Kボーイの根岸線日記

鉄道が大好きな管理人によるブログです
主に京浜東北・根岸線について書いていきます 
とかいいつつ模型ネタ多め

KATOの中央・総武線 E231系0番台が買えて嬉しくて嬉しくて…

2020-10-07 21:15:44 | 鉄道模型-通勤・近郊型

〇TOMIXのE231系中央・総武線更新車の記事はコチラ

こんばんは、久しぶりに寄席に行きたいKボーイです

行くなら新宿末広亭も良いけど、上野の鈴本演芸場もいいかも。あそこ、今ならコロナ対策で酒禁止だから、普段よりも快適かも。

落語の何が面白いのと言われると困るけど、とある噺家の本によると、落語というのは「おい」「なんだい」みたいな対話のやりとりが基本なんですね。そして性別も、年齢も、性格なども一切異なる人間を演じ分ける。それを一人でやってしまうのがすごい技法なんですよね。

なんかご機嫌だね。何があったの?

先日、KATOから発売された


中央・総武線E231系0番台が無事入線して、
もう嬉しくて嬉しくて

そいつは結構だ



しかも、6ドア車・サハE230付きで、
床下機器が未更新車ときたもんだ。てっきりKATOのことだから、最新の6ドア車抜きの6M4T編成を製品化すると思ってたよ。お店でASSYパーツの受注書を見たら6ドア車・サハE230の床下も新規らしい

ふーん、床下が新規とな。山手線仕様と何か違うのかな?

さあ、そこまでは…..。

そういえば、プロトタイプはミツ15編成だけど、ミツ15編成はどんな編成だい?

えーと、三鷹車両センター所属のミツ15編成っと、手元に実車写真があまりないなぁ。確か、この編成固有の特徴はないはず。


(実車ミツ15編成 平井駅にて)
E231系0代では多数派の新津製で、新製配置は習志野電車区、後に三鷹に転属。機器更新を受けずに2018年12月に運用離脱して、現在は8両に短縮の上で武蔵野線で活躍中っと

実車は総武線を去ってしまったけど、6ドア車が付きが発売されてよかったねぇ

(ここからはいつも通り)

という訳で、今日はKATO E231系0番台中央・総武線のお話です。2020年9月にTOMIXがE231系0番台総武線をリニューアルしたので、それを反映した記事に更新いたします。

◎模型の概要◎
模型は2019年4月発売で、商品名は
・10-1520「E231系0番台 中央・総武緩行線 6両基本セット」
・10-1521「E231系0番台 中央・総武緩行線 4両増結セット」
になります

(ブックケース)

最初に述べたように模型のプロトタイプは三鷹車両センター旧B15編成で、仕様は2018年12月に総武線から撤退する直前の形態です。

6両基本セットの車種構成は

・1号車 クハE231-15
・2号車 サハE231-43
・5号車 サハE230-15
・8号車 モハE231-30(動力車)
・9号車 モハE230-30
・10号車 クハE230-15

になります 

増結セットの車種構成は

・3号車 モハE231-29
・4号車 モハE230-29
・6号車 サハE231-44
・7号車 サハE231-45

の構成です

今回のメインとも言える5号車の6ドア車は基本セットに含まれます。
大事な車両を増結セットに入れないところは、非常に良心的です。(逆の例は立石の205系山手線)

付属品は基本セットに二つあります。
一つ目はE231系シリーズではお馴染みの信号炎管と列車無線アンテナ用ランナーパーツです

もう一つは行先表示シールになります。


前面表示の収録内容は、
「1007B 中央・総武線」「2117B 武蔵小金井」「729B 三鷹」「1329B 中野」「1834B 西船橋」「2122B 津田沼」「1318B 千葉」になります。

その他、前面表示に対応する側面行先表示、優先席表示、女性専用車表示が収録されています。内容としては十分ではないでしょうか?

