藤子不二雄先生のファン(とゆーかドラえもんのファンかな?)なら説明するまでも無い有名な話ですが、かつてチェーンメールで出回ったデマの最終回を元にある漫画家の方が同人誌として「ドラえもん」の最終回を書いて出版していた。
その同人誌が話題を呼び、有名になり過ぎた事で小学館も黙ってる訳にいかなくなり、この漫画家に著作権侵害として出版差し止めを作者に申し渡したという。
某ニュース番組でも取り上げられたりもした。
その最終回をまだ公開してるサイトもある様だし、オークションでは皮肉な事に値段が高騰したという。
まあ、もう話題としてはちょっと古いのだが、この同人誌の最終回は私も読み、そして思う事もあったので、せっかくだから書いておこうかと。
まず読んでみての素直な感想。
「面白くなかった」
内容については知ってる人も多いだろうが、ドラえもんがある日突然動かなくなり、色々あって(えらく省略したな、笑)実はのび太が科学者になってドラえもんを発明したというラストである。
で、この設定がまず私は受け入れられない。
いや、同人誌としてのパロディ作品についてそういう事を言うのも野暮っちゃ野暮だが、パロディとしても嫌なんですよ、こういう感動にオチをもっていくストーリー設定。
ドラえもんのパロディとしてなら昔、日野日出志さんが書いた作品の方がよく出来てると思うし。
だって、のび太が科学者って時点でもう本来の「ドラえもん」とは違うって気づくじゃないですか。
他のキャラクターも納得いかない部分が多々。
で、もっと嫌なのが、これを読んで感動したとかいう方々がいらっしゃるという事実。
そりゃ、絵も上手いと思うし、構成もよく出来てるとは思う。
好き嫌いや作品の評価は人それぞれだし、そもそも世代や感覚や今までの人生経験によっても何に感動し、何にシラケるかは様々だ。
でもね、藤子F先生の「ドラえもん」ファンなら、先生はこういうラストにはしないというのは解ると思うし、その前にこのラストで「ドラえもん」最終回なら俺は藤子ファン辞めたくなるくらいなんだけど。
もっと言えば、これが「ドラえもん」のパロディ(オマージュ?)でなければ自分もそこまで毛嫌いはしてないかもしれないし。
ま、もう読む事の出来ない作品について色々言っても仕方ないんだが。
実は私はこの作品を読んで昔似た気分になった事を思い出した。
「ルパン三世カリオストロの城」を見た時である。
この作品も、本来のキャラクターを監督が勝手に自分に都合よく作り変えた作品であった。
なんであんな腑抜けたルパンを見せられなきゃならんか。
しかも、そのハードボイルドで女好きで世紀の大泥棒である筈のルパンをつまんねえ単なるいい人に改変させられた作品に「感動した」という連中の多い事。
そんなに皆、本来のキャラクターを薄っぺらにされてまでも感動したいか。
しかもこれは商業作品だから、ファンが愛情で作ったパロディ作品よりも罪は重い。
私はルパンは好きだが、「カリオストロ」は大嫌いである。
話を「ドラえもん」に戻す。
私自身はこの作品に好意的ではないが、好きな作品がこうあってほしいという願望やパロディを書きたい気持ちはわかる。
この場合、漫画としてよく出来てた事が著作権侵害などと申し立てられるきっかけになってしまったのだな。
でもやっぱり「ドラえもん」の話としては感動出来ないけど。
ただ、パロディ同人誌と著作権侵害てのは結構難しい問題だな・・・。
その同人誌が話題を呼び、有名になり過ぎた事で小学館も黙ってる訳にいかなくなり、この漫画家に著作権侵害として出版差し止めを作者に申し渡したという。
某ニュース番組でも取り上げられたりもした。
その最終回をまだ公開してるサイトもある様だし、オークションでは皮肉な事に値段が高騰したという。
まあ、もう話題としてはちょっと古いのだが、この同人誌の最終回は私も読み、そして思う事もあったので、せっかくだから書いておこうかと。
まず読んでみての素直な感想。
「面白くなかった」
内容については知ってる人も多いだろうが、ドラえもんがある日突然動かなくなり、色々あって(えらく省略したな、笑)実はのび太が科学者になってドラえもんを発明したというラストである。
で、この設定がまず私は受け入れられない。
いや、同人誌としてのパロディ作品についてそういう事を言うのも野暮っちゃ野暮だが、パロディとしても嫌なんですよ、こういう感動にオチをもっていくストーリー設定。
ドラえもんのパロディとしてなら昔、日野日出志さんが書いた作品の方がよく出来てると思うし。
だって、のび太が科学者って時点でもう本来の「ドラえもん」とは違うって気づくじゃないですか。
他のキャラクターも納得いかない部分が多々。
で、もっと嫌なのが、これを読んで感動したとかいう方々がいらっしゃるという事実。
そりゃ、絵も上手いと思うし、構成もよく出来てるとは思う。
好き嫌いや作品の評価は人それぞれだし、そもそも世代や感覚や今までの人生経験によっても何に感動し、何にシラケるかは様々だ。
でもね、藤子F先生の「ドラえもん」ファンなら、先生はこういうラストにはしないというのは解ると思うし、その前にこのラストで「ドラえもん」最終回なら俺は藤子ファン辞めたくなるくらいなんだけど。
もっと言えば、これが「ドラえもん」のパロディ(オマージュ?)でなければ自分もそこまで毛嫌いはしてないかもしれないし。
ま、もう読む事の出来ない作品について色々言っても仕方ないんだが。
実は私はこの作品を読んで昔似た気分になった事を思い出した。
「ルパン三世カリオストロの城」を見た時である。
この作品も、本来のキャラクターを監督が勝手に自分に都合よく作り変えた作品であった。
なんであんな腑抜けたルパンを見せられなきゃならんか。
しかも、そのハードボイルドで女好きで世紀の大泥棒である筈のルパンをつまんねえ単なるいい人に改変させられた作品に「感動した」という連中の多い事。
そんなに皆、本来のキャラクターを薄っぺらにされてまでも感動したいか。
しかもこれは商業作品だから、ファンが愛情で作ったパロディ作品よりも罪は重い。
私はルパンは好きだが、「カリオストロ」は大嫌いである。
話を「ドラえもん」に戻す。
私自身はこの作品に好意的ではないが、好きな作品がこうあってほしいという願望やパロディを書きたい気持ちはわかる。
この場合、漫画としてよく出来てた事が著作権侵害などと申し立てられるきっかけになってしまったのだな。
でもやっぱり「ドラえもん」の話としては感動出来ないけど。
ただ、パロディ同人誌と著作権侵害てのは結構難しい問題だな・・・。