんで、買ってみました。
読んでみて、久しぶりにマンガのレビューを書きたくなったかな。
まずね、率直な印象としては、





決して批判ではなく、



「ジャンプ風味の東リベ」




といった感じでした。
主人公の世剣(よつるぎ)ヒバルは、なんつーか、ガラの悪いルフィ(笑)。いや、ルフィもアウトローですが、そこまでオラついた感じはしないじゃないですか(まあ、20年くらいはワンピを読んでないんで、いまのルフィのキャラがどうなっているかはわかりませんが)。
ですんで、「ヤンキーなルフィ」というべきですかね? (笑)
で、そこはジャンプ・ヒーローらしく、「最初から強い」「義理人情に厚い」「ちょっとおバカなキャラ」といった造形ですよね。
東リベの主人公である花垣武道(タケミッチ)は、「義理人情に厚い」「ちょっとおバカなキャラ」ではありますが、ケンカは弱いですからね。まあ、私は東リベという作品、実写映画とアニメしか見てませんが。
ともかく、ある意味でマガジンっぽいヒーローというか。拓ちゃんやヤザワを踏襲しているというか・・・タケミッチは拓ちゃんタイプかな。ヤザワのようなクズなトコはないんで。
もちろん、ヤザワっぽいトコもありますが、それは「時に幸運とハッタリで切り抜ける」といった部分で共通しているというか。ただ、タケミッチの場合はあくまで「時に」ね。
今回のヒバルは、マガジン・ヒーローであるタケミッチとは異なる、あくまでジャンプっぽいキャラですかね、現時点では。
で、その相棒である世剣テラス





こっちは「ほぼ千冬」ですね(笑)。



東リベでタケミッチの相棒だった千冬ね。って、これも批判ではないですよ。多分、作者さんとしては、千冬っぽいキャラが好きなんだと思う。作家が好きなヒーロー像のキャラを、名前やデザインを変えて出し続けるのは、よくあることだし。
ちなみに、ヒバルと同じ苗字ですが、このふたりは兄弟――義理の兄弟です。テラスのほうが半年だけ早く生まれているせいか、彼のほうが兄貴ヅラして、ヒバルが「兄貴ぶるなよ!」みたいな台詞をね。
義理の兄弟というのはね、ヒバルの親父で、世剣組の先代組長である金剛という人が面倒見のいい人でね。数多くのヤンチャな子供、ワケアリな子供たちを養子に迎えて、育てていたためです。
まあ、「ヒバルという実子がいながら」ではあるんですが、金剛さん持ち前の義侠心から来るものです。ヒバルも義に厚い子供、少年と成長しているので、その辺は気にしないんでしょう。
ただ、養子を何人も迎えていたがゆえに、金剛さん亡き後、跡目争いというか、兄弟ごとに組、あるいはチームのようなものを持って、分裂してしまってね。
ちなみに、金剛さんはヒバルを跡目に指名してたんですが、その遺言を本人から聞かされたヒバル(一応、テラスもいたけど)は、ほかの兄弟たちに対して、「テラスが後継者」と嘘をいってね。ヒバルとしては、「オレは義侠心を貫く、極道になりたい」「兄弟たちが組の運営をビジネス化しすぎて、いまの組は冷てぇ」「オレの考えは古い。そんなオレがトップになったら、組が割れる」「テラスはオレみたいに不器用じゃないから、上手くやっていけるさ」といった考えからのものであるようです。
なお、上述の「極道になりたい」の「極道」は、「ヤクザそのもの」という意味ではなく、「道を極めたい」という意味合いですかね。
ともかく、そんなヒバルの考えとは裏腹に、兄弟たちは分裂してしまいます。もっとも、ヒバルが親父の遺言どおり跡目を継いでも、分裂しとったでしょうが。

