詩人の血

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

黄金時代の祭典

2007-01-31 20:33:35 | Weblog
青い陽を 天空を 
白い雲が 流れ

風は心地よく 優しく
髪を 撫でて 過ぎ行く

黄金の日と陽
輝く 
人間の型
優良な肢体

黄金の時代
善良な民衆
健全な精神

自然の妙に生きて
果実は甘い汁を滴らす


良性の社会建設に汗する
今を完全に生ききり
筋肉は躍動し ほとばしる

祭典の日々は
今宵の熱き血潮に脈動し
むせ返る熱気に理想社会の三色旗たなびく

黄金時代の祭典は若人が見上げる

この 青き空
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やがて野蛮の野を焼き払う・・・

2007-01-31 09:56:34 | Weblog
天空に 風 乱れて
枯れそびれた 花

小高い 丘陵に
太陽の 無償 降り

保ち 立ち続け
野を 焼き払い
革まる 命の循環

灯油ぼろの松明に
秘められた 刷新

焔 やがて 野蛮の野を駆ける

フ フ  フ フ

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木々の秘密

2007-01-16 09:48:27 | Weblog
今日を 眠る
凍えた 冬枯れ
落とした 夏の日々

ゴツゴツ か細い枝

そして 冬を空想の豊饒で眠る
微動だにしない 

脳神経のフラクタル 木々の骨
ポーズを決めたら 風に答える
神経の伝播は 細やかな震えに

重力に抗い 天に伸びる 
シナプスを この青空に 張り巡らし

立ち続け ある
木々は冬に夢見て

風にちょっと 寝返りをうつ
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『溶岩弾』 ~舞踏家松本Kに捧ぐ~

2007-01-15 16:14:25 | Weblog
溶岩弾の保全
黒く荒々しい岩窟に

白金の清水に
リンガのごとく そそる 巌

私は 黒く痛々しい岩肌に
工作を付のだ
工作を

象嵌の白い石を幽玄にも荒ぶる巌に埋め込む

そそり立つ荒々しいリンガ
ミサイルのサイロのような岩窟で

白い石を
雄叫びのリンガに刺青のように掘り込む

溶岩弾を正規の軌跡で命中させるためなら

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やがて ここに

2007-01-11 16:58:14 | Weblog
芳醇な 夕を思い出して 読書の
コーヒーを 心に注いで
鎮まれる 湖面
曳航の 午後

短い昼と 長く伸びた 人影と
あなたを 待つために
コーヒーは冷めず

光の真紅は 留まり 維持し 待つ
濃厚な音楽はうねり ささやきの午後
立ち昇る龍神のごときタバコの煙

この夕刻に 光 けだるく 射す
街角のざわめき 光 遊弋す

書に目を落とせば
内奥の心
細波に風
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宇宙経典

2007-01-04 16:40:01 | Weblog

涙をたたえ
待ちぬ

その時
漆黒の闇を
変えてゆく
その時

夜明け

寒くはない? と
君に尋ねる
夏とはいえ
夜明け前だ

闇が長かった
夜が
駆逐され
新しい
世界が始まる その
夜明けだ

ほのかに明るい
兆しが
見えている 君の心に

世界が変わる
世界を変える

天と地の
動きが見える
夜明けだ

ああ 君よ
君らよ
ほのかな
暖かさ それを
思い出してくれないか
思い出して!

なにか
なんの拍子か
まるで
霊感のように
君らに訪れる
暖かさを 暖かさ?

それは稲妻
それは光
それは輝くオーラ

微笑みあう会話
友の心根

夜明けの
厳しくも
美しくもある
歴史の新たな黎明
今に

天と地がひっくり返る
見ているがいい
見ているが・・・

新しい朝
君との
短い会話

夜明けだよ

空が
希望に
燃えているわ

寒くはない?

うん またたく星が消えてゆく

星々の動く音
地球の疾走が聞こえる
歴史の中のある一日が始まる

空の色 朝焼けの色
私は生きている 生きて

しばし
星の刻む時の中で
戯れよう

地に触れると
大地の吐息が聞こえるわ

どんな風に?

やすらぎ

ほうよう
そして
眠りのように

そう 
生成流転をつづける
森羅万象・・・
人とて その掟から
逃げられるわけではない

あなたは 法則を見つける
人間行為として

歴史の中 細くつながる
糸を見つけ かき鳴らすだけ
だから 今 歴史の夜明けだ

あなたは 本を読み
自分自身を思い出す
人間と 成る為

法華経
法華経だよ
ひとびとに与える
ポテンシャルエネルギーが
他を圧倒する

宇宙経典だわ!
始原経典だわ!

うん
それが 我々に与えられた
それが 我々の手の中にある

未来経典?

そうあるべき
人類のため
与えられた
未来経典だ
この中には
未来人類のあるべき姿が
描かれている

ほら 空が・・・

こんなにも 明るくなった

何ものにも かえがたい
偉大な一日という 日が始まっている

長い旅・・・

時の旅行者
今日を そして今を
生き切ることだ

旅の掟・・・

そう・・・
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