いらっしゃいドクター

こないだ血液検査をしたんです、私。

1号のコンタクトのことで眼科に行ったら、そこの医者が、突然言うのよ。
「おかあさん、コウシケッショウじゃないですか？」
「コ・コウシケッショー？何？」←一瞬更年期障害に聞こえてあせる私。キタカ？

漢字で書くと「高脂血症」だそうな。
なんか成人病の匂いがプンプンする名前だ…。脂って字もやだね。

私のまぶたに脂肪の固まりみたいのがあるんだけど、痛くもないし、大きくもならないのでついついほっておいて早5～6年。
それがその「コウシケッショーかもしれない証だっ」と熱く語るわけですよ。

「コレステロール値が高いとできます。」自信満々。
そんな大きな声で言わないでよ、とはじらう40代人妻。いやん。

で、血液検査したらどうだとか、そんな話ばかり。

1号の検眼はどうなってるんだ？変な黒いめがねをかけたまま横で放置されてる1号・・・。
早く娘の処方箋を書いてくれ。

ま、その日は帰ってきたんだけど、そこまで言われるとさすがに気になるわけです。

「血がどろどろとかってやつなのかしら。」うーむ。
ＴＶで見たな。詰まって流れない芸能人。加藤茶とかだったっけ。
「血がどろどろ」かと想像したとたんに、だるいような気すらして来る。
「やる気が出ないのはこのせいか。」うーむ。
そうだ、そうにちがいない。風呂場のカビも血のせいってことで。

「コレステロール値って要するに肥満じゃないのか？」
とあっさり痛いところをつく万年肥満児。コイツニダケハイワレナクナイ・・・

～～～～～
「おっ。きましたね。」って医者。イラッシャ～イ営業だったのか？疑惑。

血管が見えないだのなんだのとバシバシたたかれしばかれて、やっとの思いでガラス管3本分採取。


おととい、結果を聞きにいってました。ドキドキ

「問題ないですね。」だってさ。え？なんですと？
全てが普通すぎるほど普通の数値でした。すこしがっかり。
死なない程度にどっか弱ってるところがほしかったわ。健康すぎる中年ってのもちょっと・・・ねぇ。

「じゃ、コウシケッショーじゃないんですか？」と一応念押し。
「ありえません。」だって。堂々人生。おい。
検査代返してくれよ。

さらに
「うちでもその脂肪の塊は取れますけど、とりますか？」新たに営業をかける医者。
眼科という看板を超越したアグレッシブさだ。

しつこさはイタリアのマテラッツィばり。一度ならずも二度三度。

やるか、頭突き。～