神楽源五郎丸の うなぎ~たべたべ日記(名古屋・愛知うなぎ食べ歩きブログ)

「うなぎ屋」さんを紹介しています、 左サイドバーに「愛知・名古屋、岐阜の至高のうなぎ屋ランキング」を掲載

神楽源五郎丸の「うなぎ~たべたべ日記」です《ブログ》

ご覧いただきありがとうございます。
「うなぎ」の食べ歩きが好きです。多い時は週に3回~4回ほど食べます。
訪問した、名古屋、愛知県中心の「うなぎ屋」さんを紹介しています。
どのお店も先入観なしに食べた感想を素直に自分の言葉で書いています。
写真は1店舗につき1枚だけのUPです。
まずは名古屋の「うなぎ」を食べつくすのが夢です…(^^)/
よろしくお願いします。
お料理とお値段は訪問当時のものです。変更になっている場合があります。
左サイドバーに「愛知・名古屋、岐阜の魅惑のうなぎ屋ランキング」を掲載しています。

【愛知県半田市】十一八(じゅういちや)

2021年05月31日 | ◆十一八 愛知県半田市
知多半島道路の半田中央インターを降りて
半田市内へ向かって車を20分くらい走らせると
うなぎ専門店の「十一八(じゅういちや)」さんはあります。

ラーメン屋さんやスナックなどがはいる
店舗付き住宅の一角にあります。
表にも駐車場はありますが
右手から入る奥の駐車場も便利です。

1本うなぎを使用した「特上うな重」を注文。

地焼きならではの香ばしい香りと
柔らかい身の食感が特徴で
濃いめではありますが後味を残さない
スマートな印象のタレと合わせて
その味わいは比較的上品に仕上がっています。

平日のお昼時にお邪魔したのですが
何組かここの「うなぎ」目当てのお客様がいらっしゃって
地物と方々に支持されている「うなぎ屋」さんのようです。

全体的に胸のあたりから尾肉まで柔らかめで
スムーズに「うなぎ」を楽しむことができます。

長旅の疲れを癒してくれる「うなぎ」でした。


特上うな重 (肝吸付) 3.900円 (税込)

◆お店のデータ◆
愛知県半田市浜田町2-41-1
十一八(じゅういちや)
電話番号:0569-24-6021
営業時間:
11:00~14:00
16:00~19:30
定休日:水曜日

【名古屋市名東区】うなぎ「行(あん)」

2021年05月13日 | ◆行(あん) 名古屋市名東区
名古屋市名東区の本郷交差点を南下し
10分ほど車を走らせ
「高辻台中東」の信号交差点を過ぎた左側に
「うなぎ行(あん)」さんはあります。

お店の前に2台の駐車スペースと
道路を挟んで向かいの手前に
縦列で並べる駐車場が4台ほどあり
訪問した日は運よく
店前の駐車場が空いていたのでそこにイン。

茶色と白を基調にした店内は
落ち着いた雰囲気のカフェのようで
やや緊張しました。

早速メニューから
1本うなぎを使用した
「うな丼(松)」を注文。

運ばれてきた「うな丼」を見て
うわぁ~おしゃれ

って言葉がつい出てしまうぐらい
器やお膳の上の配色に
都会的なニュアンスを感じてしまいました。

ひとくち口に運んで…
思い浮かんだ言葉が

「神の手による
究極の「うな丼」降臨!!」


皮の感触は高級感のある春巻きのように
程よい硬さを保ちながらサクッとした感じで
さらに時間の経過とともに
身の旨味がじわっと染みてくる

その旨味も洗練されていて気品があり
タレの控えめな味と調和し
「うなぎ行」さんならではの
独自の世界を描き出しています。

腹身も肉厚でありながらも
余分な脂が完璧なまでに落とされ
心地よく食することができます。

尾肉から頭付近まで
極上の完成度で魅了してくれました。

繰り返しになりますが

まさしく究極の「うな丼」です!!

多店舗展開していないからこそできる
至高の逸品なのです。

最高においしかったです。
感動しました。


うな丼(松) (肝吸付) 3.980円 税込

◆お店のデータ◆
名古屋市名東区極楽2-7 サンパーク大鐘Ⅲ 1F
うなぎ「行(あん)」
電話番号:050-5595-3961
営業時間:
昼の部
11:00~15:00(L.O.14:30)
夜の部
(平日)17:30~21:00(L.O.20:30)
(土・日・祝日)17:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:水曜日(祝日の場合は営業)

【愛知県丹羽郡大口町】ひつまぶし「備長」本店

2021年05月11日 | ◆備長本店 愛知県丹羽郡大口町
子供の頃から「バイパス」と言えば
国道41号線の名古屋と美濃加茂を結ぶ
「名濃バイパス」であった。

そのバイパスを
名古屋から小牧市を越えて
犬山市へ向かう途中
丹羽郡の大口町にあるのが「備長本店」さん。

ちょうど路線の左側にあり
大きな看板が目に付くのでわかりやすい。

東京に初めて出店した
愛知県の「うなぎ屋」として
知名度の高いお店で
「ひつまぶし名古屋備長」の名で
今では関西方面にも展開しているのです。

訪問したのは平日のお昼時

11時30分開店のところを
11時に到着。

すでに1台の車が入っていた。

結局開店の時間には
入口左手のスロープには
20人ほどの順番待ちができていて
先頭に並んでいたので
最初に入れてもらえたが

予約した方が
当日の方よりも先に入れるシステムのようです。

広々とゆったりした店内の
テーブル席を利用し「上うな重」を注文

長らく待ちかねた「うな重」が出てきましたー。

タレの味は名古屋風の
やや濃いめではあるのだけれど
口の中ではサッパリとした感じで
濃厚さはあまり感じられず
人にやさしいタッチ。

皮の表面はほのかに香ばしく
身は非常に柔らかく仕上げられている。

「うなぎ」のふくらみのある味わいの中に
きめの細かい繊細な美味が潜んでいる
噛み進めるたびに旨味が増す
上質な「うな重」に感動をおぼえました。

どなたからも愛される「うなぎ」です。

ごちそうさまでした。


上うな重 (肝吸、他付) 4.400円 税込み


◆お店のデータ◆
愛知県丹羽郡大口町下小口5-176-1
ひつまぶし「備長」本店
電話番号:0587-96-0141
営業時間:
11:30~15:00(LO14:30)
17:00~21:00(LO20:30)
定休日:年中無休(お盆、年末年始休業あり)

