かへる 東の国探訪記

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グラーツの悲劇

2015-06-21 11:38:06 | 日記
昨日、墺国第2の都市グラーツで、とんでもない事件があった。
町の中心部ヘレンガッセ(日本式に言えばヘレン通りか)で、
1台の車が暴走し、人々の中に突っ込んではね、
さらに運転者は車から降りて刃物で周りの人たちに切りつけたというもの。
子どもを含む3人が亡くなり、負傷者も30人を超えたそうだ。

わたしがこの事件を知ったのは、昨日Facebookを見ていた時である。
一昨年、墺国を訪れて以来、墺国のニュースサイトや地方新聞のページを購読している。
普段は、地元の祭りや自然など、どちらかと言えば暢気な話題が多いのに、
昨日はわたしのウォールに物々しい写真とともに衝撃的な記事が続々掲載されていた。
グラーツ在住の友だち(Facebookの)も、「ショックだ」と書き込んでいた。

この事件の第一報を読んで、秋葉原の事件を思い出したのはわたしだけではないだろう。
現に、Yahoo!のコメントにも、件の事件と絡めたものが目立つ。
中には茶化したようなコメントもあって、不謹慎だと腹が立った。
いちばん腹が立ったコメントは「どうして、よその小さな国のニュースをこんなに大きく取り上げる」
という内容だった。
日本となじみがあろうがなかろうが、無差別殺人というのは大きなニュースだと思うのだが、
わたしは間違っているのだろうか。

現場の写真を見ると、容疑者(26歳、セルビアからの移民だそうだ)の乗っていた車の前部が大きく壊れ、
車の部品やはねられて壊れたと思われる自転車が散乱している。
パトカーが停まっている場所は、まさにグラーツ旧市街の中心部である。
それは、わたしが昨夏彼の地を訪れたとき、ソーセージを食べながら休憩した場所である。
記事によると、昨夜10時(日本時間)現在でも、現場近くは立ち入り禁止となっていた。
秋葉原の時は、わたしが訪れたその一週間後にあの事件が起こったのだが、
自分が行った場所で大惨事が起こると、とてつもなく複雑な心境になる。
写真を見ながら、心の中で手を合わせた。

亡くなった方々の冥福を祈っている。

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