そのうちなんとか・・・

植木等さんが亡くなったとニュースでやっていました。
ちょっと好きだったのでちょっとショック　80だったのにもビックリ。
私が子供の頃からちゃんと大人だったんだから、そりゃそうなんだけど・・・。

なんかクレージーキャッツのおじ様って、しゃれててダンディで今のコメディアンにはないオーラがあったよなぁ～。

相方も好きだったのでショックだったのか、ニュースを聞いて
「もう、俺には谷啓しか残ってないのか・・・」と
よくわからないコメントを吐いてました。シッカリシテ。オマイサンッ。
ご冥福を祈ります。

そんなことで。～～～～
昨日はクレージーキャッツ世代ドンピシャな加齢なる鉄の館に行ってまいりました。
給料日だったので、現金をおろしてきて封筒詰めです。イマドキ。

何百万も現金かばんで持つのも怖いし、封筒に詰めるのも面倒なので「振込にしてください。」と切に願うが、祈り届かず・・・。

現金で持って帰って奥さんに「ご苦労様でした」と深ゝと感謝されたい世代なんだろうか・・・。などと、思いつつ、袋詰め。ヒーフーミー。

その中で、先月入ったばかりの新人ジイサンが退職するとか・・・。
「え？もうやめちゃうんですか？」うらやましいと思わず口が滑りそう。

「んー。実は・・・クビなんだよ・・・。ココだけの話・・・」
「えぇっ」そんな何かがあるような職場とは思えなかったので、すごくビックリ。
「何があったんですか？なにがっ」小声で過剰に食いつく私。

「今、鉄が景気いいだろ。」
「ふんふん」横長しか？

「うちも忙しいんだよ。なのに、あの人な」

サボるのか？

「はかりがうまく読めないんだよ。」


「え？」はかり？


できたものを測るんだけど、量りが揺れると一緒に揺れちゃって、正確な数値が読めないらしい・・・。そんな理由なの？

「最初は面倒見て測り直してたりしたんだけど、いつまでもやってられないから・・・」苦渋の選択か・・・。

世間じゃ、マンホールのふたや半鐘が盗まれるくらいの昨今、鉄工場も注文殺到で大いそがし状態。
しょっちゅう、電話が「注文10トンの納期は？」とか「もう少し早くならないか」とかかかってきてるのよ。

「もう少しでできるって言ったからね。」「全然できてないけど。」
「あと何トンなの？」「1トンもできてないよ。」ホントニ、ダイジョウブナノカ？

そんなことで、工場内ではジイサンたちが土日返上青息吐息で鉄を延ばしたりしてる訳なんだが、
その中で、バネ量りと一緒に揺れてて「これは何キロでしょうかっ？」とみんなに聞いてたら、それは・・・。

致し方ないか・・・。ウーム。

気の毒だけど・・・。ヤッパリ。

「別封筒に1万円入れておいてくれる？」退職金代わりらしい・・・。

こないだ「ここはお風呂も入れていいですわ」と言ってたあの人か・・・。←なぜか風呂がある鉄工場。

「はかりが見にくいから、懐中電灯を買ってきました」って言ってたあの人だ・・・。←明るさの問題じゃなかったのか・・・。

夕方、自転車で、最初で最後の給料を取りに来ました。オセワニナリマシター。
「もとの夜警の仕事にもどるんだって。」「そっか。」事務所内しんみり。

幸あれ。