そんなこんなで、主人公のヒバルは相棒のテラスとともに、兄弟たちに決闘を挑むことで、再び組をまとめ上げていく、というのが全体的なコンセプトですかね。
行く行くは、最強のライバルになるであろう長兄の獅鷹(しおう)とその一派を倒しに行くんでしょうか。って、いま気づいたけど、「北斗の拳」っぽいトコもあるんだな(笑)。
まあ、やはり「ジャンプ風味の東リベ」なのかな、と。
バトルもね、東リベらしく、殴り合いで戦うのが基本なんですが・・・





ジャンプらしく、特殊能力バトルでもあります。



まあ、物語の冒頭で、流星群が地上に落下したんですが、この流星群がもたらした何らかの影響で、世剣兄弟(ヒバル、テラスを含む)全員、そして、ほかのキャラたちまでもが「アストロ」と呼ばれる特殊能力に目覚めてましてね。
たとえば、ヒバルはビルをも吹っ飛ばすパンチ力、テラスは強力な攻撃を防ぐ「盾のアストロ」。あるいは、腕がドスに変化するアストロを持ったキャラもいましたね。
まあ、そうはいっても、いまのトコは前述のとおり、殴り合いというか、ケンカのようなバトルなんで、ジャンプ本誌からは離れてしまった私のようなおっさんでも、楽しめますかね。
久しぶりに、「単行本を集めてみようかな」と思える作品ではありますね。2巻では、ヒロインである世華(よばな)金羽(きんぱ)が出るようだし(笑)。
東リベでいえば、ヒナちゃんというよりは、エマや柚葉っぽいキャラなのかな?
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復活 ――帰ってきたあぶない刑事 感想――

2024-06-22 20:57:36 | あぶない刑事
まだネタバレ注意としておきましょうかね。

前回、「タカとユージはもう刑事ではないので、ドンパチができない」「梨花が落とした拳銃をタカが勝手に撃った程度」といったことを書きましたが、それではあぶ刑事として成り立ちません(笑)。
結局はタカもユージもドンパチやるんですけどね。彩夏やステラ救出のために向かった、海堂一派の待ち構える埠頭の倉庫街でね。
じつは海堂一派としては偽旗テロを計画しててね。県警幹部もそれを察知してはいたんですが・・・利権が絡んで躊躇しとったんですよ。そこをトオルが、どうにか幹部たちを動かしてね。「委嘱状発行」という形で、タカとユージのふたりが臨時に刑事となり、銃の携帯と使用が許されることに。
ついでに、レパードもね(笑)。トオルが運転してきて、ユージに引き渡してました。
まあ、あとは「あぶ刑事名物の銃撃戦」ですよね。
まずはユージによる軽快なガン・アクション。彩夏を庇いつつも、お得意のランニング・ショットを披露してくれましたね。
そして、こちらも「あぶ刑事名物」――タカによるバイク・アクション。
この際、ユージが彩夏に対し、





「タカのショータイムだ」



って呟いてね。
まさに、このあとはタカの見せ場でしたね(笑)。
バイクを走らせながら、ショットガンをぶっ放してね。対する海堂も、車を走らせながら発砲してきてね。
で、すれ違いざまに勝負は決まりました。
直後、車ごと海へと落下する海堂――。
そのあとはね、あぶ刑事らしい大団円というか・・・まあ、彩夏は一度、故郷に戻ったようですが。
このとき、タカもユージも、彩夏に未練タラタラでね(笑)。っていっても、恋愛感情ではないけど。
ともかく、ユージなんかは「探偵には美人秘書が・・・」なんて台詞をね。
で、直後、その話を聞いてたわけでもないんですが、カオルがタカ&ユージ探偵事務所にやってきて、





