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谷垣さん、海外旅行に行きたいなら自民党総裁を辞めてからにしなさい!

2012年01月07日 10時54分48秒 | Weblog


◆なぜこの時期に外遊? 谷垣自民総裁

自民党の谷垣禎一総裁が8日から5日間の日程でベトナム、インドネシア両国を訪問する。平成21年に総裁に就任して以来初の海外出張で、本人は「東アジア地域の経済連携のあり方、安全保障について幅広く意見交換したい」と意気込むが、政権奪還に向け正念場を迎えているときだけに、党内からは「なぜ今」「なぜ米国ではなく東南アジアか」と疑問視されている。【←「米国」でさえ行っている場合か?】

谷垣氏はハノイでグエン・タン・ズン首相と会談する。チュオン・タン・サン国家主席とも会う方向で調整している。だが、目立つ要人との会談日程はこれくらいで、インドネシアではユドヨノ大統領は不在で会えない。

谷垣氏周辺は当初、普天間飛行場の移設問題で米国との関係が悪化した民主党政権との対比を印象づけるため訪米を検討した。だが先んじる形で、昨年12月に石原伸晃幹事長が渡米したこともあり、見送った。訪米実現を目指した三ツ矢憲生副幹事長は東南アジア行きに反発し、辞意を表明した。しかも石原氏は米国で9月の総裁選出馬に意欲を示し物議を醸した。

谷垣氏は4日に伊勢神宮に参拝し、衆院の早期解散と政権奪還を祈願。5日の仕事始めで「不退転の決意で先頭で戦う」と語気を強め、6日も日本鳶工業連合会幹部による「木やり」での激励に「今年は間違いなく選挙の年だ。全力をあげる」と必勝を誓った。

正月から選挙区を走り回っている若手議員は「本当に解散に追い込む気ならこんな時期に海外に行くよりも地方を回るべきだ」と不満をもらす。

野田政権を解散に追い込めなければ、「ポスト谷垣」の動きが加速することは必至だ。
谷垣氏と距離を置く閣僚経験者の一人は「これが総裁の“卒業旅行”にならなければいいが」と皮肉たっぷりに語った。

(産経msnニュース・2012.1.7 01:25)







解題不要、否、解題無用でしょう。

蓋し、”今”は民主党政権を解散総選挙に追い込むべき<秋>です。而して、

()解散権は向こうにある以上、そして、()口ではどう言おうと(国民が風邪をひいて、じゃなかった、選挙の風が吹いて当選しただけの民主党議員といえども一応「選挙のプロ」(=選挙で選ばれた「政治家」であることでご飯を食べている人達)なのですから、(a)民主党の衆議院議員の三分の二は次の総選挙では自分が落選すると、(b)更に、そのまた三分の二(全体の九分の四≒44.44%)は、自分がもう二度と国会議員のバッジを胸に着けることはないだろうと)冷静に読んでいることが確実である以上、

()どんなに無茶苦茶な理屈(?)を持ち出しても、若しくは、泡沫政党との野合や自民党議員の引き抜き等々、どんなに世間の顰蹙を受けようとも野田首相に民主党議員は解散はさせないだろう。



蓋し、上記()~()は子供でも分かる事柄ではないでしょうか。けれども、民主党政権下での国民の生存と日本国の存在の危機は、最早、悲憤慷慨を居酒屋や喫茶店、ラーメン屋やスパゲティー屋で論じてその憂さを晴らせるレベルの一線を越えている。これまた幼児にも87歳の後期高齢者の私の老母にも皮膚感覚で分かること。

ならば、畢竟、なにがなんでも解散をしないだろう民主党政権をして可及的速やかに解散総選挙に持ち込むには、こちら側、すなわち、こちら側の一応の主力のそのまた総大将であるはずの自民党とその総裁は、「24時間戦えますか?!?」の気合いで、通常国会の開幕まで獅子奮迅しなければならないでしょう。

要は、産業・金融・財政の諸政策コングロマリットによる景気対策、社会保障・税制、国防・安全保障、何より原発事故の収束を始めとする<2011年3月11日午後2時46分>の震災復興、これら最優先課題間の調整と課題内の諸施策に関する優先順位の具体的確定(トリアージ戦略確定)・・・。それらのプランを携えての全国行脚、支援団体への説明・啓蒙、マスコミジャック・・・。

要は、やること/やるべきこと山積。蓋し、

(甲)自民党の政策コングロマリットの明確化とその工程表の提示
(乙)上記(甲)を具体的なビジョンとキャッチフレーズに結晶させた上での
   国民・有権者への<営業>活動、そう、民主党政権批判と「政権再交代」
   という<商品>の宣伝


これらに自民党総裁は邁進するしかない。通常国会前に、通常国会のアジェンダをこちら側が決める。それがなければ、早期の解散総選挙などは豊関白の辞世ではないけれど「夢のまた夢」ではないか。ならば、現在は、アジェンダ確定のイニシアチブを取るために自民党と自民党総裁は全力を尽くす時ではないでしょうか。

畢竟、今やらないで、いつやる!
畢竟、今追い詰めないで、いつ民主党政権を追い詰める!





けれども、寒さ厳しき新春のこと。谷垣氏が東南アジアに湯治(?)に行きたいのも人情として分からないではない(私的には谷垣氏の選挙区の近く城崎温泉の方がお薦めだけれども、まあ、それは個人の好みでしょうからね)。ならば、谷垣氏に言いたい。「行ってもいいから、ちょっと、成田か羽田に行く前に、その前に自民党本部に寄って「自民党総裁の辞表」を出して行ってね」、と。そう私は考えます。

尚、「政局」を軸にした、民主党政権と自民党に関する、現在の私の認識に関しては
下記拙稿をご参照いただければ嬉しいです。


б(≧◇≦)ノ ・・・打倒、民主党政権~!
б(≧◇≦)ノ ・・・頑張れ、自民党~!
б(≧◇≦)ノ ・・・今が頑張りどきだよ、自民党~!
б(≧◇≦)ノ ・・・日本のために共に闘わん~!




・消費増税法案☆首相「不成立なら解散」と首相経験者に伝える? 
 なに言ってんの、増税前に下野か解散でしょうよ!
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60961380.html

・稲田朋美氏を総裁にの声について考える
 -「真正保守」なるものは百害あって一利くらいのものでしょう
 http://blogs.yahoo.co.jp/kabu2kaiba/60961253.html



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