アユタヤで昼寝

アユタヤ在住。海外転出しての、アメージングなタイ王国での暮らしの日々を‥‥‥

インラック・シナワット

2014-05-10 23:59:33 | 日記
インラック・シナワット タイ王国第36代首相。在任2年9ヶ月2日(2011.8.8~2014.5.7) 1967.6.21チェンマイ県サムカムペーン郡生まれ、170cm、9人兄妹の末っ子、アヌソーン・アモーンチャットと事実婚(タイでは多いです)男児1人(スパセーク)。チェンマイ大学政治学部、ケンタッキー州立大 行政学修士、AIS(携帯電話)ACアセット(不動産)で取締役を歴任。2012.3.6~9日本公式訪問。
7日に憲法裁判所で高級官僚の人事(2011にタウィン国家安全保障会議事務局長を首相顧問にした)に関して違憲と判断され、人事承認閣議に出席した9人の閣僚とともに罷免されました。
また現在、米担保融資制度に関わり汚職と巨額損失を知りながら無視した職務怠慢のかどで、上院での弾劾がすすめられていて、これが成立すると5年間の公民権停止となります。

2011年の大洪水は、ダムの貯水についての判断ミスという人災の面が大きいです。其の責任者は農業相、そして首相。米担保融資制度は以前からあったのですが、彼女が始めたのは2011年10月から、市価の4割高の価格で買い取るという物です。其の為2012年には、1981年以来の米輸出世界一の座から転落するという事態に。この制度についてはIMFやエコノミスト(内外の)にも反対されています。現在、巨額の損失を出して、貯蓄米を売却しています。
そして、2013年の10月にタクシン恩赦法案と上院の全議員公選化の法案を上程して、現在の混乱を起こして失職したのです。現在、残っている閣僚の中からタクシンの番頭と言えるニワットタムロン・ブンソンパイサンが首相代行に就任してタクシン体制を継承しています。

すごく単純に言えば、主導権争いです。旧財閥と新興財閥の。タクシン派は民主主義を掲げていますが、タクシンは民主主義を目指しているのではなく、ひたすらファミリーの財産と地位を目指しています。彼が恩赦を受ければ、収監されることなく帰国出来るのと罰金として収用された460億バーツが戻ってくる、ということが多くの人々から反発を受けているのです。それが現在のデモを生んでいるのです。
デモで不便だけれど、デモを支持するという人も多くいるのです。

まだまだ混乱は続きそうです。異邦人としては静観するのみですが‥‥‥‥小さな声で、タクシン帰るな、シナワット ファミリー出て行け!


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