自らを「美人秘書」いって、売り込んできてね(笑)。



それに対し、タカとユージが、





「間に合ってます!」



と、CMでも流れたやりとりがね(笑)。
そんなわけで、本編は終了。途中、昔の映像と音声が差し込まれたうえで、





近藤課長による「この、大馬鹿者!!」



なんて演出もあって、うれしかったです(笑)。

本編の上映終了後、舞台挨拶がありましてね。


この席で、仲村トオルが「あぶ探、やりましょうよ。猫を探して、最後にスナック・カオルで謎解き的な」「カオルさんも出演できるし」みたいなことを笑顔で語ってましたね。
それに対し、柴田恭兵が「断る権利がある」、舘ひろしが「バカにしてんのか?」と(笑)。
でも、「あぶ探」、ちょっと見たい。
この仲村トオルの構想が、前回の記事で紹介した「『あぶ探』とでも、呼ばれてろ~!」というアドリブにつながるわけです(笑)。
でね、この舞台挨拶のとき、予めSNSなんかで募集していた質問がいくつか読み上げられたんですが、「あぶ刑事といえば、漢字2文字のサブタイトルですが、今回の映画にサブタイをつけるとしたら?」ってものもあってね。それに対し、





原監督「復活」っていってね。



まさに復活だろうね。前回記事の冒頭で、「さらば」より今回のほうが「あぶ刑事らしかった」といえるかもしれません、と書きましたが、そう思ったのはオレだけじゃなかったと思う。多くの観客の中で共有された認識じゃないかな?
まさに「あぶ刑事シリーズの一作品」――同窓会的な雰囲気は、いい意味で感じられなかったと思う。
とはいえ、続編は難しいでしょうね。作風、設定、ストーリー的には可能だと思いますが、主演のふたりが揃って70代だし。
次回作、80で動けるかな? 動けたとしても、80の人間がドンパチで敵を倒すというのも違和感が・・・。
まあ、そうはいっても、彩夏をアシスタントにしたタカ&ユージ探偵事務所の話も、見てみたい気はします(笑)。
カオルはスナック・カオルのママで(笑)。トオル、ナカさん、瞳ちゃんも出してもらってね。

そうそう、横浜市の広報誌で――



こんな写真が(笑)。

舘ひろし、柴田恭兵と、横浜の山中市長が対談した企画もあったんですが、ここで舘さんが、





「横浜は人も景色も潤っている『濡れた街』」



いってましてね。これ、まさにそのとおりなんですよね。舘さんとしては、そんな横浜が好き、と。
で、恭兵さんが、





「撮影の時に走り回った、ちょっとした路地も一つひとつが、横浜という街を作っているピースだと感じています」



いっててね、これもそのとおり! (笑)
まずね、横浜ってウェットな街なんですよ。単純に「海や川、あるいは運河が多い」ってのもありますが、「開港以来」「明治大正以来」「昭和以来」の景色が残ってて、どこか懐かしく、そして「必ずしも古いものを否定せず、あえて残す」といった人情というか、心意気が感じられてね。
このとき、舘さんとしては横浜の対比として、東京を「ドライな街」と表現しててね。もちろん、そんな東京も好きですが、やはりどこかウェットな横浜が好きですね、私としても(ってか、東京もいい意味でウェットな部分もあるとは思うけどね。ただ、そういう部分は横浜のほうが大きいかもね)。
また、恭兵さんがいってた「路地」、この名もなきスポット――必ずしも綺麗な建物、街並みだけでなく、汚く古い場所もあるそれらも込みで、横浜なんですよ。
つまりは「陰と陽」。あぶ刑事のTVシリーズのころなんか、陰の部分もまだ色濃かったもんです。
ま、おふたりとも横浜との付き合いは長いですからね。街に対する理解も深いですよね。

ってわけで、二回にわたり、「帰ってきたあぶない刑事」の感想を書いてみました。
もう一回くらいは、劇場でも見たいかな。

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It’s Show Time! 帰ってきたあぶない刑事 感想

2024-06-01 23:39:43 | あぶない刑事

ネタバレ注意!

