雲の絶間の絶え間ざる日常

日常を続けることが意外と大変。鬱と戦う嫁やってます。新薬に変えてから好転しつつあります

読書録:團十郎の歌舞伎案内

2008年07月13日 21時32分39秒 | 読書録
当代(十二代目)の團十郎が青山学院大学で講義をした内容がもとの本。
私は歌舞伎を初めて見てから25年以上経つが、團十郎が海老蔵の頃から見ていて、あまりの下手さに、襲名できるのだろうかと、ひとごとながら心配した。
それが襲名後、徐々にうまくなり、彼だからこその弁慶や鳴神(雲の絶間が騙した相手です。私のハンドルネームの由来)の芸の大きさとなった。
その裏付けにこれほどの知性と巧まざるユーモアとが隠されていたとは。
伝統芸能の奥の深さを、知っているつもりでも、さらに深いと実感した一冊。
今の海老蔵もカッコイイが、オヤジの團十郎(60才)のカッコ良さはまた別格。

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