JUN SOUNDSYSTEM 公式BLOG

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【ライヴ】ゆらゆら帝国を日比谷野音に観に行ったときの話【想い出】

2020-11-26 19:31:24 | 観たライブ

※以下は、2005年4月2日 ゆらゆら帝国 フリーライヴ (日比谷野外大音楽堂)を観た当時の感想となっています。
興味のある方は、読み進めてください。


フリーライヴに当選したので日比谷野外大音楽堂まで行って来ました。個人的には数少ない「好きといえる国内バンド」である、
ゆらゆら帝国。CDも、もちろん良いが、それ以上にライヴが滅法すごいと評判の彼ら。そのサイケデリアの真相を探るべく
行ってきました。それにしても3000人?くらいを招待してフリーライヴを行うなんてホント粋な事してくれますよね・・・。

70年代なんかは「100円ライヴ」など開催されてたようですが、ショーは常にお金の問題が何かと付きまといます。
そんな現代のシステムのなかで、これだけの衝撃とクオリティのライヴをハガキ代50円のみで観れたなんて・・・。
心底嬉しい・・・。 と、感傷に浸るのはそこまでにして、ライヴの感想を覚えている限り書き綴っていきたいと思います。

まずは、会場。日比谷野外大音楽堂。確かここは尾崎豊が7mの高さの照明用イントレから飛び降りて、左足を骨折したまま
歌いつづけたという伝説の会場だと思います。




整理券番号が 700番代だったので一等席には陣取れなかったのですが、とても観やすい!ビル風もあって多少肌寒かった
ですけど、いざ演奏が始まってしまえばライブの熱気と相殺といった感じでした。一日中、比較的穏やかな気候でしたし。

そして客層。これはメンバーがステージに現れる前にマネージャーの人から口頭で注意があったせいか騒いだり他人に
迷惑をかけてる人はいませんでしたね。もともとちゃんと演奏を見るお客さんが中心のバンドと言えるのかもしれません。
個人的にかなり居心地が良かったです。

そして、バンドが登場すると「生ゆらゆら帝国だ!」と、この期に及んで、静かにはしゃいでしまいました。
会場も一気に活気付きま す。赤いパンタロンに赤いギターの坂本慎太郎氏。



照明の光がベースのボディに反射しまくり、その長髪黒づくめの灰野敬二ファッションと相まって、まるで黒魔法術士と
いった感じの亀川千代氏。対照的に黄色いシャツで登場のドラムス柴田一朗氏。



歓声が飛び交う中、「千代!!」と叫んでいる人が多くて面白かったです。そして、一曲目が始まるとその音の大きさに
「ビル街の中、ここまで爆音で苦情来ないのかな・・・。」と、田舎育ちが故の疑問を感じました。

でも、そういう場ですものね?ご近所さんは了解の上なんですよね?21時くらいまでならオッケーなんですよね?
いや、ほんとに日比谷公園の桜が驚いて開花するんじゃないかってくらいの爆音と、そんないらない心配事も、
バンド・サウンドに撃たれるうちに忘れかけたころ、3曲目に「夜行性の生き物三匹」!!!

ゆらゆら帝国(Yura Yura Teikoku) - 夜行性の生き物3匹(Yakousei no Ikimono 3piki) (Live at 日比谷野外音楽堂)


日本の阿波踊りをも感じさせる大好きな曲というのもあるのですが、大都会でこの曲が公然と響いてる事に、妙に心を
打たれてずっとニヤニヤしてました。ただ前半の印象から、フリーライヴだし、多くの人向けにポップなシングル曲中心の
セレクトで進むのかな?と思いつつ、やはりそう一筋縄で行きませんでしたね。

でも、それこそ、このバンドの面白み!混沌としたサイケ空間もばっちりやってくれました。「侵入」→「恋がしたい」
のコンボに「ズックにロック」→「グレープフルーツちょうだい」への流れが個人的なハイライトだったと思います。

恋がしたい


ゆらゆら帝国 / ズックにロック

2001年のライヴ。

ゆらゆら帝国 (Yura Yura Teikoku) - 「グレープフルーツちょうだい」 (Grape Fruit Choudai) [LIVE]



そして最終曲「EVIL CAR」では、おおよそここまでの音を野音で出していいのか?と心配になるほどの坂本氏のギターが炸裂。
ひたすら持ち場に佇む二人をよそに、時に飛び跳ね、時にムーン・ウォークのような動きをしながら、彼にギターの神様が
降りてるのを感じました!!ファズ、ディストーション、そして、我に返るかのようなコーラスのアルペジオ。
過去のシングル曲や歌を聴かせる曲は控えめでしたが、それも、なんのその!「しびれ」「めまい」の二枚の
アルバムもそうですが確実にキャリアの更新と名曲を生み出している彼ら。リリースされたばかりの新曲も聞けたし
(ザ・コミニケー ションがたまらなく好きです・・・)大満足でした。新作は坂本氏の過剰リバーヴ・ボーカル曲が多数
聞けそうですね!チケットが取れ次第ですが、AXも行ってみたいです!!

ただ、余談として、野音の開放感・・・これはかなり+要素があった気もします。両側に見えるビル群と、鳴ってる音が
実にミスマッチで心地よかったんですよね・・・。これはマッチしていたということでしょうか・・・。外で爆音に触れるという
良い意味での背徳感もありました。家でスピーカーで聴いてたら誰かしらに文句言われますからね。

あと、自然の風に触れながらというのも季節柄良かった・・・かな・・・。まぁ、それを抜きにしたって、昨日までの
僕のようにライヴを経験していない方、是非一度この非現実的サイケ デリック・ロックで、ゆらゆらしてみませんか??
あ、それと、今日のライヴの1%でもいいから味わいたいとお思いでしたら、

↓ ライヴCDゆらゆら帝国 「なましびれ なまめまい」↓   



ご存知の方も多いことと思いますが、なんと1,000円です。実に値段に見合わない「ゆらゆら帝国」ライブ盤。
聞く価値云々なんて言ってる場合じゃないです。買ってみて下さい!!また、今から過去の作品を集めるのは
ちょっと・・・という方はベスト盤もリリースされてますので、そちらをどうぞ。ベストにはあまり肯定的になれないところが
ありますが、収録曲やレア曲の収録、値段などを総合的に考えても買って損はないCDです!!



それにしても、これだけ長文を書いたのに未だに興奮が覚めやらないってどういうことなんでしょうね。


※筆者は音楽活動をしています。以下のYou Tubeより視聴、チャンネル登録して頂けると嬉しいです!!※

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