横浜の開港記念日にUPできるとはね(笑)。いや、狙ってやったわけじゃなく・・・こういうご縁みたいなものも、あるんですかね(笑)。

さて、感想です。
ホント、よかったわ。正直、「さらば」より今回のほうが「あぶ刑事らしかった」といえるかもしれません。
いや、「さらば」もよかったけどね。ただ、「さらば」はちょっと同窓会というか・・・「卒業式」というべきかな? そういう雰囲気もあった気がしますが、





今回は「終始、あぶ刑事シリーズの一作品」ってノリでしたね。



「長いシリーズの中の一作品」っていうか。いい意味で「次回作への繋ぎ」的な感覚。
わかりやすくいえば、「TVシリーズの中盤」的な。「作品の流れが続いており、さらには最も脂が乗ってる時期のお話」というか。
そんなわけで、楽しめましたね。

ストーリーとしては、「刑事として定年退職を迎え、ニュージーランドに渡り、探偵業をやりながら悠々自適に暮らしていたタカとユージだが、現地で問題を起こし、探偵ライセンスを剥奪される。さらには、国外退去を強いられ、8年ぶりにハマに帰ってくる」といった導入でね。
このOP、よかったな。「横浜の夜景の中、ふたりを乗せる車が高速を降り、埠頭へと向かう。その突堤で佇むタカとユージ。やがて彼ららしい、陽気なやりとりを」って感じだったんですが、導入部から「あぶない刑事」(TV版のOP曲ね)が流れててね。この演出、見習うトコがあったかな。
で、この際、タカがステラ・リー(吉瀬美智子)の姿を見かけて――。
その後、横浜でも「タカ&ユージ探偵事務所」を開業したふたりだったんですが、留守を預かっていたユージのもとに、永峰彩夏(アヤカ。土屋太鳳)という若い女性がバイクで乗り付けてきてね。
その間、タカは馴染みのチャイニーズマフィア・フェイロン(岸谷五朗)のもとを訪れていてね。埠頭で前述のステラが乗った車がフェイロンのものだったので、そこから彼とステラの繋がりを察し、「あの女はナツコではないか?」と問い質します。
まあ、オチとしては「ステラ=ナツコ」なんですが・・・このナツコ、彩夏の母親でもあります。
彩夏としては、この母親の探索をタカ、ユージに依頼することになります。
で、ナツコというのが、「昔、横浜のクラブで歌っていた歌手(あえて『ヴォーカリスト』とはいいません/笑)」で、タカ、ユージ、そしてフェイロンを始めとする多くの男を虜にした女でした。
こんとき、回想シーンが入ったんですが、タカ、ユージ、フェイロンが若い姿で映っててね。最初、このときのタカ=舘ひろしを見て、「昔の映像?」と思ったんですが、ユージ=柴田恭兵が髪型はいまのものだったし、シリーズ初出演であるフェイロン=岸谷五朗まで若い姿で・・・特殊メイクや、あるいはCGとは思えないしなぁ? なんか、そういう映像技術なんですかね?
そんなナツコの娘である彩夏は、すぐにタカ&ユージと馴染んでね。
ふたりの住居にもなっている探偵事務所のベランダで、「彼女とユージが陽気に踊って、それを眺めていたタカが、ふたりに微笑みを向けながら、グラスを傾ける」ってシーンがよかったですね。
この彩夏、「タカかユージ、どちらかの娘かも?」なんて話も上がってましてね。
その話題になったときの、タカとユージのやりとりもよかったです。

