
篠山城のお堀の周りに植えられた、たくさんの桜の木

外泊許可が出て、病院から自宅への帰り道
介護タクシーの中から見た桜
旅立つ、二週間前のことでした
「きれいやなぁ」そう、つぶやくように言いました
ほんとは、桜を見る余裕なんて、なかったのかもしれません

母と桜を見たい
そう思う、私の気持ちを察してくれたのだと
今になって、気がつきました

桜を見ると、つらい気持ちになってしまう
だから、この季節が、こわかった
でも、満開の桜は、温かく、母のようでした
冷たい雨が、時折、降る中
夢中で、シャッターを切っていました

一周忌法要のあと、特急こうのとりに、父も一緒に乗りました
今、東京に来ています
父が、帰りましたら
また、みなさまと、お話しできることを、楽しみにしています
いつも、支えてくださるみなさまに、感謝しています

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