【愛知県犬山市】うなぎ「蓬ぜん(ほうぜん)」

2021年05月06日 | ◆蓬ぜん 愛知県犬山市
名古屋名物の「ひつまぶし」発祥の地
名古屋市熱田区の「うなぎ」料理の老舗店
「あつた蓬莱軒」さんで修行され
店内には「あつた蓬莱軒」当主が
推する言葉が飾られる「蓬ぜん」さん。

「あつた蓬莱軒」さんで修行したことを銘打つことに
お墨付きをいただいたということだ。

長年経験を積み技術を磨き
お店を出店することに
「あつた蓬莱軒」さんが後押ししてくれた
…ということなので
訪問には増して期待で心が高鳴った。

場所は愛知県の犬山市にあり
中心部からやや離れた住宅街の一角にあります。

店前には数台分の駐車場があり
車で行くのが便利かも

店内は左側に厨房・焼き場
中央にお座敷席
右手にはテーブル席が用意されており
「うなぎ」の焼き場は
くりぬかれた壁から
ガラス越しに見ることができるので
「うなぎ党」には注文品を待つ間
「うなぎ」が焼けるのを見ていても楽しい。

早速「うな丼(竹)」を注文

メニューにはほかに
看板メニューの「ひつまぶし」や
「長焼」「白焼」「肝焼」「う巻き」「うざく」など
一品料理も多彩で
「白焼バルサミコサラダ」や「このわた」「かしわ料理・色々」と
他の「うなぎ」専門店にはないお品書きもあって
バラエティー豊かだ。

15分ほど待って注文の品が運ばれてきた。

黄金色に焼き上げられた
「うなぎ」が目を釘付けにする
名古屋流にしては淡い色目から気品が漲り
紀州備長炭で焼き上げられた香りが
「うなぎ」の香りと融合し
食する前から香りで喉が唸り始めた…。

ここでは1本「うなぎ」を使用し
ダイナミックに四等分してあるのを
尾肉からガブリ!!

う~ん
この「かぶりつき」の醍醐味
たまりません!!

幸せです。

皮の表面は炭焼きならではの硬めに仕上がり
噛み進めるとパリッと音を立てるかのような食感で
ふくよかで優しい味わいの身の旨味が溶け込み
「うなぎ」が燦々として口中に広がる!!

この輝きは素晴らしい
箸を重ねて口に運ぶごとに
その旨味はふくよかに膨らみ続ける。

なんて清らかで
品格のある「うなぎ」に
仕上がっているのだろう…

見た目はダイナミックでありながらも
繊細でデリケートな味わいを持ち合わせる

匠の技だ!!

そして

あっという間に
丼の中は空に

まことに美味でした

ごちそうさまです。


うな丼(竹) (肝吸付) 3.619円 税込

◆お店のデータ◆
愛知県犬山市上坂町4-168
うなぎ「蓬ぜん」
電話番号:0568-39-5077
営業時間:
11:30~14:00
17:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:火曜日・第4水曜日

【愛知県尾張旭市】鰻の「葵亭」

2021年04月30日 | ◆葵亭 愛知県尾張旭市
瀬戸市から名古屋市の名東区に伸びる
県道208号上半田川名古屋線
通称「旭街道(千代田街道の延長線j)」を
名古屋からだと瀬戸方面に北上し
途中尾張旭市に入ったところ
右手に三菱電機のある信号交差点を越えて
2本目の筋を左手に曲がると鰻の「葵亭」さんはあります。

お店の前には5~6台の駐車場があり
こちらを利用するのが便利

平日の夜に伺いました。

店先の暖簾をくぐって
左側にL字に曲がると

右手に厨房と焼き場
その前に大テーブルのカウンター席

左手には小上がり
さらに奥には宴会もできそうな
お座敷席が用意されています。

ご家族経営ならではの和んだ空気感が
遠路訪問した者にとっては
心優しく「ホッ」とする瞬間を与えてくれます。

早速メニューのなかから
1本「うなぎ」使用の「うな重」を注文!!

メニューには他に
「ひつまぶし」や「うな丼」もあります。

お昼には「サービスまぶし丼」が
1.800円で食べられるという…

そして

待つこと15分程度で
お膳に乗った「うな重」が運ばれてきました。
「肝吸」や「フルーツ」も一緒です。

今にもお重から
飛び出さんばかりの躍動感が溢れ
焼き上げられた「うなぎ」の活力で
お重からこぼれそうです。

そしてひと口

名古屋流の甘い濃いめのタレが
日々の蓄積した疲れを解いてくれ
丁寧に仕上げられた「うなぎ」は柔らかく
旨味を口中に広げ喉の奥へと消えていきます。

その旨味がじわっと
体に染み込む瞬間がたまりません。

厳選された三河一色産の「うなぎ」
備長炭ならではの
カラリと香ばしい焼き
「葵亭」さんの「うなぎ」には
生命力があります。

「うなぎ」に対する情熱が注ぎ込まれ
秀逸でありながら優しい味わいも兼ね備えた
おいしい「うな重」でした。

ごちそうさまでした。


うな重 (肝吸、小鉢、水物付き) 4.000円

◆お店のデータ◆
愛知県尾張旭市井田町2-203
鰻の「葵亭」
電話番号:0561-54-9358
営業時間:11:30~14:00 17:30~20:30
定休日:木曜日・第3水曜日

