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TOEIC攻略Tipsのようなもの<リーディングセクションの時間配分編>

2009年12月12日 15時49分57秒 | TOEIC/TOEFLの話題


今回の紹介するTipsは、リーディングセクションの時間配分。指針は簡単。


◎リーディングセクションの理想的な時間配分
パート5(文法&語彙穴埋め問題)40問→20分
パート6(長文内の穴埋め問題) 12問→6分
パート7(長文読解問題)    48問→49分



パート5と6の時間は「1問30秒」を目処にしましょう。実は、TOEIC 900点以上の実力の方でも知らない単語やイデオムもTOEICには結構出題されます。そして、あたり前ですが、知らない単語が正解になる問題は英語のネーティブスピーカーでも(消去法でしか)解答できません。

つまり、パート5と6は30秒以上考えても無駄ということ。

他方、大学院卒業の教養のあるアメリカ人の先生方でも、パート7を全問自信をもって解答するには、どんなに頑張っても30分以上は必要なのです。おそらく、 TOEIC900点前後の日本人受験者の場合、それは40分前後になると思います。

また、パート5と6とは違い、基本的にはパート7は、詰め将棋と同様、問題の長文の中に必ず「正解に結びつく情報」が含まれている。また、(綺麗な偏差値の正規分布曲線を出しやすくするため)英語のネーティブスピーカーでも引っ掛かる鬼のように難しい問題も何問か含まれているかと思えば、日本の中学3年生の平均的な英語力でも正解可能な、かなり簡単な問題も含まれています。要は、つまり、パート7は、スコアに関係なく可能な限り時間を投入したい。

よって、パート7に割くべき時間は(パート5と6の解答時間から逆算しても)、49分くらいになるのです。

といっても、TOEIC 470点の受験者にとって「パート5と6を1問30秒以内」は少し高いハードル。まして、ここ4-5年、パート5と6は「文法&語彙問題」なのに問題のワード数が30語以上の長めの英文が増えているからなおさらです。

では、どうするか。

秘訣は「穴埋めすべき空欄」の前後だけ読んで解答できる問題のパターンを覚えること。


パート5と6に関して、

「空欄」の前後だけ読んで解答できる

問題のパターンを覚える!




例えば、熟語問題で熟語の片割れを選ぶ問題(例えば、A as well as Bで二番目のasが空欄になっているケース等)はその典型です。

また、文法問題でも、例えば、TOEICに出題される主な比較構文は、


・as 原級 as
・比較級 than ~ 
(尚、比較級の形は、その形容詞が1音節の場合は原則、
原級+er, 3音節以上の場合は more+原級。2音節はケース・バイ・ケース)
・less 原級 than ~


しかありません。ならば、 as 原級 asの「as」や「原級」、 比較級 than の「than」や「比較級」などが空欄になっていれば、空欄箇所と選択肢だけ読んで100%正解可能なのです。


同様に、

「~以来」の接続詞・前置詞のsinceがあれば述語動詞の時制は完了形になりますから、述語動詞が完了形で、選択肢にsinceがあれば(逆に、sinceが設問の文中にあって述語動詞が入るべき箇所が空欄になっていて、選択肢に完了形の動詞が1個しかなければ)、全問題文を読む必要はないのです。



些か文法 マニアックな説明になってしまいました。
けれども、神は細部に宿る!

ここで投入時間を割り出した考え方は、どんな英語試験の対策をする際にも有効。否、英語のみならず、複数の出題形式が一つ枠の制限時間に含まれるテストに対しては、センター試験や各大学の二次試験対策、様々な資格試験にも使えると思います。

戦略なければ勝利なし。

合理的に考える訓練としてご自分の英語力にあった、「オーダーメイドの制限時間配分」の戦略を立ててみましょう。頑張ってください。 








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