そのほか主な仕様は

・強化形スカート
・ホーム検知装置を再現
・前面ガラスに編成番号表記有
・先頭車車端部のベビーカーマークは印刷済み
・ライトの光源は電球色LED
・ラジオアンテナは濃いグレー
・クーラーは車両ごとの違いを再現

になります

概要は以上です

◎TOMIX製との比較◎
KATOがこの製品を発売して1年半後の2020年9月、TOMIXがE231系0番台総武線更新車と配給列車セットを発売しました。リニューアル品と言って差し支えないので、改めて両社を比較してみましょう

※TOMIX製の方は配給列車セット(品番97930)のクハE231形とサハE230形です。なお、配給列車セットのクハE231形は窓ガラスが黒色フィルム有りの後期型、正面はTNカプラー装備ですが、KATO製品と仕様を合わせる意味で、床板と前面窓ガラスは更新車(品番98708)のものに交換しています

まずはお顔から。


どっちも良い顔だと思います。
ただ、どっちが実車の形態に忠実かと問われたら、それはTOMIXです。
KATOは前面マスクが209系500番台と共通部品で検知装置が、床板は常磐線仕様の流用で胴受の形状が実車と若干異なります

なお、TOMIXの旧製品と並んだ場合、


こうなります

次に斜め横から見てみましょう。


かつてTOMIXの黄色は蛍光イエローのような色でしたが、今回からKATOに近い落ち着いた黄色になりましたが、銀色の粒子が粗いですね。その点、KATOは滑らかな仕上がりです

余談ですが、乗務員室扉下部にある把手のモールドは、

これまたTOMIX製の方が正解で、KATOは後期型の仕様。
何でここが違うのか、先に発売した八高線仕様が悪いんだよ…。



(TOMIX旧製品と)

クハE231形の側面を比較しましょう。


細かい部分を除けば造形に大差はありません。窓ガラスはKATOが濃いグリーンガラス、TOMIXも一応着色されていますが無色透明に近いですね。

なお、屋根上のラジオアンテナは、両社共に白からグレーになった姿を再現してますが、
左のKATOは床下機器並みの黒っぽいグレー、右のTOMIXは、GMカラーのねずみ色1号に近いグレーですね

そして、サハE230で比較、


こちらは屋根上のクーラーがメーカー違いになります。それ以外に目立つ違いとして印刷済みの6ドアステッカーのサイズが挙げられます。TOMIXの方が若干大きめなのかな?



車高はサスペンション機構故にKATOが若干高めです。

これにて比較は終わりです。個人的にはKATO製が好みですが、トミックスも質を上げてきましたね。これで銀色がもっと滑らかになったら、どっちが好ましいか悩みますね。

◎細部の確認◎
続いて、模型の細かい所を見ていきましょう。

まずは先頭車のライト具合です。
八高線仕様から引き続き、電球色LEDを採用しています。

その電球色LEDですが、 以前買った八高線仕様よりも個人的には非常に好みの色合いでした。個体差なのか、メーカーが色味を調整したのかは定かではありません


前面窓ガラスは黒色印刷のないタイプです

今回のE231系0番台総武線仕様が発売される前に一番心配したのがここでした。KATOは先に発売された3000番台八高線仕様では前面窓ガラスを黒色印刷有りの後期型にするエラーをやらかしたのでね。

しかもですよ、

(製品化発表時のポスター)
製品化発表時に配布されたポスターに掲載された実車写真が、これまた黒フィルムが貼られているミツ57編成だっただけに余計心配でした。だから発売後、窓ガラスが黒色印刷のないタイプで一安心したのを覚えております

なお、先頭車を大まかに分解すると、


こうなります。運転台はもちろんシースルー構造です。ライトユニットに電球色LEDを採用しているため、ヘッドライトと前面表示のプリズムは透明です。

 次にモハE231の側面も見てみましょう。


床下はもちろん機器更新前です


VVVFインバータ装置部分拡大



(実車 モハE231-30のVVVFインバータ 新宿駅にて)

側面の次は屋上を見てみましょう

最近のKATOはクーラーフェチと私は勝手に思っています。クーラーに強いこだわりがあるようで、この製品には贅沢にも3種類のクーラーを使い分けております

9両ある4ドア車の内、

モハE230-29とモハE231-29は手前のAU725A-G3(割と希少)、そのほかの7両は奥のAU725Aが取り付けられています

そして6ドア車は、

AU726Bになります

やはりクーラーフェチだと納得しました

それと実車の近年の姿に合わせ、屋根上のラジオアンテナを濃いグレーにしていますが、
(付属品のアンテナパーツと比較しても濃い)
ここまで濃くする必要ある?