【名古屋市中区】ひつまぶし「花岡」

2021年04月28日 | ◆花岡 名古屋市中区
名古屋市中区の栄3丁目にある
ひつまぶし「花岡」にお邪魔してきました。

場所は名古屋の中心地「栄」のど真ん中
栄3丁目(通称:住吉)の
広小路からだと本屋さんの「丸善」の
手前の細い駐輪場も兼ねた路地を右に曲がったところ
サンリツノースビルという
古い雑居ビルの2階にあります。

訪問させていただいたのは
平日のお昼の2時前後でした。

お昼のランチタイムを2時過ぎても
営業しているので
お昼を食べ損ねた方や
時間をずらしてのランチには
嬉しい時間までの営業です。

店内はやや薄暗く昭和チック

案内されたのはテーブル席で
1本使用の「ひつまぶし(上)」を注文

このお店の看板である
「梅入り」の「ひつまぶし」を食べたかったからです。

昔から「うなぎ」と「梅干し」は
「すいか」と「天ぷら」のように
食べ合わせが悪いとされてきました。

うちのおじいちゃんなんかは
「うなぎ」と「梅干し」を一緒に食べたら死ぬ!
とまで言っていて
我が家では代々
この食い合わせは恐れられ
絶対に一緒に食べなかったのです。

ですが昨今では研究が進み
「うなぎ」と「梅干し」は
酸味が脂の消化を助けるため
味覚も含めて相性の良い食材というのが
定説になっています。

そんななかで
「ひつまぶし」のお茶漬けを
「梅茶漬け」として提供してくれるのが
「花岡」さんなんです。

オーダーしてから15分程度
「ひつまぶし」がテーブルの上にやってきましたー!!

待っている間は
メニューに挟み込んである
「ひつまぶし」の食べ方の説明や
壁に飾られた多くの
有名人のサインをながめていました。

お笑いコンビの
トレンディー・エンジェルさんも
来店されているようです。

「うなぎ」は肉厚で
焼き色も真っ黒ではなく
ほのかな茶色で
ライトブラウンといった感じ

早速ひと口…

柔らかい

そして
優しい味わいに仕上がっている

通常「ひつまぶし」の場合は
ややハードに焼き上げるのですが
「花岡」さんのはナチュラルテイストです。

うなぎ本来の旨味が
必然的に伝わってきて
味への配慮が見え隠れしています。

「花岡」さんの「ひつまぶし」は
「花岡五膳」と呼ばれていて

1杯目:そのまま
2杯目:「あさつき」をのせて
3杯目:「あさつき」と「わさび」をのせて出汁をかけて「お茶漬け」で
4杯目:「大葉」「梅」「わさび」を入れて「お茶漬け」で
5杯目:好みの食べ方で

通常は3杯~4杯のところ
5杯の楽しみ方ができるのです。

どうやって御櫃のなかを5等分しようか
最後はどのタイプで食べようか
いろいろ悩みます…

花岡ルールの4杯目
「うなぎ」と「梅干し」の「お茶漬け」は
とてもサッパリとした感じで
喉の通りもよく後味を残さない美味でした。

そうすると5杯目をどうしようか考えてしまう
4杯目のサッパリとした切れ味で
フィニッシュしておきたいところだが

ここはその余韻を夜まで引きずりたいので
1杯目~4杯目になかった
「あさつき」+「大葉」+「梅」+「わさび」
+ちょこっと「山椒(さんしょう)」

うんセオリーには反しているかもしれない自己流だが
なかなかこれもイケるぞ!!
4杯目で食べ残した「梅干し」が
いい感じでスパイスとして効いているー!

いいよー

大食漢のぼくだけど
5杯の「うなぎ」に大満腹

すばらしい「ひつまぶし」に感謝です!!

「うなぎ」と「梅干し」の食べ合わせ
生まれて初めて食べましたー!

ごちそうさまでした。


ひつまぶし(上) (肝吸付) 4.100円

名古屋市中区栄3-8-115
サンリツノースビル 2F
ひつまぶし「花岡」
電話番号:052-252-2733
営業時間:
平日  11:00~15:00
土日祝 11:00~16:00
【夜の部】
全日 18:00~22:00
定休日:月曜日

【名古屋市中区】うなぎ料理「澤正」

2021年04月26日 | ◆澤正 名古屋市中区
うなぎ料理「澤正」さんは
名古屋市中区の「名古屋観光ホテル」の
道路を挟んで西隣のビル1階にあります。

とてもわかりやすい場所と
地下鉄での訪問に便利ですので
ありがたいです。

場所はビジネス街の中心地で
お昼時はビジネスマンの方の
接待や個人利用のお客様が多く訪れます。

外観や店内も非常に清潔感がありおしゃれで
心地よい空間がお客様を出迎えてくれます。

今回はお昼のランチで
テーブル席を利用させていただきました。

この時間帯は混雑が予想されましたので
お昼の開店直後に訪問させていただきました。

案の定、入店してから
続々とお客様が来店されます。

注文したのは「うな丼(上)」

お昼の混雑時であっても
1匹ずつ丁寧に焼いてもらえるので
オーダーしてから
約15分から20分はかかりますが
その待ち時間も
「うなぎ」好きの楽しみのひとつです。

そして待つこと15分程度で
「うな丼」がでてきましたー!

お膳の上には「うな丼」のほかに
「香の物」とプラス100円で
「吸い物」から変更した「肝吸」がのっています。

シンプルでありながらも
「うなぎ」は眩いばかりに輝き
上品な焼け色には気品を感じます。

まずひとくち口に含むと
名古屋らしく甘辛のタレの
ファーストインプレッション

広がる旨味はエレガントで繊細
文句の付けようがない仕上がり!

万人から支持される味わい

その中にも名古屋流が
暖かな温もりの中で生き
アーバンな食感にも
丁寧な仕事と心配り
熟練の技が冴えています。

まさに名古屋の都心で味わえる
極上の逸品でしょう!!