ユージ「タカが(ナツコと)付き合ってるって知ってたら、手出さなかったよ」
タカ「オレだって・・・」

これ、「“たしかにモテた男”同士の友情」だよな。どちらか一方でも「中途半端にしかモテなかった奴」だったら、知ってても手出して、それで友情が壊れてたかもね。

この間、捜査課長になって久しいトオル(仲村トオル)と、瞳ちゃん(長谷部香苗)も出てきてね。
トオルが「猫でも探している、あぶなくない探偵――





『あぶ探』とでも呼ばれてろ~



なんて言っててね。この台詞、仲村トオルのアドリブらしいですが、後の舞台挨拶時のコメントに繋がっていきます(笑)。
まあ、直後、タカとユージが港署に姿を現すと、昔の「ちょっとヘタレな後輩キャラ」に戻るんですが、それに対し、瞳ちゃんはちょっと違ってましたね。
あの、タカとユージのことを全肯定だった瞳ちゃんが、今回は「課長! ガツンと言ってやるんじゃなかったんですか」なんて台詞も。
まあ、女は年取れば、逞しくなりますからね。箱入り娘だった瞳ちゃんも、タカとユージに対し、ちょっと当たりが強くなることも、あるのかもしれません。
で、ほかのレギュラーキャラとしては、まずはナカさん(ベンガル)
「さらば」では定年後、屋台のラーメン屋をやってたナカさんでしたが、今回は情報屋になってました。
絡みはタカとのみで、ユージとは絡んでませんでしたね。タカと飯食いながら、海堂巧(早乙女太一)の情報も。
この海堂が、タカとユージが射殺した銀星会会長・前尾源次郎(柄本明)の息子でね。それゆえに、ナカさんも最初は「鷹山、おまえは知らないほうがいい」なんて台詞も口にしてましたね。
もうひとり、肝心な人を忘れてはなりません。
カオル(浅野温子)もハマに帰ってきてました。
カオルはね、もう早い時期、それこそ1作目の映画からコメディリリーフですよね(笑)。ストーリーに絡んだのって、最初のTVシリーズの数話だけじゃないかな?
ちなみに、今回の彼女の衣装や髪型、






きゃりーぱみゅぱみゅを意識したものだったそうです(笑)。



何気に、時代に沿った(?)出で立ちなのね。

作中、所々で昔のBGMが流れてきたのは、うれしかったたですね。
とくに「Cops And Robbers」。小比類巻かほるによるヴォーカル部分はなかったかもしれんけど、この曲は未だに燃えるものがあるね(笑)。
あと、彩夏役の土屋太鳳が歌って、その流れで回想シーンになり、ナツコが同じ曲を歌うことになるんですが(前述の『タカたちが若返ってたシーン』ね)、これも最初のTVシリーズから使われてた曲じゃないかな?
で、番外編としては、





カオルによる「大都会」(笑)。



まあ、カオルが歌ってたんですが、これは笑いを取りに行った演出でしょう(笑)。
そういえば、ナツコの女優さんって、誰だったんだろ? ステラは整形した設定のようだし・・・やはり映像技術によって、吉瀬美智子が別人のように映ってたのかな?
ちなみに、ステラの整形については、彼女を「ナツコである」と直感したタカが、彼女のことを後ろから抱きしめつつ、





「顔を変えても、抱きしめればわかる」



なんて囁いてね。いかにもタカらしい、気障な台詞、気障な演出ですよね(笑)。

早瀬梨花という役で、西野七瀬が出てたんですが、まあ、トオルの部下、すなわち、港署の刑事でね。そのトオルに命令されてタカを尾行してたんですが、港が見える公園にて、タカに感づかれてましたね。
この辺は「場数の違い」ですよね。
で、その後、海堂の手の者たちと戦闘になり、タカとユージ(港署の若い刑事たちも)がどうにか撃退したんですが、この際、梨花がタカに手錠をかけてね。
タカがやはり気障なこといったのかな? そのせいか、梨花が「『口説かれそうになったら、手錠をかけろ』と、町田課長が」いってね。それに対し、タカが「あいつ・・・」と(笑)。
この戦闘、もう刑事ではないタカとユージは、銃を持ってないわけでね。当初は格闘戦だったんですが、ふたりとも相手に手も足も出なくてね。ユージが苦し紛れに、「これぞ、ホントの老いるショック」なんてね(笑)。
ピンチでも軽口叩ける辺りが、ユージらしい(笑)。
まあ、老いたりといえど、タカもユージも強いけどね。相手が(格闘戦では)強すぎるというか。
そうだ、このとき、梨花が落とした拳銃をタカが拾い上げて、敵にぶっ放してね。そのあと、人差し指だけ立てた手を自らの口元にそっと寄せてね。この辺もタカらしい気障な仕草ですよね(そりゃ、令和の若者である梨花なら、警戒しますよね/笑)。

まだまだ書きたいことがあるんですが、ちょっと長くなりそうなので(既に長いかもしれませんが/笑)、また後日に。

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井上尚弥vsルイス・ネリ

2024-05-07 21:51:50 | スポーツ


ってわけで、行ってきました。



東京ドームは、氷室のラスギグ以来かな?

