風に訊け

日々の考え、趣味のサッカー、釣り、読書、音楽、アウトドアなどについてエッセイ風に綴りたいと思います。

ロナウジーニョとデコ

2006年12月15日 | 釣り
サッカーの楽しさを感じられる素晴らしい試合だった。

本日は6時半に会社を出て、家へ直行。
バルセロナ×クラブアメリカの試合を見た。

最高に脂の乗ったロナウジーニョ(ロニー)があと何年持つのだろう、
そして19時からという時間帯に生で見られる機会が今後あるのだろうかと考えると、今回のクラブワールドカップがほとんど最後の機会だろうと思ったからだ。これは仕事どころではない。

バルセロナは期待通りの試合を見せた。
日曜日に試合をやったばかりだというのに、素晴らしいパフォーマンスを見せた。
ロニーは持ち前のキープ力とテクニックで、あるときはため(時間)を作り出し、あるときは空間を創造し、クラブアメリカのディフェンスをこれでもかというくらいに切り裂いた。

世間的には圧倒的な人気を誇るロニーだが、やはりこのチームの心臓はデコだなと実感。
いろいろな監督に愛される選手である理由がわかる。
デコの魅力はなんといってもシンプルなプレースタイルだろう。
パスを出すべきところでは、0.01秒も無駄にせずボールを配給する。持つべきところではボールを持ち、ドリブルすべきところではする。実に基本に忠実なプレーをしてチームのリズムを作る。派手なプレーはしないから目立つわけではないのだが、決して無駄なプレーをしない。シンプルにその場ですべき最良の選択をする。そして決してミスをしない。
実にシンプルなプレーヤーだ。

しかし、サッカーで一番難しいのはこれである。
その場で最良の選択をすることなのだ。
自分よりいいポジションにいる選手がいれば、即ボールを渡し、打つべきところではシュートを打つ。
デコは今日もミドルを決めた。
いやはら、素晴らしいプレーヤーだ。

ロナウジーニョのようなテクニックにあふれた天才的なプレーヤと、デコのような現代サッカーの象徴のようなインテリジェンスあふれた選手。
この組み合わせが中盤にいるチームが弱いはずがない。

チェルシーにはロナウジーニョのような天才的なプレーヤーはいないし、レアルマドリーにはデコのような選手はいない。

このあたりがバルセロナの強みなのだろう。
ライカールトは「スペクタクルな観客を魅了できるサッカーをしながら結果も求めていく」といっているが、これからもそんなチーム作りを続けて欲しい。

本当に面白いゲームだった。
決勝が楽しみた。




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