ウォーホール左派

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

唱題する

2008-03-27 09:03:22 | Weblog
この湿潤
灰の空
都市を映した 鏡
限りなく くすむ 灰に

端座し 御本尊に集める
透き通る 純情

そして 己の影が壁に投射できるほど
白光の変容が実感できるまで

祈る 唱題する

焼香は立ち昇る 龍神の勢い

空が裂かれる程に
伸びてゆく唱題 トランス

諸天の大腿筋が収縮 弛緩を繰り返し
天 翔る 疾風
この曇天を叩きつけて 去る

白光で変身できるほどの
影が壁に焼きつくほどの

鋼 撓る

灰の空に
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする