翁の徒然なる日々

日々是自遊

明日のことを思いわずらうことなかれ・・・

2022-11-30 11:30:00 | 日々の徒然
霜月11月も今日で終わり、明日から師走12月、歳のせいか一年経つのが年々早く感じます。

以前、NHKの『チコちゃんに叱られる』という番組で、「何故歳を取ると一年が早く感じるのか?」という問いに対して、5歳児のチコちゃんは「年をとるとトキメキが無くなるので、それだけ一年が早く感じる」と答えていました。

なるほどトキメキね。そうかもしれません。

ウンザリすることは掃いて捨てるほどありますが、何かでドキドキ、トキメクことはほぼありません。全くちむどんどんしないのです。



右を見ても左を見ても、やれ、霊感商法だ、質問権行使だ、宗教二世だ、被害者救済法だ、なんて言われても、そんなことに全く縁のない者にとっては、何のこっちやなのです。

批判を覚悟で敢えて言わせて頂ければ、我慢強く一緒にいたがもう限界のモラハラ夫、わがままな子共たち、ろくに親の世話もせず、あわよくば親の財産が欲しくて何かと口を挟む兄弟姉妹など。

そんな家族、家庭で心の中に埋めがたい隙間ができて、何かに縋りたいと思うのは誰にでもあること、ある人はスポーツ、登山や旅行、絵画や音楽などの芸術、趣味、お友だちとの触れ合いなどで埋めています。

しかし、それでも埋まらない時に宗教に縋るようになってしまうのではないかなと思います。あくまでも想像ですが。

巷には在来仏教など多くの寺社仏閣がありますが、一般の人の悩みに対しては、聴いてはくれませんし、何もしてくれません。ただお賽銭箱にお金を入れて勝手に拝むだけ。

それに対していわゆる新興宗教は、勝手に、家庭や家族関係にズケズケと入ってきて、引っ掻き回し、お賽銭どころか全財産を狙うハイエナのよう。

オレオレ詐欺でよく注意されるのが、「お金の話が出たら詐欺だと思って」です。でもお金話が出た時点ではもう既に抜けられなくなっているのでしょうね。きっと、わかりませんが。



昨年の今頃、NHKBSで再放送されていた連続テレビ小説(朝ドラ)『マー姉ちゃん』の中で

長女マー姉ちゃんこと磯野マリ子の絵の才能を見込んだ母親磯野はるさん、娘たち三姉妹と全財産を持って上京します。マリ子を画塾に入学させ、次女マチ子を漫画『のらくろ』で知られた田河水泡に弟子入りさせます。

元々熱心なクリスチャンだった母親はるさん、教会活動などを通じて何かと困っている人に惜しみなく手を差し伸べていました。そんなある日、母親はるさんは娘たちに「我が家にはもうお金が無い」と告げます。

それを聞いたマー姉ちゃん以下三姉妹は絶句、長女のマー姉ちゃんことマリ子は画塾をやめ、挿絵画家に、次女マチ子は田河水泡の内弟子なるも寂しくて家に戻り、若手の連載漫画家として家計を支えます。

母親磯野はるさんはとにかく他人の窮状に黙っていられないタイプで「明日のことを思い煩うことなかれ」が信条の人。

お金や物に執着が無く、困っている人を見ると、娘たちに黙って気前よくあげてしまう、そのため娘たちは母親を「独裁者」と呼び、これ以上お金を使わないようにと警戒している。

そして、神様を信じて正しく生きていれば、やもめとみなしごの家に粉の尽きることはない」と豪語する始末。

もちろんドラマの世界のことですので、真偽のほどはわかりませんが、あの国民的アニメ『サザエさん』の生みの親、長谷川町子さんの母親は信仰心のある人物として描かれていました。

正直、今年7月8日の故安倍元総理銃撃事件での山上容疑者の犯行動機が旧統一協会に関係すると聞いた時、咄嗟に、そう言えばと、『マー姉ちゃん』の母親磯野はるさんのことを思い出しました。

でもマー姉ちゃんたち三人姉妹は、教会を恨むことはせず、それぞれができる範囲で母親に協力します。当たり前ですね。このように、深刻になりがちな信仰の話も明るくサラッと流します。そして、遂にあの『サザエさん』が世に出ることに。

朝ドラと現実を一緒にするな、とお叱りを受けるかもしれませんが、似たような話でありませんか、磯野家の三姉妹も言わば宗教二世、もちろん三姉妹は人を殺めるようなことはしませんでした。

いつもの翁の戯言です。できればサラッと流しご放念ください。

終わり


備考:カバー画像は「©︎いらすとや」さんのイラストを使わせて頂きました。感謝!