おいしすぎて
あっという間に完食!!

どなたをお誘いしても
芯から喜ばれるお店だと思います。

ごちそうさまでした。


うな丼(上) (吸物付) 4.500円 税込み

◆お店のデータ◆
名古屋市中区錦1-17-13
うなぎ料理「澤正」
電話番号:052-202-5655
営業時間:
火~日、祝日、祝前日:
11:30~14:00 (料理L.O. 13:30 ドリンクL.O. 13:30)
17:30~21:00 (料理L.O. 20:30 ドリンクL.O. 20:30)
定休日:月曜日

【名古屋市中区】うなぎ割烹「福づち」

2021年04月23日 | ◆福づち 名古屋市中区
昨年まで名古屋市中区の新栄町にあった
「うなぎ屋」として長い歴史を持つ「福づち」さん。

昭和時代の「うなぎ党」にはお馴染みのお店だ!!

個人的にも思い出深い「うなぎ屋」さんなので
記事を書かせていただきます。

「福づち」さんは
広小路通の北側に面していて
葵と新栄町の交差点の間にありました。

向かいにはダイヤモンドホールがあるフレックスビル
かつては雲竜ビルと言っていて
ダイヤモンドホールは
雲竜ホールという名前でした。

1階あるいは2階にはテナントとして
ウォッチマンという時計専門店もありましたし

大きな交差点広小路葵には
スポーツ専門店のアルペンがありました

そして有名な小池輸入レコード店も

あー懐かしい

時代の移り変わりとともに
いろんなお店や建物がなくなり
新しいものへと変わりつつあります。

「福づち」さんの入り口を入ると
左側にお勘定場兼配膳場
右側には厨房へ降りる階段があり

そう「福づち」さんは地下に
「うなぎ」の焼き場&厨房があった
珍しい構造のお店でした。

正面にはテーブル席
奥がお座敷席となっており
どちらも利用させていただきましたが
昭和の懐かしさが残るレトロな店内でした。

驚くことには
お店の真ん中左側に
ガラスケースに入った
パンダの剥製(はくせい)がっ!!

高さも1m70㎝はあろうかという巨大さ!!

お店の方にうかがったお話では
記憶違いかもしれませんが
上野のパンダが来る前に
中国から輸入したものだとか

話を聞いてすごく驚きました!!
もしかして日本に最初に入ったパンダはこれ!!

そんな「うなぎ」以外にも
極めて特徴的だった「福づち」さん

2019年に左隣にあった
鳥獣屋さんが閉店され
鳥獣屋さんの土地と
さらに左にあった駐車場も含め
現在(2021年)マンションの建設が始まっています。

「福づち」さんは店舗の右隣の
「餃子の王将」さんが1階に入るビルも
所有されているのですが
かつての佇まいのまま今も
どちらのビルも残っています。

先代から職人を含め
「福づち」を受け継いだ現当主さん。

職人の高齢化など諸々の事情から
閉店を決意されたとか。

昭和の時代から「うなぎ屋」さんは
名古屋市内にはたくさんありましたが
「福づち」さんのファンは非常に多く
「うなぎ党」から厚い支持を得ていた一軒だと思います。

「福づち」さんは
「うなぎ」も美味しかったけど
「ご飯」がさらに美味しかった!!

「福づち」さんの
濃い目の甘辛のタレで食べる「うなぎ」は絶品!!

などなど…。
今でも称賛の多くの声が寄せられます。

ぼくも個人的に大好きで
よく利用させていただいた「うなぎ屋」さんでした。

「福づち」さんが閉店されたのは
とても残念です。


うな重(上) 吸物付 3.450円 参考価格

◆お店のデータ◆
名古屋市中区葵1-22-16
うなぎ割烹「福づち」(閉店)
電話番号:-
営業時間:11:00~21:30(LO21:00)
定休日:水曜日

【名古屋市中村区】うなぎ家「はせ川」

2021年04月22日 | ◆はせ川 名古屋市中村区
今から15年以上も前のこと
春日井市気噴町北1丁目の
かつて戸建ての
イタリアン・レストランだった跡に
うなぎ家「はせ川」さんは誕生した!!

当時、新聞の折り込みチラシに
うなぎ家「はせ川」さんの
OPENを告げる広告チラシが入った

丁度「うなぎ」高騰の時期や
不況なども重なって
低価格で「うなぎ」が食べられるという
インパクトは絶大で

オープン直後は
春日井市民はもとより
噂を聞きつけた市外の「うなぎ党」で
お店は溢れかえった!!

チラシを見て
開店当時に訪問させていただいたのですが
順番待ちの家族連れや「うなぎ」好きの方で
店内10坪前後の待合場に
まるでディズニーランドの順番待ちをするかのように
丸く円を描くように整列して皆並んでいたのです。

当時の「はせ川」さんの売り文句で
印象に残っていたのは
「秘伝のタレの再現に成功…云々」
(今でもメニューに記載されている)

秘伝のタレではなく
再現した秘伝のタレなのか…

15年以上も前のことなので
これくらいのことしか印象に残っていない!!

しばらくして「はせ川」さんは閉店した

閉店はあっという間の出来事で
お店の前をよく通るけど
気が付いた時には
もうお店はなかった!!
極めて速いスピードの閉店劇だった!!

その前後では
ラーメン屋「はせ川」にも
変わったような気もする…

今はその場所は
すべて壊して葬祭場になっている。

うなぎ家「はせ川」さんの
運営母体の会社は
確か春日井市東野町にあって
多額の負債を抱えて破産し
県内に数店舗あったらしい「うなぎ屋」は
ほぼ閉店したらしいのです。

そんな
うなぎ家「はせ川」さんのお店が
名古屋駅にあると噂に聞いて
早速、訪問してきました。

場所は大都会「名古屋駅」の表玄関
桜通りを少し北へ入ったところで
かつてあったキャッスル・プラザ・ホテルの
桜通りを挟んで北方面に位置する
「大名古屋ビルヂング」の裏手で
まわりがビジネス街の一角。

以前は外国料理のお店
だったような気がする場所

店内はまだオープンして
1年以内と間もないので
キレイで清潔感があるから楽しみだ!!

