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『鬼平犯科帳3 第7話「谷中いろは茶屋」』 1992年日本

2022年04月21日 20時17分14秒 | ■映画・ドラマ
   "鬼平犯科帳3 第7話「谷中いろは茶屋」"


先日、BSフジで放映していた『鬼平犯科帳3 第7話「谷中いろは茶屋」』を観ました。

-----story-------------
同心の「木村忠吾(尾美としのり)」は、谷中のいろは茶屋に入りびたりの毎日。
茶屋の女「お松(杉田かおる)」といい仲になり、「お松」も商売抜きで惚れている。
だが、「忠吾」は親の遺産も親類の借金も使い果たしていた。
そのころ、「忠吾」の見回り区域の付近で盗賊墓火の「秀五郎(長門裕之)」による凶悪な押し込み強盗が発生していた。
朝帰りの「忠吾」はそれを知らず、上司の「佐嶋忠介(高橋悦史)」にこっぴどく叱られる。
今日も「忠吾」はいろは茶屋。
「お松」のなじみ客で、「川越の旦那」と呼ばれる男が来た。
「お松」は、自分が惚れた浪人、「忠吾」が金に困っていることを男に話す。
すると、男は気前よく十両もの大金を与えた。
この男、実は「墓火の秀五郎」だった。
そうと知らずに、盗賊からの金で遊ぶ「忠吾」は、「お松」の紹介で「秀五郎」に挨拶し、意気投合する。
それを見て驚いたのは、「秀五郎」を張り込み続けていた「粂八(蟹江敬三)」だった。
報告を聞いた「佐嶋」は激怒。
だが、「長谷川平蔵(中村吉右衛門)」は、笑いをかみ殺しながら「忠吾」に外出禁止を申し渡す。
一方、「秀五郎」が通ういろは茶屋の張り込みは継続された。
それから十日、「忠吾」「お松」にはお互いに会えない辛さを募らせていた。
そんな中、いろは茶屋に町奉行の手入れが入る。
目的は、坊主の女買いの取り締まりだったが、「秀五郎」は逃げ出してしまう。
「お松」恋しさに、とうとう「忠吾」は長屋を抜け出す。
いろは茶屋に向かう「忠吾」は、ある寺から盗賊たちが出てくるのに出会う。
「秀五郎」が急ぎ働きをして、住職以下を惨殺し逃げるところだった。
「お松」の顔を思い浮かべながらも、職務に目覚めた「忠吾」は、盗賊を尾行して一味の宿を突き止める。
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二代目「中村吉右衛門」主演の『鬼平犯科帳』の第3シリーズの第7話にあたる作品です。

同心「木村忠吾」は見回りの役目もそっちのけで、”いろは茶屋”の女「お松」に入れあげていた… 「お松」には何かと気にかけてくれる常連客「川越の旦那」がいた、、、


「忠吾」の金が底をつきかけてきた頃、「川越の旦那」が二人の為にと言って「お松」に10両を差し出してくれた… 実は気のよさそうなこの男、「墓火の秀五郎」という盗賊一味の首領だった。


「忠吾」の女遊びが、盗賊一味を一網打尽にすることに繋がるとは!? 「忠吾」は反省したようで、やっぱり懲りないようだし… 「忠吾」が主人公の「忠吾」らしい作品でしたね、、、


「墓火の秀五郎」は、「忠吾」に自分の息子の影を… 「お松」に昔の女の影を感じてしまい、悪に徹し切れず、少し切ない幕切れでした。


-----staff/cast-------------
原作:池波正太郎(文春文庫刊)
企画:市川久夫・鈴木哲夫
脚本:井手雅人
音楽:津島利章
監督:井上昭
プロデューサー:能村庸一・佐生哲雄
撮影:伊佐山巌
照明:中島利男
美術:倉橋利韶
録音:中路豊隆
編集:園井弘一
殺陣:宇仁貫三
キャスト:
 長谷川平蔵 - 二代目中村吉右衛門
 佐嶋忠介 - 高橋悦史
 木村忠吾 - 尾美としのり
 小房の粂八 - 蟹江敬三
 お松 - 杉田かおる
 乙吉 - 松山照夫
 お徳 - 正司花江
 墓火の秀五郎 - 長門裕之
 ナレーター - 中西龍








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