『鬼平犯科帳スペシャル 「流星」』 1990年日本

　　"鬼平犯科帳スペシャル　「流星」"


先日、BSフジで放映していた『鬼平犯科帳スペシャル　「流星」』を観ました。

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「谷川平蔵（中村吉右衛門）」の寝所に盗人が入り、父の形見のキセルだけを盗んでいった。
「平蔵」が密偵の「粂八（蟹江敬三）」に調べさせた所、いまは堅気の船頭となった老盗賊「友五郎（犬塚弘）」が、「鬼平」の評判が高いのがしゃくで、盗みに入ったという。
それを聞いた「平蔵」は、その意地に感心した。
その頃、「平蔵」に恨みを持つ盗賊「生駒の仙右衛門（金田龍之介）」が腕利きの浪人を集め、復讐を始めた。
同心の「小柳安五郎（香川照之）」の妻と門番が惨殺され、江戸の各地では凶悪な押込み強盗が続発する。
「平蔵」はこの事態に衝撃を受け、自らも見回りをするが手がかりはまったくつかめなかった。
盗み出した大荷物を運んだ形跡も見当たらない。
ふと、「小柳」が「船で運んだのではないか」と思い付く。
「粂八」が調べると、「友五郎」の姿が数日前から消えていた。
「友五郎」は「仙右衛門」に、船頭の腕を買われて無理矢理仲間に入れられていたのだ。
「平蔵」は、川越へと向かった…。
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二代目「中村吉右衛門」主演の『鬼平犯科帳』のスペシャル版、、、

テレビ第1シリーズの第26話にあたる作品で、原作の『大川の隠居』と『流星』をスペシャル番組としてアレンジした作品です。


風邪で寝込んだ「平蔵」の寝所に賊が入り、父の形見の銀ギセルが盗まれた…　犯人は元盗賊の「友五郎」である、、、

密偵の「粂八」が調べると、「友五郎」は、「鬼平」の人気の鼻をあかそうと、元盗賊の誇りと盗みの術の高さを見せつけたのだ…　その頃、「平蔵」には魔の手が伸びていた。

「平蔵」に恨みを持つ大阪の盗賊「生駒の仙右衛門」がかねてから復讐を決意…　江戸の盗賊「鹿山の市之助」と組んで、腕利きの浪人「沖」と「杉浦」を刺客としてさしむけた、、、

まず火付盗賊改方同心「小柳」の妻が斬殺され、次いで初老の同心や門番も殺された…　火付盗賊改方にたいする挑戦とみた「平蔵」は役宅を厳重に警備する。

しかしそんな「平蔵」をあざ笑うかの如く、「市之助一味」は警備の裏をかき、江戸市中に凶悪な押し込み強盗をたて続けに働いた…　「平蔵」は夜も寝ずに市中見廻りをするが、手掛りはいっこうにつかめず、窮地に追い込まれる、、、

そんなある日、「友五郎」の姿が消えた。



今回は、部下や部下の家族が惨殺されたことに責任を感じた「平蔵」が、タイトル通り、鬼になって悪人を責めましたね…　迫力ありましたねー

そして、最後は妻の敵討ちを「小柳」に全うさせました…　ホントに「鬼平」でしたね。

-----staff/cast-------------
企画：市川久夫
　　　鈴木哲夫
プロデューサー：能村庸一
　　　　　　　　桜井甫
　　　　　　　　佐生哲雄
原作：池波正太郎
　　　 　「大川の隠居」「流星」（文春文庫刊）
脚本：野上龍雄
監督：小野田嘉幹
音楽：津島利章
テーマ音楽：インスピレイション / ジプシー・キングス
ナレーター：能村太郎
制作：フジテレビ　松竹株式会社
キャスト：
　長谷川平蔵 - 二代目中村吉右衛門
　久栄 - 多岐川裕美
　酒井祐助 - 篠田三郎
　木村忠吾 - 尾美としのり
　小柳安五郎 - 香川照之
　沢田小平次 - 真田健一郎
　山田市太郎 - 小野田真之
　竹内孫四郎 - 中村吉三郎
　村松忠之進 - 沼田爆
　山崎国之進 - 中村吉次
　小房の粂八 - 蟹江敬三
　浜崎の友五郎 - 犬塚弘
　沖源蔵 - 河原崎次郎
　杉浦要次郎 - 伊東達広
　鹿山の市之助 - 南原宏治
　籔原の伊助 - 花上晃
　井上立泉 - 牧冬吉
　木下与平治 - 出水憲司
　お仲 - 宮田圭子
　生駒の仙右衛門 - 金田龍之介