今のこの店舗の売りは
1.000円ちょっとで食べられる
うなぎの「ミニ丼」らしい

平日の午後1時10分ぐらいに訪問したけど
お客様は誰一人いなかった!!

もしかして
お客さんは
ぼくひとり…? 不安

ランチ時
この立地このお値段で
この光景は
ありえないだろうと思いつつ

ここは「うな重(上)」3.600円(税込)を
ずどーんと注文。

待つこと10分少々で
注文した「うな重」が運ばれてきた。
お膳には一緒に
「肝吸」や「デザート」も乗っている。

早速、尾肉からいただき
テイスティング開始!!

むむっ!!

なんだこのムニュムニュ感??
皮は香ばしさのかけらもなく
身は硬質で切るのに一苦労!!
見た目も身が少し反り返っている。

いやな予感がよぎる…。

そして頭に近い
お腹のトロの部分を食する

一口運んだその瞬間に
皮と身の間の
脂のヌルっとしたものが
口のなかに入って来る

ううっ

焼きの時に
「うなぎ」の余分な脂が
落とされていないし
皮と身の食感も
この部位であっても
極めて悪い。

さらに
口に入れて初めてわかる
「ドロ臭」もする

「うなぎ」は濁った水の中を
好んで生息するので
丁寧に流水にさらして
「ドロ臭」を時間をかけて
取り除いてやらなければなりませんが

果たして
中国産の「うなぎ」を使用している
「はせ川」さんの「うなぎ」には
そこまで神経が注がれているのでしょうか
???疑問

「ゴム感」「ドロ臭」「ぬるっとした脂肪」
低レベル「うなぎ」の悪いとこ三つ巴

低コスト低品質の
中国産「うなぎ」の
まさに典型です。

丁寧に養殖された国産うなぎを使用するか
ぞんざいに扱われた
心くばりのない海外の畜養うなぎを使用するか

それはお店の自由だけれど
「うなぎ」は高価格な食事なので
食べるほうの見極めが必要で
単に安ければよいというものでは
ないような気がします。

以上のファクターから
個人的な主観ではありますが

小さなお子様や女性の方
また体力のない方
デリケートな方
お年を召した方
接待や商談、観光
胃腸の弱い方には
「はせ川」さんは
特におススメではない
「うなぎ屋」さんです。


一応3.600円も支払うのだから
という思いと意地から
全部を完食させていただきましたが

後味の悪さだけが
訪問後、数日続きました。


うな重(上) (吸物付) 3.600円 税込

◆お店のデータ◆
名古屋市中村区名駅3丁目18−13
キムラビル1階
うなぎ家「はせ川」
電話番号:052-526-5858
営業時間:
【昼】11:00〜15:00(LO.14:30)
【夜】17:00〜22:00(LO.21:30)
定休日:日曜日

【名古屋市中区】うなぎ屋「よね一(よねいち)」

2021年04月21日 | ◆よね一 名古屋市中区
名古屋市の中区「御園座」の近くにある
創業70年ほどの老舗うなぎ店
「よね一」さんにお邪魔しました。

名古屋の地下鉄「伏見駅」の
6番出口を出て1分以内という
とても便利な場所にあり

外装は昔ながらの古風な感じで
入口の暖簾が
ひらひらと風に揺れています。

入口はいって右側が
焼き場と厨房
左側にテーブル席
正面奥にはお座敷席があります。

今回は
お昼のピークを外した1時20分ごろにお邪魔して
テーブル席を利用させていただきました。

メニューの中から「うな重(特上)」を注文

待っている間に聞こえてくる
パチパチという皮の焼ける音

「うなぎ」の脂肪とタレのミックスされた
心地よい甘い香りが店内に広がり

待っている時間の経過とともに
こちらのテンションも上がっていきます。

注文してから15分ほどが経過し
こちらのテンションが
マックスになったのを
見計らったかのように
ススっと「うな重」が
テーブルの上に出てきました。

いつものように
「うなぎ」の尾肉でテイスティング

弾力性があり噛んだ時に
身の力強さを感じる

程よく香ばしく焼けた皮と
名古屋の伝統的な
やや甘辛の濃いめのタレとの相性が抜群で
絶妙のバランス感を魅せています。

身の中心部も熟練の技を感じさせる火の入れ方
マイルドな柔らかさを残しつつ
皮の硬めの食感が全体を引き締めている。

食べ進めると

おおっとー!!
中にも蒲焼がはいっているでは
あ~りませんかー!!

いわゆる「中詰め」
ちなみに関西では
ご飯の間で「うなぎ」が蒸された状態になるので
「間蒸し(まむし)」とも言われています。

ごはんも白米とタレのかかった部分の
白と茶色のコントラストが美しく
丼の下のほうの一粒一粒まで続いています。

一気呵成に
ほんの数分で完食してしまいました。

大型店やチェーン店にはない
小さな店舗ならではの
細部まで神経の届いた丁寧な仕事
ご家族経営のサービスの温かみ

まさに
名古屋のトラディショナルな
「うなぎ屋」さんだと思いました。

とても満足しました。
素晴らしい!!


うなぎ丼(特上) (吸物付) 3.800円 税込

◆お店のデータ◆
名古屋市中区栄1丁目5-16
うなぎ屋「よね一」
電話番号:052-231-6924
営業時間:11:00~13:40 / 17:00~20:00(L.O)
定休日:日曜日・祝日

【名古屋市千種区】うなぎの「しら河」

2021年04月20日 | ◆しら河 名古屋市千種区
大学を出て社会人になって
2年目ぐらいのときに
名古屋市千種区の「今池」に
アパートを借りて
少しだけ住んでいたことがる
30年ぐらい前のお話

当時流行った「ひとりぐらし」です。

当時は今池には「うなぎ」の専門店はなく
定食屋さんや
丼もの屋さんで「うなぎ」は食べられた。

メニューには
「かつ丼」「親子丼」「天丼」
そして「うな丼」という感じで書かれており
「うなぎ」は丼物のひとつとして
メニューに埋もれていたのです。

そこでは
今でも覚えているけれど
「うなぎ」が嚙み切れないぐらい硬かった!!

