翁の徒然なる日々

日々是自遊

母と娘の心の距離

2022-10-09 11:30:00 | 日々の徒然
今月3日から始まった連続テレビ小説(朝ドラ)『舞いあがれ!』を一週間視聴し、今回はその感想を含め日頃思っていること書いてみました。
物づくりの町、東大阪で生まれ育った小学3年生の主人公ヒロイン舞、身体が弱く、2年生の終わり頃から原因不明の発熱を繰り返し、学校も休みがち、医者の勧めもあり、母親めぐみの実家がある長崎、五島列島へ転地療養のため母と娘二人で帰郷する。
五島では、一人暮らしの祖母・祥子が待っていた。突然帰って来た娘めぐみを訝しく思っていた祥子。娘と孫のやり取りを見て、何となく違和感を抱く、それは、孫が母親に自分の気持ちを素直に話せていないことだった。
そして、祖母は、このままでは、孫は母親の顔色ばかり伺い、自分の気持ちを素直に表現出来ない子どもになってしまう。それが発熱の原因ではないか? と感じ、めぐみに舞を残して一人で帰れと告げる。そして、めぐみ舞を母祥子に託し東大阪へ帰っていった。

今までの第1週5回の話しは概ねこんな感じだったと思います。

私は、ふと、母原病と言う言葉を思い出しました。今から40年ほど前に何かと話題になった言葉です。
詳しい内容は忘れましたが、「育児に於いて、母親の影響が子の心のストレスになって表れる」というものだったと記憶しています。ただし、この母原病という言葉は、ある精神科医が唱えた言葉だそうで、特に科学的根拠はないとされています。
 
翁は自動心理の専門家ではないし、もちろん精神科医でもありません。新朝ドラ『舞いあがれ!』の第1週のサブタイトルは「お母ちゃんとわたし」でした。つまり、母と娘の心の距離が第1週のテーマだったと思います。

参考になったブログ
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「普通の家庭の子」の精神が追い詰められるワケ

「うちは子どもに愛情を注いで育ててきたつもりだ」「自分で言うのもなんだけど、わが家はいい家庭だと思う」。お子さんのことで悩みながらも、このように考える親御さんは...

東洋経済オンライン


翁は子育ても妻に任せっぱなしだったので、何を今さら偉そうに、と叱られそうですが、最近、親と子の関係では、何でも母親が先回りしてやってあげているような気がしてなりません。子が親にべつたりするのでなく、親が子にべつたりしているようにも思います。

まぁ、子どもたちがいつ事件や事故に巻き込まれかねない今の世の中、子どものことを思うとそれも仕方がないことですが。

兎に角、子育ては昔も今も難しい大仕事です。政治の責任もあるでしょう。世のお母さんたちには、子どものことだけでなく自分の心にも少し余裕を持ち、国の宝である子どもたちを育てて欲しいと思っています。

終わり