実車を見ても、良くて付属品のアンテナパーツと同色ぐらいだと思いますが…。再塗装決定です

細かい話は以上です

◎入線整備の話◎
さて、付属品の取り付けなど入線整備の話をいたします。

付属品の内、アンテナ類は説明書通りに取り付けます。
行先表示シール、特に前面表示シールはそのまま貼るとのっぺりとした印象になるので、

表示窓に合わせシールをバラバラに切り出して貼り付けます。
サイズ微調整が難しいですが、上手くやればリアルになるし、好きな行先と列番に設定することが可能です

さらに床板と同色の運転台を塗装します。


運転台全体を灰色9号で塗装して、パネルをエナメル塗料の黒、運転席を青色に塗り分けます

あと、スカートも取り付け足を黒くするとよりリアルですが、失念しちゃいました

そして濃すぎるラジオアンテナは鉄道カラーのねずみ色1号で再塗装。

左がねずみ色1号で再塗装したもの、真ん中が製品状態、右は従来からある白いラジオアンテナ
(品番Z04-3990)になります

ねずみ色1号で塗装しましたが思ったより明るい仕上がりになりました。鉄道カラーNo.35 ダークグレーの方が
実車に近いかもしれませんね

◎車両紹介◎
整備が終わったところで、お馴染みの車両紹介です



10号車 クハE230-15(基本セット) 
三鷹方先頭車で、女性専用車ステッカーは面倒なので貼ってません



9号車 モハE230-30(基本セット) 
実車はSIVとコンプレッサーといった補助装置を搭載します



8号車 モハE231-30(基本セット) 
実車はVVVFインバータ装置を積む電動車で。模型では動力車に設定されています



7号車 サハE231-45(増結セット) 
いかにも軽そうな付随車です

※6号車 サハE231-44(増結セット)は省略



5号車 サハE230-15(基本セット) 
このセットのメインである6ドア車です

※ここから車両の向きを変えました



4号車 モハE230-29(増結セット)
クーラーはフチが銀色のAU725A-G3になります。弱冷房車ステッカーが印刷済みです



3号車 モハE231-29(増結セット) 
 モハE230-29と同様にクーラーはAU725A-G3になります。


2号車 サハE231-43



1号車 クハE231-15(基本セット) 
千葉方先頭車になります

車両紹介は以上です 

◎まとめ◎
日常的に利用するからか、気が付けば我が家のNゲージにおける第2勢力になった中央・総武線の模型ですが、やっと真打が揃った感じになりました。実車はとうに消え、6ドア車もなくなり山手線から転用された500番台がメインとなりましたが、私の中では未だに中央・総武線と言えばこの車両ですね

発売から1年半経過し、増結セットはカトーオンラインショップでも在庫がなく、定価売りの個人模型店にあるかな、といった塩梅です。そのうち更新車も出るのかな?

TOMIXが先に0番台更新車を出したけど、KATOファンからするとぶっちゃけチキンレースでした。TOMIX製を予約して、その発売前に西落合の旦那が「出すよ」とか言ったら悲惨でしょ?

 それにしても2018年12月、製品化が決定したもんだからやはり実車ミツ15編成を見たい。
ということで、寒空の下でひたすら待つのも辛いから、

秋葉原駅アトレ内のスターバックスで見張ってました。ここから総武線ホームが観察できるから都合がいい。
意識高い(E231)系(の運用調査)ってやつですね

ふらぺ…コーヒーをちびちびやりながら、待っていましたがなかなか現れず、最終的に、午後の中野出庫の電車を
ホームで待ち構えていたら、なんと、実車がやってきたよ

それが上の平井駅での画像。撮りたいものはまず乗る。鉄則ですな。

でもすぐに実車が撤退したので、あまり良い記録を残せなかったのが残念でした

以上です

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 見ない方がいい出オチ記事。この記事との落差が大きいKATO E231系3000番台八高線
コチラ

 投稿記録
2019年4月28日投稿、
2019年4月30日追記、
2019年5月3日追記・修正、
2020年10月7日記事リニューアル
2021年10月28日:リンク修正

 

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