まるで自転車のタイヤのチューブを食べているかのよう
ぼくはこの「うなぎ」を
その後「ゴムうなぎ」と名付けた。

20年ぐらい前に
そんな今池という場所
今池ガスビルの2階に
「しら河」さんがやってきた

たぶん記憶が正しければ2階だったと思う。

今池では美味しい「うなぎ」を経験していなかったので
当時は「しら河」さんをよく利用させていただきました。

でもその頃の印象は「美味しかった」ということだけで
細部など他には何も覚えていないのです!!

そのビルの地下には和食の「竜むら」さんがあって
店の向かい側のエスカレーターの下には
「竜むら」さんが「お寿司屋さん」を出店していました。

当時3.500円ぐらいで極上の「ちらし寿司」が食べられたので
月に何度も通わせていただきました。

しばらくして「竜むら」さんがその場所を撤退し
跡地に「しら河」さんが入店したらしいのです。

今の地下にある「しら河」さんのことです。

地下に入店されてからの「しら河」さんには
伺ったことなかったので
早速訪問させていただきました。

店内は薄暗く各テーブルにダウンライトが落ちている
オーセンティックなBARのような雰囲気

今回は案内されたテーブル席を利用し
メニューにある「うな重」を注文。

待つこと10分少々
待ちかねた「うな重」が運ばれてきました。

ぬぬっ
なんだか見た目の迫力に欠ける

うなぎ屋さんで注文した品が届くまでの約10分~15分間
その間がいちばん緊張する

どんなものが出てくるのか
頭の中の持てる知識や経験
さらには店構えや
焼き場から漂ってくる
「うなぎ」の脂肪とタレの交わった
焼き香などから想像が膨らむ

その浮かんだイメージとは
運ばれてきた「うな重」には
大きな差があったのです。

「しら河」さんって
こんなんだったかなー

かつての印象が壊れかけた瞬間である。

ご飯の上に「うなぎ」の蒲焼が
4~5枚しか乗っていない

もしかして
ご飯の中にはいっているのかなー
なんて
勝手に思う

「うなぎ」は上品に仕上げられた
やや濃いめのタレと
サイズは小ぶりの「5P」よりも「6P」クラスかな
印象的に身が薄く感じられる厚み

もしかして
「ひつまぶし」と「うな重」で
同じ焼き加減
タレのつけ方
同じような感覚の切り方をしていないかい?

お店よって若干の差はあるのだろうが
「ひつまぶし」はお茶漬けで食べるので
やや濃いめの味付けをして硬めに焼く

一方の「うな重」には
お茶漬けがないので
身のふっくらとした食感が持ち味となるから
身は柔らかく仕上げるのだと思う。

「ひつまぶし」バージョンの「うなぎ」で
「うな重」を食べているかのようだ。
そして盛り付けのセンスに
やや欠けているような気がするし
視覚的に食欲をそそられず
「チープさ」が目立つ

お値段が4.000円近い「うな重」だから
きっとご飯のなかに
もしかしたら「うなぎ」がいるのかもー

という期待もしたが

最後の一粒までご飯を食べても
「うなぎ」は見当たらなかった!!

高価な「うな重」なのに
悲しい結末が待っていた!!

いやな言い方だが
「うなぎ」約一切れ1.000円弱かよー

十数年ぶりに訪問した「しら河」さんだったが
お勘定をして家路につく足取りは重かった

俗に言う「裂き3年」「串うち8年」「焼き一生」
それに関東では「蒸し8年」が加わるが

名古屋市西区の浄心を拠点に
市内で5店舗を展開する「しら河」さん

商業ベースの店舗展開だけが先行し
「うなぎ職人」が育っていないのだろう

往々にして「うなぎ屋」さんは
商業ビルの中に入る店舗や
地下街にある店舗などは

お店の見てくれや内装等に力を入れ
本髄である「うなぎ」が
職人が作り上げる食の創造物としてではなく
単なる商材として位置づけられているかのように
目に映るのが悲しく思える。


うな重 (吸物付) 3.660円 税込

◆お店のデータ◆
名古屋市千種区今池一丁目8-8
今池ガスビル地下1階
うなぎの「しら河」
電話番号:052-741-3232
営業時間:
午前11時~午後3時(L.O14:30)
午後5時~午後9時30分(L.O21:00)
定休日:なし(年末年始は除く)

【愛知県江南市】「きむらや」

2021年04月17日 | ◆きむらや 愛知県江南市
名鉄電車で大学に通っていたころ
帰りの電車の窓からよく見たのが「布袋の大仏」さまだ

普通電車で
「岩倉」→「石仏」→「布袋」→「江南」→「柏森」の
「布袋」「江南」の間で犬山方面に向かって左側に出没する

「江南」駅は当時は「古知野」駅という名称だった。

そんな「布袋の大仏」さまのおひざ元
昔ながらの街並みが少し残る西之島江南線沿いにあるのが
今回お邪魔した「きむらや」さん

近くには和菓子で有名な「大口屋」さんや
日本酒の酒蔵の建物もあるのです。

ランチの混雑する時間帯は外して
午後1時半に予約

入口入って右側にテーブル席
左側は個室となっており
2階にはお座敷席も用意されている。

メニューには
そそられる「国産和牛ステーキ重」などもあるのだが

「うな重」を注文

待つこと15分から20分
出てきました
お目当ての「うな重」

正方形の重箱に詰められた
金色に輝く「うなぎ」のリッチ感
焼きとタレの立ち香が脳を刺激する

たまりません!!

