こんばんは、毎度おなじみのKボーイでございます
さて、どんな分野おいても新しい試みが上手くいかない時がありますが、Nゲージの世界でもそういった例がいくつかあります
例えば、KATOのローフランジ車輪や低速ギアなんかがいい例ですね。ローフランジ車輪は脱線の問題、低速ギアはスケールスピード重視の考えがユーザーにイマイチ受け入れらず、両者とも早々に消えてしまいました
一方で消えていませんが、採用例が減りつつあるのが、
KATOのメタルインレタです
KATO公式では「転写シール」という名称で、2005年前後に発売された電気機関車やディーゼル機関車に採用されました。
やや厚みがありリアルな質感が特徴的で、かつてはEF210やEF510、EF63などでも採用されましたが、
2019年現在、大部分の製品が通常のはめ込み式ナンバーに戻りました
どうして、戻ったのか?
そりゃ、貼るのが難しいから
慣れたユーザーでも貼るのに一苦労。
本当に上級者向けの仕様です
そんなメタルインレタを改めて貼ってみよう、
というのが今日のお話です
使うタネ車は
「EF210 100番台シングルアームパンタ」の旧製品、
品番3034-3です
はめ込め式の選択式ナンバーに改まった現行品は品番3034-4となります
参考までに現行品
現行品の詳細記事は:コチラ
最近はパーツの精度も良くなり、はめ込み式であってもボディとの隙間が最小限に抑えられていることもインレタをやめた理由の一つかと
では、さっそく貼ってみますか
タネ車は柳井レイルモデルで購入しましたが、
その際に転写シールのASSYを1枚サービスして頂きました
左のがそれですが、台紙の色が違いますね
黄色い方がより新しいとのことで今回はこちらを使います
まずはステッカーを切り出す感覚で、
必要なところをカッターナイフで切り出しましょう
切り出したらピンセットでつまんで、
転写する位置にシールを貼りましょう
ここまではステッカーを貼る感覚です。
転写シートではなく「転写シール」なのも納得です
そして通常のインレタように上からこすって転写します…
説明書にはいかにも簡単そうに書いてありますが
一発で貼ることは不可能に近い
実際、普通のインレタなら貼れるであろう回数分擦ってみても、
(余りを使って、試した例)
「E」しか転写できなかった!
仕方がないから再び擦る
それを何度も繰り返していると…
ああ、もう! ぐちゃぐちゃだよ!
一文字ずつ丁寧に擦って転写するしかないです
なお、文字自体は丈夫なので、変なところに転写しても位置調整はピンセット等を使えばなんとかできる。またデザインナイフで強引にはがして貼る手段もある
いずれにして、初心者には向かないのだ
同じく側面
ちょっと歪んだけど、これが私の限界
いや、本当にメタルインレタは凶悪ですよ
もうね、
はめ込み式に戻ってくれてありがとう!
そういう感想しか出てこないです
他にもホイッスルや手すりをつけないといけないけど、ナンバーだけでへとへと
KATOのEF210自体、付属品の取り付けが面倒な部類
こんな機関車を入門セットに含めていた時期がありまして、
あんたは鬼か!
と言っても過言ではない
今回はメタルインレタを難しさをこうして再認識したわけですが、大概の製品がはめ込み式になる中で、DF50形だけは相変わらずメタルインレタのままのようです。最新鋭のEF210形と異なり、ベテラン層が主なターゲットであろうDF50形のような機関車なら、上級者向けとしてアリかなと思います。このリアルな質感は完全に捨て去るのは惜しいけど、万人におススメできる仕様ではなく、多くの製品ではめ込み式に戻したのは正しい判断だと思います
今日は本当だったら、
ぽちフェスでの衝動買いを…
と思ったけど、
結局何も買わなかったから、
こんな記事になりました
午前中にインレタの貼り付け作業をして
そのあと秋葉原まで行ったのですが、
一つだけ検品してキャンセルした程度、
会場を出たら午後3時過ぎ
なんか甘いものを食べたいな
ということで上野の「みはし」で
あんみつを食べてきた
それなりに並ぶけど
回転が早いからすんなり入れるね
こういうものを好むお年頃の
Kボーイでした
以上です