英語と書評 de 海馬之玄関

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ナッツ姫を支持する--だって、あの国のことだもの

2014年12月29日 13時41分23秒 | Weblog



ナッツ姫こと、趙顕娥元大韓航空副社長(40)が韓国の世間を騒がせ世界の嘲笑を浴びているようです。けれど、私は「ほめ殺し」ではなくナッツ姫を支持したいと思います。支持の理由は次の4点。

(1)ナッツ姫が身長180センチ近い美人さんということ
(2)接客ビジネスでは世界最高ランクの大学と大学院を卒業していること
(3)韓国のビジネスマンを叱責するにはその場で証拠を突きつけなければ無理
だから、ナッツ姫が旅客機機材をゲートに引き返させたのはそれなりに合理的
な理由が韓国的にはあったの、鴨と思わないではないこと
(4)お子さんに米国の国籍を取らせている点で、これまた、韓国的な母親の
気持ちとしては合理的であり、


要は、(1)~(4)を総合するに、
ナッツ姫は韓国の水準から言えば至極まともで合理的な判断のできる方だと思うから。もっとも、そんなのは世界では通用しない韓国的な合理性であり、多くの韓国の財閥3世~5世と同様、彼女もまた「ナッツ:one of nuts」であることは否定できないでしょうけれども。


まずは事実の確認。朝日新聞には嘘が
書いてあるかもしれないので、
APの記事で確認。


Sales of macadamias soar in wake of Korean Air nut rage
Nut rage imploded the career of a Korean Air Lines executive and embarrassed her family and country. Now South Korean retailers are experiencing the unexpected upside: a boom in sales of macadamias.

The flavorful macadamia nut was unfamiliar to many South Koreans until Cho Hyun-ah, the daughter of Korean Air’s chairman, ordered a flight attendant off a Dec. 5 flight from New York City after she was served them in a bag, instead of on a plate.

She resigned from executive roles including head of cabin service last week amid a storm of criticism about the tantrum that forced the flight to return to the gate. But macadamias are now a household name in South Korea and with curiosity about their taste piqued, sales are booming.・・・

(AP, Dec 16, 2014)

大韓航空のナッツ激怒事件にともないマカデミアナッツの売り上げ急上昇
大韓航空のある重役が馬鹿げた大騒ぎを引き起こして役職を離れただけでなく、彼女の一族と韓国に世間の非難と世界からの嘲笑を集めている。他方、韓国の物販ビジネスでは予期せぬ売り上げの好調が起こっている。そう、マカデミアナッツの売り上げが急上昇なのだ。

香ばしいマカデミアナッツは韓国ではそれほど一般的なものではなかった。けれども、12月5日、ニューヨーク発仁川行の便の中で、大韓航空の会長の息女である趙顕娥氏が、お皿に盛られておらず包装されたマカデミアナッツを提供されたことに激怒して客室乗務員を飛行機から降ろす事件があって以降、マカデミアナッツは韓国でもいっぺんに知られるようになった。

趙顕娥氏は、先週、激怒して航空機をゲートに引き返させた問題に非難が集中する中、大韓航空の機内サービス担当の最高取締役の職を辞任した。他方、マカデミアナッツは今や韓国では知らない者がない事態になり、また、その風味への物珍しさもあってか売り上げはうなぎのぼり状態である。・・・

(以上、翻訳紹介終了)






ナッツ姫を弊ブログが支持する理由を敷衍しておきます。

(1)ナッツ姫が身長180センチ近い美人さんということ
これは、日本では当てはまらない「理由」でしょうね(笑)。


・日本人の究極の美意識としての<ほどほど>が一番可愛い?
 http://ameblo.jp/kabu2kaiba/entry-11644425055.html
 


(2)接客ビジネスでは世界最高ランクの大学と大学院を卒業していること
コーネル大学と南カリフォルニア大学は接客ビジネス(Hotel and Restourant Business)では世界最高ランクの教育機関。而して、弊ブログが高学歴大好きということだけでなく、彼女は、大韓航空の便に乗ったのでなければ「普通の国際派のお嬢様」として行動したと推察します。

要は、コーネルやUSCで学んだビジネススキルというかビジネスの社会規範(コード)を凌駕するなにかがこの「ナッツ」なお嬢様の目に留まったのだろうと。それが、個別韓国社会の特殊性にまつわる社会規範ではないかしら、とも。


(3)韓国のビジネスマンを叱責するにはその場で証拠を突きつけなければ無理
ナッツ姫が旅客機機材をゲートに引き返させたのはそれなりに合理的な理由が韓国的にはあったの、鴨。普通、アメリカでも日本でも、最早、彼や彼女を同僚の前で叱責するなどはもうほとんどない。別室に呼んで、3秒間怒鳴り、13分間ことの次第を両者で復習する。そして、残りの16分ちょいで今後の対策を話し合い、上司は「自分も組織も貴殿に期待しているし、今後の活躍を確信している」と最後に述べる・・・。

あのー、これ、綺麗ごと。

あのー、日本では、年齢・勤務歴に関係なく誰かを誰かが呼び捨てにする風習はもうこの15年くらいで消滅したでしょう。それは作業員さんでも警備員さんでも同じ。そして、この事情は、日本よりも遥かに「階層差」の厳しいアメリカでも一緒です。

ということで、韓国。残念ながら、彼等は自分の間違いをほぼ絶対に認めない。要は、日米とはことなり上司と部下との最低限の信頼関係さえないの、鴨。ならば、韓国人ではあるが「普通の国際派のお嬢様」が自分の文字通りの職責--機内サービス担当の最高取締役--をその場で証拠を突きつけない限り誤りを認めない<韓国人のスタッフ>に対する言語行為としては、満更理解できないこともない、鴨。と、そう思います。


(4)お子さんに米国の国籍を取らせている点で、これまた、韓国的な母親の
気持ちとしては合理的でしょう。これは言うまでもないことですが、日本と韓国の品格の差は簡単に識別可能なのです。要は、韓国という社会は財閥のお嬢様でさえ子供にアメリカ国籍を取らせたいと思うようなさもしい社会であるということ。これは、韓国人のアメリカ留学準備ビジネスにも長年かかわってきた私には、本当に皮膚感覚でわかる情緒。例えば、韓国人のアメリカ留学生はグリンカードを取得するべくアメリカ国籍の男性を虎視眈々と狙うけれど、日本人留学生は「何が悲しううしてアメリカ国籍なんかとらなあかんねん」というナデシコが寧ろ多数派ですから。


畢竟、(1)~(4)を総合するに、ナッツ姫は韓国の水準から言えば至極まともで合理的な判断のできる方だと思う、ならば、そうそう批判もできなのではないか。マカデミアナッツも売れているらしいから(笑)

蓋し、 社会規範のコードが異なるのだから、
韓国などは「嫌韓」になることも馬鹿らしいのです。
否、「反韓」さえも時間の無駄。而して、<無視>、興味ないんですけどー、
が最も合理的な態度、鴨。と、そう私は思います。

と、この記事はこれくらいでおわります。










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