まあ、1Rから衝撃的でしたよ。





尚弥、まさかのダウン。



初っ端からだもんなぁ。オレも周りの客も、いや、ドーム内の全員が静まり返った瞬間でした。
その後、ネリがラッシュを浴びせてきてね。会場はもう、悲痛の声も混じった声援になってましたね。
尚弥としては、キャリアで初めてダウンを奪われたかもしれませんね。
ただね、ダウンを喫した直後、モニターに映った尚弥が冷静な表情を見せてたのよ。また、ネリのラッシュに対しても、やはり冷静に捌いてた感じがしてね。
なにより、まだ1Rなので、見てるオレのほうも比較的、冷静でいられましたね。
もちろん、それでも緊張感はありましたけどね。今まで見てきた多くの試合と比べれば。ネリはパンチがあるからね。
とはいえ、





ドネアとの初戦を見てたときの緊張感のほうが、圧倒的に上でしたね。



ドネア戦(初戦)は、尚弥が眼窩底骨折を喫するほどで、ドネアの強さが際立ってましたからね。
で、2R、尚弥が左フックで早くもダウンを奪い返した瞬間、「ああ、勝ったな」と思いました。
その後は尚弥のペースでしたよね。まあ、ネリも強いから、そして1Rのダウンもあるから、会場全体に微妙な空気みたいなものは流れてましたけどね。
尚弥がノーガードでネリを挑発するシーンもあったもんだから、オレの隣に座ってた兄ちゃんなんかは、「お願い! ガードして!」なんて声も上げてたし(笑)。
尚弥が二度目のダウンを奪ったあとも、「もう決めちゃって!」って雰囲気があったんじゃないかな。それくらいの緊張感はありましたね。

で、6Rに三度目のダウンを奪って、尚弥のTKO勝ち。最後は右フック、ショートフック気味のパンチだったかな。
正直ね、「尚弥を止められるとしたら、ネリかな?」なんてことも思ってましたが・・・モンスターの快進撃は、まだまだ続きそうですね。



この日は、弟の井上拓真(やはり世界チャンピオン)も防衛に成功しましたね。ってか、拓真も1Rにダウンを奪われつつも、ね。
また、武居由樹が世界王座奪取に成功。ユーリ阿久井政悟も王座防衛。
それぞれの対戦相手であったマロニー、桑原拓、石田匠も、めっちゃ強かったです。

それにしても、日本のボクシングシーン、盛り上がってますよね。個人的には、中谷潤人、寺地拳四朗なんかにも注目してます。このふたりと尚弥は、今後も勝ち続けていくと思います。
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GTOリバイバルと、「不適切にもほどがある!」(終盤から最終回)

2024-04-06 22:47:31 | ドラマ
反町に歌唱力を求めてどうする? (笑)



オレら世代にすれば、「あれはああいうもの」という認識なんですよ(笑)。「歌い出しのメロディが、吉川のモニカの歌い出しに似てる」とか、そういうのは超越してるんです!

それにしても鬼塚先生「Z2でウーバーのバイト」って、贅沢ですね(笑)。あるいはゼファーをZ2仕様にしてるのかもしれませんが、それにしてもね。
まあ、昔のノリは出てましたかね。初回放送時に生徒役だった人たちが案外、早く出てきて、それなりにストーリーに絡んでたせいもあってね。
「初回放送時のキャラ」といえば、藤木直人演じる冴島龍二。当時、「なんで龍二と冴島をごっちゃにしたんだろ? ふたりともいいキャラなのに」思ったもんです。って、ドラマのGTOはほとんど見ることができませんでしたが(反町版もEXILE版も。前者の再放送はチラホラと)、マンガ(原作)とその前作にあたる「湘南純愛組」は読んでたんでね。
ってか、龍二、偉くなったなぁ。
そして、





