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米国紙「鳩山首相が最大の敗者」-ワシントン・ポストさんまだまだ甘いんちゃう?

2010年04月15日 17時40分23秒 | Weblog


ネットで「米紙が鳩山由紀夫首相を酷評」との情報を見ました。早速、元記事をワシントン・ポスト(WPST)で確認。確かに、それなりの「酷評」ではありましたが、これはどちらかと言えば、そう、「饅頭番付」とか「山の手線内ラーメン店ランキング」に近い軽めの記事で、正直、理詰めで鳩山民主党を批判した他の米英の記事に比べれば「ワシントン・ポストさんまだまだ甘いんちゃう?」という印象を持ちました。

しかし、逆に言えば、事実に基づく論証を端折った点でこの記事は(おそらくオバマ政権の意向が反映されているのでしょうし)米国政府と知日派アメリカ国民の鳩山政権に対する不信感が、最早、理屈を越えた激情の域に達しつつあることの「率直な吐露=最後通牒」なの、鴨。

まずは話題の記事の抜粋紹介。出典は4月14日付けの"Among leaders at summit, Hu's first"「首脳会議に出席した中で胡錦濤氏が最大の勝利者だ」です。尚、不誠実と自己中を絵に描いたような鳩山首相に対してアメリカの世論の怒りが臨界点に達しつつあることに関しては、海外報道を紹介した下記拙稿をご参照いだければ嬉しいです。


・民主党政権の対中国<前のめり>を懸念する米国世論(上)(下)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59428358.html

・米国誌タイムが見た等身大の「鳩山民主党政権」
 -<善意>の上に咲き乱れる奇天烈と危険性(壱)~(五)
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/59434923.html





After all the chatter about nukes, loose and otherwise, 36 heads of state are heading home from Washington to tout their world leadership chops and their influence with the Obama administration.

The winners at this week's nuclear summit were easily identified: They were the ones who got bilats with President Obama -- not a bodybuilding term, it stands for bilateral, or one-on-one, chat -- showing their prestige and importance. Chinese President Hu Jintao obviously heads the list, having chatted with Obama for 90 minutes.・・・

By far the biggest loser of the extravaganza was the hapless and (in the opinion of some Obama administration officials) increasingly loopy Japanese Prime Minister Yukio Hatoyama. He reportedly requested but got no bilat. The only consolation prize was that he got an "unofficial" meeting during Monday night's working dinner. Maybe somewhere between the main course and dessert?
 
  
核兵器に関する協議の後、その足取りが軽いか重いかはいざしらず、世界に向けて発揮した自分のリーダーシップとオバマ政権に対する影響力を自己宣伝すべく36ヵ国の首脳はワシントンから帰国の途についた。

今次の核安全首脳会議において世界に向けて発揮した指導力とオバマ政権に対する影響力という観点からは勝者が誰と誰であったかは容易に特定できる。すなわち、それはオバマ大統領とbilatsできた首脳であり、それによって彼等の威厳と世界における重要度を周囲に見せ付けた人物ということ。ここで使用した「bilats」はボディービルディングの専門用語ではなく、双務的や一対一という意味なのだけれども。而して、この観点と判定基準からは、間違いなく支那の胡錦濤主席が勝者リストのトップだ。なにしろ、胡錦濤主席はオバマ大統領と【差しで】90分間も対話したのだから。(中略)

而して、この大騒動の中で笑えるくらいの断トツの敗者は奇妙で(オバマ政権の数人の高官によれば)徐々にそのお馬鹿さ加減を増してきている鳩山由紀夫氏、日本の首相である。伝えられる所では、鳩山氏はオバマ大統領との差しの会談を求めたもののbilatには成功しなかったとのこと。残念賞として唯一彼に与えられたのは、月曜日【2010年4月12日】夕刻のワーキングディナーの際の「非公式」会談だけだったとか。それは多分、デザートからメインディッシュが給仕されるまでの間のことだろう?
    


A rich man's son, Hatoyama has impressed Obama administration officials with his unreliability on a major issue dividing Japan and the United States: the future of a Marine Corps air station in Okinawa. Hatoyama promised Obama twice that he'd solve the issue. According to a long-standing agreement with Japan, the Futenma air base is supposed to be moved to an isolated part of Okinawa. (It now sits in the middle of a city of more than 80,000.)

