春 巡り
今宵
浮かれた こころは憧れる
薄暗い空の果て
街灯のチラチラひかる
あの街に暮らす 人 人
人の影
宵宮せまる
路地の末
生ぬるい 重たい風が通り過ぎ
家 家の庭木が もたりと揺れる頃
笛の音 呼び
心は蛇のように ぬったりと這い出て
暗い道へ ふわり ふわりと分け入って
すっかり放浪気分
玄関を飛び出て
門灯を見た後は
帰らぬ漂泊の旅の第一歩
ここは知らぬ街 知らぬ空
宵闇 宵宮 仄かな記憶
童子の頬に紅さして
今宵
浮かれた こころは憧れる
薄暗い空の果て
街灯のチラチラひかる
あの街に暮らす 人 人
人の影
宵宮せまる
路地の末
生ぬるい 重たい風が通り過ぎ
家 家の庭木が もたりと揺れる頃
笛の音 呼び
心は蛇のように ぬったりと這い出て
暗い道へ ふわり ふわりと分け入って
すっかり放浪気分
玄関を飛び出て
門灯を見た後は
帰らぬ漂泊の旅の第一歩
ここは知らぬ街 知らぬ空
宵闇 宵宮 仄かな記憶
童子の頬に紅さして