冬月ちゃん(松嶋菜々子)。


ラスト、反町夫妻が同じ画面に納まってましたね。




冬月ちゃん、初回放送の最終回でCAさんになってたんだってね。鬼塚との関係は不明ですが、まあ、いい雰囲気ではありましたよね。元生徒たちにも冷やかされてたし(笑)。
今回のヒロイン・ポジションといえるのは、綾原先生。原作の冬月ちゃんを「ちょっと口うるさい優等生キャラ」にした感じがして、松嶋さんの冬月ちゃんよりも、こっちのほうが(ある意味で)原作の冬月先生に近いかもしれません。
で、その綾原先生を演じた岡崎紗絵が、制作発表時かなんかに、





「もう自分は生徒役ではないんだな、という寂しさも・・・」



なんて、笑い交じりに語ってましたが・・・オレのようなおっさんから見れば、





岡崎さんだって、制服着せれば充分、女子高生に見えると思うけどなぁ(笑)。



20代後半の美人さん、それも彫が深いタイプではない、かわいらしい顔立ちの20代美人だから、行けると思うんだが。
もちろん、若い人から見れば、「JKとしてはキツい」ってなるかもしれんが、GTOの視聴者って、おっさん、おばさんでしょ(笑)。
そういえば、今度、松本穂香が女子高生役をやるらしいですが(岡崎さんと同年代だと思う)、この人はさらに顔が幼いし、なにより「1995年の女子高生」って話だから、充分に務まるでしょう。まあ、auのCMでもまだ女子高生役ですが、あれは半分、コントですからね(神木君も高校生役だし/笑)。
ってか、20代後半の女優さんでも、「平成時代劇」や、あるいは「昭和末期が舞台となっている作品」なら、高校生を演じることができるでしょうね。いつの時代も、「昔のティーンエイジャー」というのは大人っぽく見えるものです。
もう一方のヒロインは、市川すずか。こっちは生徒で、八木莉可子が演じてました。
アナザースカイに出てる人で、「おとなりに銀河」でもヒロイン演じてた人ですね。ってか、岡崎さんより八木さんのほうが大人っぽい顔立ちな気もするが(笑)。

まあ、そんな感じで、GTOリバイバルについて、書いてきましたが・・・オレ、そんなに思い入れないんですよ、この作品(笑)。
もちろん、反町という俳優さんは好きだけどね。
ってか、マンガも前作である「純愛組」のほうが好きだったんですよ。ですんで、鬼塚英吉というキャラの呼び方は、





「鬼塚」というよりも「英吉」です、



オレにとっては(笑)。世間話で、反町とかGTOの話題になっても、「英吉」と言ってしまう。
まあ、オレの中では「鬼塚」と「英吉」は「似て非なるもの」ではあるんですが・・・それでもこのリバイバルは、やっぱり楽しかったです(笑)。

レギュラー放送のドラマでは、「不適切にもほどがある!」がおもしろかったですね。
まあ、この作品のことはこちら(『不適切にもほどがある!』)でも。
正直、当たりはずれもあったとは思います(笑)。それでも、「最後まで楽しめた」といえるかな。
2024年にやってきた、10代のムッチ先輩(磯村勇斗)が、1986年に戻るバスに乗った直後、その息子である秋津君(磯村勇斗の2役)に連れられた2024年のムッチ先輩が姿を見せてね。
で、その50歳のムッチ先輩、





キャストが彦摩呂になっててね(笑)。



それを見た市郎(阿部サダヲ)が、ムッチ(2024ver)とバスの方向を交互に見つめたうえで、ちょっと口をパクパクさせながら、





「これ・・・っつ・・・なんて言っていいか、わかんねぇよ」



ってね(笑)。これ、爆笑したなぁ。
まあ、彦摩呂も、若いころはカッコよかったんだけどね(笑)。
作品のラストとしては、「さらに年取った井上君が掘ったタイムトンネルへ、市郎さんが」って感じでね。やろうと思えば、続編できますよね。
「今度は過去に行って、江戸時代の侍やら町人やらと・・・」なんてね。って、「未来の次は過去」って、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいですが(笑)。
コメント (2)
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