早速ひと口

濃厚で香ばしく程よく焼き上げられた「うなぎ」
控えめなご飯の旨味を包み込むように
口の中いっぱいにローリングする。

その主張も決してくどくなく
箸を進めるにつれても
沸いては消えを繰り返し
濃いめな味付けながらも
飽きさせることはないのだ。

ここが熟練の技なのfだろう

強い印象を残しながらも
後味は非常にサッパリとしていて
こちらもやや濃いめの味わいの「肝吸」と
素晴らしいマッチングをみせています。

ササっと食べほした後も
またすぐに食べたくなってしまう
魔法の「うな重」とも言える
唯一無二の力を秘めた絶品。

ごちそうさまでした。


うな重 (肝吸付) 3.800円 税込

◆お店のデータ◆
愛知県江南市布袋町北71
きむらや
電話番号:0587-56-3041
営業時間:火~日、祝日、祝前日: 11:00~14:00 17:00~20:00
定休日:月曜日

【名古屋市中村区】「東京竹葉亭」名古屋店

2021年04月15日 | ◆東京竹葉亭 名古屋市中村区
「竹葉亭(ちくようてい)」さんは
江戸時代末期に創業した「うなぎ料理店」の老舗中の老舗

夏目漱石や泉鏡花の小説にも登場する超有名店であり
また美食家としても高名な北大路魯山人は
「鰻屋一流店」として称賛しています。

現在の「竹葉亭」さんの本店は
東京都の銀座にあり
他に横浜とシンガポールの店舗を加えて合計5店舗。

このほかに
のれん分け店として
大阪を拠点とする
「東京竹葉亭」グループ

さらには
こちらも阪神地方で店舗展開する
「大阪竹葉亭」グループがあり

今回訪問させていただいたのは
名古屋駅のJRセントラルタワーズの
タワーズプラザ12階にある
大阪を拠点とする「東京竹葉亭」名古屋店さん

「東京」「大阪」「名古屋」という
太平洋ベルトラインのような店舗名が印象に残る

店舗はタワーズプラザ12階フロアの北側に位置し
お昼の営業時間も15時までなので
お昼をちょっと外してゆっくり食事したい方にはうれしい

お邪魔した時間帯がちょうど
ラストオーダー締め切りの
14時20分ごろだったので
比較的スムーズに案内され食事の提供も早かった

入り口を入って左側に曲がったところにある
間仕切りで仕切られた飲食スペースの
テーブル席を利用させていただきました。

今回は
お重に入った「鰻丼(楓)」を注文

「名古屋風」と「江戸前」どちらの焼き方がよいですか?と
好みを尋ねられるので
「江戸前」で

さらには「お吸い物」と「赤だし」の
どちらかを選択できるので
「赤だし」を希望

「東京竹葉亭」名古屋店だから
東京「江戸前」+名古屋「赤だし」

「裂き方」も「名古屋風」と「江戸前」では違うのですか?と
店員さんに尋ねると「???」とした様子で
「しばらくお待ちください」とワンクッション

少しして尋ねた店員さんが戻ってきて
「当店は、すべて背開きです」と返事が返ってきた。

ふむふむ…なるほど
なんとなく想像できる先の先をよんで納得。

そして
早速出てきた「鰻丼(楓)江戸前」をいただく

ふっくらと黄金色に焼き上げられた「うなぎ」
お箸で簡単に切れる柔らかさ

タレの味は上品に仕上げられており
後味を残さないきめ細さ

身のほうも
そのタレとバランスをとるように
ふくよかでデリケート

名古屋駅という立地や
人気のタワーズレストラン街の一角にある
ということもあり
主婦層を中心とした女性の方に
厚い支持を得そうな「うなぎ」

タレが
ご飯に僅かに染みているところも
「うなぎ」本来の味を引き立たせるために
うまくマッチングしている

おいしかったです。


鰻丼(楓)江戸前 (吸物or赤だし付) 4.580円 税込

◆お店のデータ◆
名古屋市中村区名駅1-1-4
JRセントラルタワーズ12F
「東京竹葉亭」名古屋店
電話番号:052-589-0112
営業時間:
昼11:00〜15:00(ラストオーダー 14:30)
夜17:00〜21:00(ラストオーダー 20:30)
定休日:なし

【名古屋市守山区】東谷山「八勝」

2021年04月12日 | ◆八勝 名古屋市守山区
名古屋名物「ひつまぶし」が人気の
「うなぎ」専門店「八勝」さんは

名古屋からだと「龍泉寺街道」を北上し
新東谷橋(しんとうごくばし)の
T字信号も越えてまっすぐ
そのまま多治見市方面に向かう
通称「愛岐道路」を走ります。

新東谷橋のT字信号を越えて
すぐにある二つ目の信号を過ぎると
右手に見えるホテル「ベル・パーク21」の
手前側の側道を住宅地のほうへ右折。

ここからは複雑で
文章では説明しにくいので
ナビを利用して行くのが確実。

駐車場もお店の左側と
お店の奥側に合計10台ほどのスペースがあり

電車やバスを利用しての徒歩よりも
マイカーやJR中央線「高蔵寺駅」から
タクシーを利用するのが便利かも…

あと、こちらを訪問する際には
電話で予約するのほうが良いでしょう。

一度、突然おじゃまして
「うなぎ」が売り切れだったことがありました。

夜は特に予約したほうが良いと思います。

「八勝」さんの店内は
入り口はいって右側がテーブル席
正面に厨房があり
左手に小上がり
さらに左手より通じる
お店の奥にも飲食スペースがあります

今回は入り口入って右側の
テーブル席を利用させていただきました。

そして
メニューの名古屋名物「ひつまぶし」の
バリエーションのなかから
「とろろひつまぶし」を注文。

ちょうどタイミングよく
富山県産「コシヒカリ」の
炊き立がりで提供していただきました。

個人的に気に入っている
「とろろひつまぶし」の食べ方は

まず
おひつの中の「ひつまぶし」を
十文字にしゃもじで分けます。

それを順番にお茶碗に取り

1杯目:そのまま
2杯目:山葵と刻みネギを添えて
3杯目:山葵と刻みネギ、出汁をかけて海苔を乗せてお茶漬けで
4杯目:空になった茶碗に「とろろ」を全部入れ
その上に最後に残った4分の1を入れ
山葵と刻みネギを添えて食べます。