皆んな仲良く相談しようそうしよう・・・

2022-11-29 11:30:00 | 日々の徒然
もうすぐ12月、気のせか日差しが無いと肌寒く感じます。

サッカーワールドカップは、今週末で決勝トーメント進出チームが出揃います。サムライたちの決戦は金曜日の早朝、勝っても負けても悔いのないように頑張ってください!!



ビッグイベントの東京2020オリンピック、パラリンピックを巡る数々の疑惑、今度は大手広告代理店間の談合だそうで、もう呆れて物が言えません。

過重労働で二人の社員を過労自殺に追い込んだ電通に加え、博報堂や東急エージェンシーまでも、もう金に狂った業界としか言いようがありません。まさに利狂人の集まり。

現役時代「今年の流行色やファッションは我々広告代理店が創る」と豪語していた広告業界の方の講演を聴いたことがあります。マーケティングの専門家なので、そうなのかもしれませんが、これこそまるでマインドコントロール、庶民を見下したような言動でムカッとしたことを思い出しました。

テレビ界隈を取り仕切る彼らこそ本当の巨悪だと思いますが、学生さんには就職したい会社なんですよね。まったく、、、。

そんな拝金教の総本山のような広告業界、今のようなネット広告が多くなったのにそれをわざわざ多額の広告費を払って(献金して)消費者を煽り騙そうだなんて、広告費が削減できれば消費者も物価が下がって良いかもしれません。

でも、そんな単純な話でないのでしょうね。きっと。

先の高橋治之容疑者の一連の贈収賄事件から次々と明らかになった「平和の祭典」を巡るさまざまな疑惑。よくもまぁ日本人の誇りを汚してくれました。関連した会社や関係者の厳罰を望みます。

そして、電通を始め拝金教のような汚れた多くの会社。札幌の冬季オリンピックパラリンピック招致への影響も必至だと思います。大阪万博は大丈夫なのでしょうか?


大落古利根川にて、皆んな仲良く

終わり


備考:カバー画像は「©︎いらすとや」さんのイラストを使わせて頂きました。感謝!!




勝負というのは・・・

2022-11-28 11:30:00 | 日々の徒然
いや~昨日は、何かと大変な一日でした。

 まずは、午前11時から午後5時まで、『ポケモンGO』のグローバルイベント「ウルトラビースト出現!」が行われ、「アクジキング」「ウツロイド」「デンジュモク」などがレイドバトルに登場しました。

 バトル可能なレイドパスが普段の2枚に+5枚が貰え、計7回レイドバトルが出来るので、買い物がてら、久しぶりに春日部駅周辺にあるジムを巡りました。

 今回出現するポケモンは図鑑に登録されていますが、個体値の高いポケモンを狙い、7カ所のジムを周り、何とかゲット!!

 久しぶりに歩数が15000歩を超え、自分でもびっくり。後期高齢者の翁も、ことポケモンとなると不思議に歩けるのです(笑)。



さて、与太話はそれくらいにして、昨日は大相撲11月場所千秋楽でした。

 翁の推しの“茨城のまるちやん"こと髙安は先々場所もそうでしたが、千秋楽まで優勝争いを演じ、千秋楽の対阿炎戦に勝てば、悲願の初優勝でしたが、本割で阿炎に負け、大関・貴景勝と平幕・阿炎との優勝決定の巴戦になりました。

 最初に髙安阿炎が対戦、阿炎の立合い直後のはたき込みで髙安は土俵に腹這いとなり、しばらく立ち上がることができませんでした。脳しんとうかと思われましたが、髙安は「またダメかぁ~」と涙を流していたに違いありません。翁はそう思っています。 

 阿炎は次の大関・貴景勝にも勝って、初の賜杯を手にしました。休場明けの場所でしたので、あまり期待はしていませんでしたが、それにしても髙安が一度も抱いたことのない天皇賜杯を平幕の阿炎が抱くなんて、勝負ごとは下駄を履くまでわかりません。

 3場所連続の平幕力士の優勝🏆は史上初とのこと、言い換えれば、優勝決定戦まで辿りついた大関・貴景勝以外は皆不甲斐ないと言えます。もう一人の大関・正代は、負け越して大関陥落、大関復帰が期待された関脇・御嶽海は、大関に復帰どころか、これまた負け越し。

 横綱・照ノ富士がもし初場所を休場したら一人大関になってしまいます。万が一、大関・貴景勝が休場でもしたら関脇が最上位となる珍事の初場所になってしまいます。あぁ。



 次は、もちろんサッカーワールドカップコスタリカ🇨🇷戦です。勝てば決勝トーナメントに一歩前進でしたが、0–1で惜敗、最終決着は12月2日(金)まで持ち越しになりました。

 強豪ドイツ🇩🇪を撃破した勢いそのまま臨んだコスタリカ🇨🇷戦、初戦大敗で後のないコスタリカ🇨🇷の硬い守りを崩せず、ゴールマウスをこじ開けられませんでした。

 守りを固められると、いくらセンタリングを上げても身長の高いディフェンダーに弾かれてしまいます。

 逆に、カウンターで一瞬のスキを狙われ惜敗、本当に悔しいですが、あんなに守備的になられたら、突破は難しいと思います。ここは素直にコスタリカ🇨🇷チームの守備陣を褒めるしかありません。

 次は優勝候補の一角強豪スペイン🇪🇸戦。ウ~ンどうでしょうか?

