中国製品の安全性が問題となっているが、価格も大きな変化を見せ始めているという。
中国国内では、これまで農村部の安い労働力を利用して、世界の資本は「工場」を作り、格安の製品を手に入れてきた。しかし、ここに来て品質、安全、そして格差と資本の搾取の問題が顕在化している。
本来、品質確保に上乗せしなければならないコストを無視してきた「安さ」は崩れ始めている。
今後、世界から「格安労働力」はどんどん消えていくだろう。民主主義が定着し、各国の文化水準、教育水準がどんどん増えれば労働賃金が上昇するのは当然のこと。
そうしたとき、外に工場を求めている先進国の経済はどうなるのだろう。安さのメリットがどんどん失われていったとき、日本のような国は「物不足」に陥る危険はないのだろうか。
いみじくも、今回の株安で日本経済の脆弱性があらわになった。円高が始まると、国内消費が弱い、国内製造力が衰えている現状が表面化した。パニック的に株が売られた。
グローバリズムは単に世界へ安い労働力、安い資源を求めてジプシーのように工場を探すだけではダメだ。
今一度国内の製造力育成に力を注がないと、「衣、食、住」が成立しないという危険を抱えることになる。
中国国内では、これまで農村部の安い労働力を利用して、世界の資本は「工場」を作り、格安の製品を手に入れてきた。しかし、ここに来て品質、安全、そして格差と資本の搾取の問題が顕在化している。
本来、品質確保に上乗せしなければならないコストを無視してきた「安さ」は崩れ始めている。
今後、世界から「格安労働力」はどんどん消えていくだろう。民主主義が定着し、各国の文化水準、教育水準がどんどん増えれば労働賃金が上昇するのは当然のこと。
そうしたとき、外に工場を求めている先進国の経済はどうなるのだろう。安さのメリットがどんどん失われていったとき、日本のような国は「物不足」に陥る危険はないのだろうか。
いみじくも、今回の株安で日本経済の脆弱性があらわになった。円高が始まると、国内消費が弱い、国内製造力が衰えている現状が表面化した。パニック的に株が売られた。
グローバリズムは単に世界へ安い労働力、安い資源を求めてジプシーのように工場を探すだけではダメだ。
今一度国内の製造力育成に力を注がないと、「衣、食、住」が成立しないという危険を抱えることになる。