But Hatoyama's party, the Democratic Party of Japan, said it wanted to reexamine the agreement and to propose a different plan. It is supposed to do that by May. So far, nothing has come in over the transom. Uh, Yukio, you're supposed to be an ally, remember? Saved you countless billions with that expensive U.S. nuclear umbrella? Still buy Toyotas and such?

Meanwhile, who did give Hatoyama some love at the nuclear summit? Hu did. Yes, China's president met privately with the Japanese prime minister on Monday. ・・・


鳩山氏、この裕福な家庭に育った男は、日米間に亀裂を生じさせている重要問題、すなわち、沖縄にある海兵隊の航空基地を今後どう取り扱うかを巡りオバマ政権の高官に信用できかねる人物との印象を与えている。鳩山氏はオバマ大統領に対して2回もこの問題を解決すると約束した。日米間で長年続いている協定では、問題の普天間航空基地は沖縄県内の市街地とは切り離された地域に移転することになっている(現在の基地は8万人以上が住む市街地の真ん中に位置している)。

しかし、鳩山氏が率いる政党、民主党は、この日米協定を見直して異なる移転計画を提案させてもらいたいと述べている。而して、民主党はその別の移転計画の提案を5月末までに行うらしい。けれども、別にアメリカ側が【現行案と異なる別の案を】依頼したわけでもないのだけれど、現在までの所鳩山政権からは何の音沙汰もない。由紀夫、あなたは同盟国の首相ではなかったのか。日本は実に高価なアメリカの核の傘のお蔭で途方もない金額を節約したのではなかったのか。その上、まだ<トヨタ>を買えというのか。

そんな【「史上最低の天皇-後醍醐」なみの】お馬鹿振りを鳩山氏が晒す中、今回の核安全サミットで誰かこの鳩山氏を相手にした首脳はいたのだろうか。胡主席。そう、支那の胡錦濤主席は月曜日に日本のこの首相と個人的に面談してくれたのだ。(後略)
    






■参考情報
こんな報道も入ってきました。こうなると早期の「鳩山退陣」は当たり前として、「鳩山由紀夫」は日本の首相の信用を地に落して、かつ、同盟国との関係を棄損した、国益破壊の<政治的犯罪者>と言ってもいいの、鴨。と、そう私は考えています。



◎「きちんと責任取れるのか」=米大統領、首相に疑問呈す-普天間移設

ワシントンで12日に行われた鳩山由紀夫首相とオバマ米大統領の非公式会談の際、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の5月末までの決着を表明した首相に対し、大統領が「きちんと責任を取れるのか」と強い疑問を呈していたことが分かった。日米両政府の複数の関係者が14日明らかにした。

それによると、首相は会談の冒頭、大統領に「日米同盟が大事だという考え方の中で移設問題を努力している。5月末までにきちんとやる」と解決を約束。大統領が疑問を投げ掛けたところ、首相は改めて5月末決着の意向を表明した。オバマ大統領の発言について、関係者は「鳩山首相に対する不信感の表れだ」と指摘した。 

(時事通信:4月15日)



◎あまりに軽い・・・普天間をめぐる鳩山発言の変遷
オバマ大統領との非公式日米首脳会談で、普天間基地移転問題の「5月末決着」を改めて繰り返した鳩山首相。基地問題をめぐっての発言の軽さを指摘する声が上がっている。鳩山首相とその周辺の発言を検証する。

<09年>
08.12 「一番いいのは海外、最低でも県外」
11.13 オバマ大統領に「プリーズ トラスト ミー」
12.04 「辺野古は生きている」
12.04 「グアムも検討」
12.19 米国務長官に「日米合意強行すると大変危険。しばらく待って」「理解いただいた」
12.22 「“理解”は頑張ろうという意味」

<10年>
01.27 「すべてが今、ゼロベース」
02.20 「ベストとかベターじゃなく、ベスト探す」
03.05 「3月中に考えまとめる」
03.26 「極力、県外に移設」
03.29 「3月決着は法的に決まってない」
03.30 「“3月末”は5月末までに決めるということ」
03.31 「腹案がある」
03.31 「命がけで体当たりの行動をする」
04.13 オバマ大統領に「普天間、5月に決着する

(産経新聞:2010/04/14)

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/380165/





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1 コメント

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よく人前にでてるな~ (タレントは民主党信者?)
2010-04-19 19:09:43
鳩山さんは金を持って、コリン星にでも行って趣味の農園でもしたら。民主党信者と一緒にめでたい友愛ダンスでも踊っていたら。
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