デジタル通貨でのサラリーマンの給与の支払いが来年度にも可能となると報じられました。
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そんな時代が来るのかぁ、ちょっと複雑な気持ちですね。
翁のサラリーマン時代、給料は現金で頂いていました。賞与の時は、あいつの方が少し厚いなんて思っていましたが、僅か一年ほどで銀行振り込みになり、給料袋に明細書が一枚、そして給料袋も無くなり、紙一枚の給料明細書だけになりました。
ボーナス時期なは、銀行の窓に「ボーナスは当行へ」とか「当金庫へ」と貼ってありました。行員さんが一万円札を扇のように広げて指で数える姿もニュース映像で流れていました。
それが、スマホに入るとは、確かに銀行のATMに並ばなくていいので、手間が省けて便利だとは思いますが、昭和・平成時代のサラリーマンにとっては何となく味気ないですね。
そうすると街にある銀行は、一体何?と思わざるを得ません。現金を引き出さなくていいなら、駅前には要りませんよね。お金を借りないなら銀行には縁がなくなります。まぁ、年金生活者はそうもいかないので、給料日(年金支給日)にはATMに並びますが。
そして、税金や公共料金などもスマホ決済サービスが充実されれば、銀行窓口の行員さんもいなくなるかもしれません。
自動車も完全自動運転の実証実験が始まったとのニュースを見ました。そもそも運転席がなく、ももちろん運転手さんはいません。将来的には路線バスも自動運転になるかもしれません。
昔は、路線バスには女性の車掌さんがいて、「発車オーライ、次は〇〇〇〇前です」などと案内してくれました。それがいつの間にかワンマンカーになり、将来は、運転手もいなくなる。
電車でも改札口には、カチカチ音を立てて駅員さんがはさみを入れてくれました。今は自動改札で偶に扉が開かなくなる時もありますが、スマホをかざせば通れます。
都心の百貨店(デパート)に買い物に行けば、入口はもちろんエスカレーターの脇に店員さんがいて、「いらっしゃいませ」と頭を下げてくれました。エレベーターに乗れば、「次は〇階でございまぁ〜す、紳士服はこちらでございまぁ〜す」などと案内してくれました。今はそんな夢の宝石箱のようなところはどこを探してもありません。
今スーパーではコロナ禍もあり、ほとんどがオートレジになり、レジ打ちのパートさんの姿は少なくなりました。
テレビでもニュースはアナウンサーさんではなく、AIが原稿を読み上げています。現在NHKBSで再放送されている連続テレビ小説(朝ドラ)『本日も晴天なり』のヒロインのような女子放送員は、女子アナウンサーとなり、さらに将来は全てAIになる?、やはり味気無いですね。
あの、銀行員さん、駅員さん、バスの運転手さんや車掌さん、デパートの店員さん、そして放送局のアナウンサーさん、その他諸々、一体何処へいったのでしょうか?
国民年金保険料を65歳まで納めるのなら、アナログのままでいいので、65歳、いやそれ以上働ける場所が欲しいなぁと思います。
いつもの戯言です。ご放念ください。
終わり