英語と書評 de 海馬之玄関

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TOEIC攻略Tipsのようなもの<続文法問題アプローチ編>

2009年12月13日 07時20分16秒 | TOEIC/TOEFLの話題



いきなりですが、皆さんは富士山に登ったことありますか? 見たことは? 

私は今まで3回登ったことがあります。新幹線や御殿場から見る富士山も大好きです。そしてなにより、私が今住んでいる新百合ヶ丘からは秋冬の晴れた日にはくっきり富士山が見えるんですよ。「富士は日本一の山♪」ですよね、やっぱり。

ヽ(^o^)丿

と、さて、「富士山は日本一(高い)山だ」。この表現を使ってTOEICの文法&語彙問題(穴埋め問題)対策のTipsのようなものを紹介しましょう。前回に引き続き、できるだけ問題文全文を読まないで解答できる問題パターンを増やすコツ、です。そして、この問題アプローチの発想はTOEFL対策にも国内大学の二次試験対策にも使えると思います。

TOEICで出題される「富士山は日本一高い山だ」等の比較表現は次の4種類しかありません(尚、形容詞の比較級・最上級の形態は、その形容詞が3音節以上の場合には原則、2音節の場合にもほとんど、「more/most+原級」になります。その他、つまり、1音節の形容詞の比較級・最上級の形態は、「原級+er/est」です)。

Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.
No other mountain in Japan is higher than Mt. Fuji.
Mt. Fuji is as high as any other mountain in Japan.
Mt. Fuji is less high than any other mountain in Japan.

よって、TOEICのパート5で次のような問題が出題された場合には、空欄の前後と選択肢を読むだけで解答することができるのです。


例題:
The Japanese automobile industry is as ( ) at global
competition as the American.

(A)tougher
(B)toughest
(C)tough
(D)more tough


つまり、この例題では、「as+原級+as」の構文の中で「原級の形容詞」が来る部分が空欄になっている。よって、正解は(C)。而して、重要なことは、これは後知恵ではなく、この例題の場合には、空欄箇所と選択肢を見ただけで正解に辿りつけるはず、ということです。所要時間3秒。尚、例題の問題文の意味は、「日本の自動車製造業界はアメリカのその業界と同じくらい世界市場での競争力がある」です。

なお、(D)のような英語はこの世に存在しないはずですが、TOEICでは存在しない語の組み合わせが選択肢として出題されることもままあります。日本の英語の試験ではあまり経験しないことですが、「そんな場合もある」と分かれば恐れるにたりません。

では、(単に比較級の知識の習得ということではなく)このようなアプローチ方法で、問題文を全文読まなくても確実に正解できる、あなたの「勝ちパターン」を一つでも二つでも増やすようにしてみてください。そうすれば、全文を読まなければならない問題に投入できる時間が相対的に増えていきますから。頑張りましょう。

Practice makes perfect! 





【珈琲タイム:It's a SONY?】
「It's a SONY」は有名なCMで使われた標語ですが、固有名詞のSONYになんで冠詞の「a」が着いているのか、ご存知ですか?

「これどこのメーカーのパソコン?」

あるグループプロジェクトで、グループ内のアメリカ人同僚が私の使っているノートパソコン(laptop computer : "lap"「ひざ」の上に乗るのでこう呼ばれます)を見てこう尋ねました。

"What make is it?"

最初、私は、なぜその人が “make” という動詞を使ったか分からなかったので、

"You mean PC maker?" と言うと
"We don't say "maker", we just say "make.""

その後、私が "It is HITACHI." と言うと
"You have to say "It's a HITACHI."" と教えてくれました。

この 不定冠詞「a」 の使い方は知っていたにもかかわらず、実践会話の場面ではなかなかでてこないものです(苦笑)。上でも紹介した"It's a SONY." というフレーズも、まさにこのパターンです。

"What make is it?" 「どこの会社の製品ですか。」
"It's an NEC."(エヌ・イー・シーと母音で始まるのでこの場合の冠詞は、
a ではなく an ですよぉー!)「NEC製です。」     

"What make of car is this?" 「この車はどこの会社の製品ですか。」
="What make is this car?"
"It's a HONDA." 「ホンダ製です。」         


不定冠詞aが固有名詞につくと次のような意味にもなります。
He is a Rodan.「彼はロダンのような偉大な彫刻家だ。」
He has a Rodan. 「彼はロダンの作品を持っている。」

基本的に不定冠詞aは「あるものが持っている多くの側面のうちの一つ」を表します。かつて英字新聞に載っていた表現に "a weaker Clinton" 「弱体化したクリントン」という表現がありましたが、これも「いろいろなクリントン氏の側面の一つ」としてとらえているので、a が使われているわけです。

英語は奥が深い。
英語の学習は楽しい、ですよね。


ヽ(^o^)丿





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