 スペイン🇪🇸は、先の東京2020オリンピックの準決勝で対戦した相手、90分間と延長前半までは0ー0、後半残り5分で失点、久保建英選手の号泣シーンは忘れられません。

 そのスペイン🇪🇸戦、我が日本チームには当時のメンバーが今回も多いと言われていますので、強豪スペイン🇪🇸と言えども十分勝てるチャンスはあります。期待しましょう。



 元アスリートの末續慎吾さんが、東京2020オリンピックの時、お家芸と言われた陸上男子4×100mリレーで日本チームがバトンミスで失格したのを受けて、次のようにコメントしていました。
勝負というのは、勝つことと負けたり失敗することと両方に価値がある
と。

 スペイン🇪🇸戦にはもちろん勝って欲しいですが、仮に負けても、彼らを責める気持ちは翁にはありません。ここまで来ただけでも凄いとこですから。

 勝っても負けても、例え失敗しても、彼らがこれからの人生に何か価値や意味を見いだしてくれれば、それもいいと思います。それは彼らの人生ですかから。他人がとやかく言う権利はありません。

 それは大相撲の髙安関にも言えること、何度も優勝のチャンスがありながら、あと一歩で涙を飲んできた髙安関。今場所の負けも何らかの価値や意味があると思います。いつか弟子を指導する時があれば、きっと活きてくるでしょう。

 ガンバレニッポン!!

 そして、ガンバレ髙安関!!

 終わり


備考:カバー画像は「©︎いらすとや」さんのイラストを使わせて頂きました。感謝!

決まらない決められない地球号

2022-11-27 11:30:00 | 日々の徒然
サッカーワールドカップカタール大会、今夜は、日本チームの第2戦は対コスタリカ🇨🇷戦です。

既に勝ち点3を得ていますが、コスタリカ🇨🇷に勝ってグループリーグ突破を掴むのか、キックオフが待ち遠しく感じます。

なお、コスタリカ🇨🇷戦は午後7時からなので、今回は最後まで目を離さず見ようと思います。 



さて、キッシーこと岸田首相や林外務大臣も出席したG20、APEC首脳会議、そして、エジプトで開催され、環境大臣が出席したCOP27。など一連の国際会議が終わりました。

今回の一連の会議には、ジャアニズム国家のジャイアンことプーチン大統領は出席せず子分のペドロフ外相が代わりに出席しました。

全ての会議で浮き彫りになったのは、国際社会、世界の分断です。

欧米や我が日本などのいわゆる先進国と、発展途上国の意見の隔たり、或いは西側諸国特にアメリカとロシア、そして中国との対立が際立ち、何も決められない、決まらない会議が続きました。

その極め付けが国連、特に安全保障理事会では、先の大戦の戦勝国が未だにのさばり、拒否権という普通の会議では絶対聞かない権利を発動し、何も決められない、決まらない事態が続いています。

翁の若い頃は、国際連合国連の権威はある意味絶対だと思っていました。今思えば、あれは残念ながら幻想だったんだ、と思わざるを得ません。

ロシアによるウクライナ侵攻、北朝鮮の度重なるミサイル発射、そして気候変動による洪水災害など、地球規模の課題が山積している国際社会。

軍事力、特に核をチラつかせ、他国を脅威に晒す国が安全保障理事会を構成している現実を見るともう絶望感で一杯です。

開催されているサッカーワールドカップでも人権問題や同性愛云々を巡って何かと欧米諸国が開催国を批判しているようで、試合を見てもなんだかな~と思わざるを得ません。本当に西側も東側も北も南もどっちどっちです。



また、残念ながら、日本国内でも似たりよったりです。故安倍元総理の銃撃事件まで統一教会のことは、メディア界隈は全く報じることは無かったし、共産党以外の野党界隈は「統一教会」の「と」の字も言わなかったのに、憎っくきアベガーが倒れたことをこれ幸いとばかりに国葬を欠席、正義の見方よろしく被害者救済だぁ~と気勢を上げています。

そんなに救いたければ、政党助成金の一部を受け取らず救済資金にでも充てたらどうでしょうか。

まるでバックパスのように過去のことばかり問題にして、前に進もうとしない日本、これでは国民の気は晴れることはありません。

唯一の明るいニュースがサッカーワールドカップでの勝利だけなんて、見たくても電気が無くなったウクライナのような国の人たちや我が日本でも電気代が気になる家庭もあるのです。

まぁ、こんな感想文みたいな文書を書いてみても問題解決に何ら役に立つことはありませんが、少しはもやもや発散になるかもしれません。

今夜はグループリーグ突破をしっかり決めて、スカッとジャパン🇯🇵よろしく!!

