社民党の連立離脱によってはっきりしたことは、国の安全保障・外交政策という基本政策で一致できない諸政党が「連立政権」を形成することは不可能ということでしょう。而して、これは大なり小なり「二大政党制」についても言えるのではないか。そう私は考えています。敷衍します。蓋し、社会政策や文教政策、そして、産業政策等々の領域で政策の違いはあり得るとしても(「選挙互助会」としてスタートした日本の民主党は例外として . . . 本文を読む
ためになるけれど肩の凝らない読書。これ本好きの至福の一つではないかと思います。本書、岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(ダイヤモンド社・2009年12月)はそんな至福の数時間を与えてくれました。本稿は書評と本書の舞台と思しき日野市を探訪した報告です。
本書の舞台は、「東京の西部、関東平野が終わって多摩の丘陵地帯が始まる」(本書p.7)エリアにある . . . 本文を読む
First, the freedom to dress the way one wants is not what’s at stake here. Our debate is not about a type of attire or the Islamic head scarf that covers the hair and forehead. The latter is obv . . . 本文を読む
実質的にイスラーム女性を狙い撃ちする差別法案がフランスで成立しようとしています。人権・自由・平等を根拠に人の生命を奪い、信教の自由を制限し、排外主義を押し通してきたこの<精神分裂病国家>のこととすれば特に不思議なことではない。けれど、英米流の健全な保守主義を信奉する者は、モスリム女性がその伝統と慣習に従う権利を踏みにじるフランスの暴挙を傍観していてはならないのではないか。そう私は考えています。本稿 . . . 本文を読む