「とろろ」のサッパリとしたねばりと
「うなぎ」の濃醇で奥行きのある味わいの
絡み合う二重奏が秀逸です。

タレの味わいはやや濃い目で
焼の香ばしい香りが立ち
身はふっくらとしていて
しっかりとした存在感のある食感

「ひつまぶし」ならではの
絶妙の香味のバランス
噛み進めるほどに甘く伝わる
富山県産の「コシヒカリ」の旨味

「うなぎ」と「ご飯」の
円やかで芳醇
彩り豊かな旨味が
口の中で弾け飛びます!!

これぞ
まさしく「匠の技」!!

お茶碗4杯食べ干した後も
爽やかですっきりとした印象の満腹感

いつまでも美しく上質シルクのような
心地よい余韻が体の中で響いています。

すばらしい!!

ごちそうさまでした。


とろろひつまぶし (吸物付) 3.740円 税込

◆お店のデータ◆
名古屋市守山区大字上志段味字東谷2109-146
東谷山「八勝」
電話番号:052-736-4875
営業時間:11:30~14:30、16:00~20:30
定休日:水曜日

【愛知県春日井市】うなぎ屋「たむろ本丸春日井店」

2021年04月12日 | ◆たむろ 愛知県春日井市
今から5年ほど前に春日井市民病院の東にオープンした
「たむろ本丸春日井店」さんには
オープン当時にうかがいましたが
実はその時の記憶がまったく薄れ
今回改めて訪問させていただくことになりました。

オープン当時のことで
印象で残っているのは
待ち時間が1時間ほどあったことと
店外にお客さんから見える「いけす」があり
その中で「うなぎ」が何匹も泳いでいたこと…

現在は当時はなかった
入口はいって右側も
飲食スペースになっており

カウンター席の前では
大きなスクリーンビジョンに
犬山城や富士山などの
3D映像が映し出されている~
ビジュアル面でも楽しませてくれるお店に変身していました。

今回はそのカウンター席を利用させていただくことに

事前調査では
このお店のこだわりは
自家養殖の「うなぎ」と
長野県産の「特別栽培米」のお米
ということだったので
期待で胸が膨らむ。

まずお米の「特別栽培米」について

メニューに挟み込んであったリーフレットから
長野県産の「特別栽培米」
いわゆる一定の基準の50%以下の
農薬と化学肥料で栽培された「コシヒカリ」を使用しているという
俗に言う減農薬/減化学肥料の「特栽米」だ。

10年ほど前に勃発した事故米騒動をきっかけに
「トレサビリティー法」が整備され
原産地からお客様の手に渡るまで
納品書などの書類で
紐付けされた証拠が必要になってきた。

一方「うなぎ」はというと…

産地など何も書かれていない!!

早速
メニューにある「うな重定食(極み)」を注文して
待つこと10分少々
お膳に乗った「うな重」と
「あさりのお吸い物」
「お豆腐」などが提供された。

後からデザートも出てくるらしい

おおっと…見た目「うな重」の
露出している「ごはん」の面積が
いくぶんやや多いように…
そして「うな重」も含めて
全体的な盛り付けが「ぞんざい」に感じ
高価な食事なのに
お客様への配慮と感謝も感じない。

「うなぎ」を口に含むと

おおっと…

パリッとした食感はなく
ぬちっとした弾力性のある皮のタッチ

そして肉薄の身の味が
後から追いかけては…

こない!!

???

サイズが見た目少々小さめで
形も飯櫃(いびつ)で貧弱に感じる「うなぎ」
「うな重」特有のダイナミックさは
ないような気がする。

「お吸い物」も火加減が甘く温く感じるし
一匹「うなぎ」を「うな重」では使用しているのに
なぜ「肝吸」ではなく「あさりのお吸い物」なのか???

「肝」は何処へ

まるで調理済みの安価な冷凍「うなぎ」を
素早く業務用の両面焼きグリラーで焼いて
食べさせられたかのような
寂しい思いにもなったような気がする。

しかし

ご飯は
おいしかった!!
「たむろ」さんの
お米の選択は
ほぼ正解だと思う。

メニューには「お刺身定食」や
「天ぷら定食」もあり
ファミリーレストラン感覚で利用したい



いささか定食ではお値段が高いので

メニューに
「うな重」単品を追加して
「肝吸」と「香の物」だけを付け

自家養殖であるならば
価格を2.000台前半か
1.800円か1.900円ぐらいに設定すれば

そして
「お子様ランチ」のような盛り付けの
お子様メニューや
ポテトとかフライドチキン

さらに
ピザやパスタなども
メニューに追加し
バリエーションを豊富にして

寿司屋の「スシロー」さんのような
ファミリーレストラン感覚で利用できる
新しいうなぎ屋さんのスタイルを
「たむろ」さんには期待したいな

再訪した印象は
お料理、接客、配膳、価格など諸々に
大きな「スキ」を感じてしまいました。

いつの日か
また、もしも、きっと、たぶん
訪問する時が来るかもしれないです。

最後に
おいしい「コシヒカリ」を栽培された
長野県の農家の方に感謝します。


うな重定食 たむろ「極み」 3.490円 税込

◆お店のデータ◆
愛知県春日井市西山町3-2-2
うなぎ屋「たむろ本丸春日井店」
電話番号:0568-85-2777
営業時間:
11:11~14:30(オーダーストップ)
17:11~21:30(オーダーストップ)
定休日:月曜日(祝日の場合営業、翌日休)