終わり

えっ!ごみ拾いするとダメなんですか?!

2022-11-26 11:30:00 | 日々の徒然
サッカーワールドカップのグループリーグも2巡目に入りました。灼熱の国での練習風景がニュース映像で流れましたが、相変わらず長友佑都選手が元気に檄を飛ばしていました。

ベテランが率先して動くと若い世代の選手も負けずと動く。チーム一丸となって、コスタリカ🇨🇷戦もいい結果を期待します。

現地カタールの会場は多くのサポーターで盛り上がっていますが、多くの日本人サポーターの姿も。

その日本人サポーター、前回ロシア大会でも注目されましたが、試合後の清掃活動が今大会でも注目されており、開催国のカタールが日本人サポーターを表彰したそうです。
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世界が称賛する日本の「お家芸」清掃活動 カタールがサポーター表彰(産経新聞) - Yahoo!ニュース

サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会でも日本人サポーターによるスタンド清掃が世界から称賛を集めている。ドイツから歴史的な勝利を飾った翌日の24日には、大...

Yahoo!ニュース

さらに

日本を知る人なら驚きではない...サポーター「ゴミ拾い」、過去の掃除シーンと合わせて海外称賛(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース

11月23日、カタール・ハリファ国際競技場で試合を観戦した日本代表のサポーターたちの行動に、世界からの称賛が続いている。強豪ドイツを相手にした歴史的な勝利の興奮冷め...

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その一方、ある方のSNSで、日本人サポーターの振る舞いに奴隷根性などと投稿され、話題になっているとも報じられています。
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奴隷根性の表れか、尊い行動か…W杯日本人サポーターの“ゴミ拾い”めぐりSNSで場外乱闘(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース

 優勝候補のドイツを日本が2-1で破る歴史的な大会となったサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で、試合後、日本サポーターが観覧席でゴミ拾いしたことをめぐり、...

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前の記事は、日本人サポーターの振る舞いが日本人の美徳として称賛されているとの内容の記事ですが、
後の記事では、こんなことで喜んでいることが問題、奴隷根性だぁ~」と大王製紙元会長の井川意高氏が批判、さらに元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏も「身分制社会などでは、分業が徹底しており、観客が掃除まですると清掃を業にしている人が失業してしまう。文化や社会構成の違いから来る価値観の相違にも注意したい。日本文明だけが世界ではない」と批判したそうです。

もっとも、
井川氏は、あの大王製紙事件逮捕された人、舛添氏は、公私混同で都知事を辞めた人。
 
失礼ながら、こんな心の汚れた二人に言われてもねぇ、、、。

確かにそういう側面もあるかもしれませんが、カタールの大会組織委員会が表彰しているのに、何が気に食わないのでしょうか? 

翁が昔勤めていた時、勤務先のビルの横に、銀杏の大木があり、毎年、秋になると、黄色い落ち葉で地面一面がそれこそ黄色一色になっていました。

いつもビルを清掃してくれる清掃員の女性が一所懸命箒で掃いていました。沢山の落ち葉で大変ですね」と声をかけると「いいえ、黄金色のお金と思えば、全く苦になりません」とお答えになりました。

ウ~ンこの人達人?恐れ入りました、と感心したことを思い出しました。

前述のお二方は、もしかしたらごみ=汚いごみ掃除=清掃員、使用人がするもの=下級労働者」と思っていらっしゃるのでしょうか。日本ではごみを護美とも表記します。

ボランティアは金銭的対価を得ない無償の行為ですが、反面他人から褒められることで心の満足を対価として得る、とも聞いたことがあります。確かに目立ちたいだけと思う人もいるでしょう。

だからといって、奴隷根性だぁ~とか、人の仕事を奪うな、と批判しても現地の方が、称賛し表彰までしてくださる現実があり、日本人サポーターの振る舞いに、クレームをつけるわけではなくむしろ感謝してくださるのであれば、日本人の美徳として素直に評価しても良いのではないでしょうか?

いつもの戯言です。ご放念ください。

終わり