JUN SOUNDSYSTEM 公式BLOG

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【ライヴ】サマーソニック04を幕張メッセに観に行ったときの話【想い出】

2020-11-26 21:18:10 | 観たライブ

※以下は、2004年8月8日 サマーソニック04を幕張メッセで観た当時の感想となっています。
興味のある方は、読み進めてください。


以前、東京モーターショーに行ったことがありまして、幕張メッセは初めてではなかったのですが、予想以上に
作りが似ていました。車の代りに屋台とバンド会場という趣で、屋内は冷房も完備されてて快適でした。

ただお土産にとオフィシャル・グッズを買おうにも長蛇の列&品切れ多過ぎ(朝11時時点)かなり苛立ちましたが、
そこは年に一度のお祭り!とりあえずはロックを楽しまなきゃね!とアイ・アム・ア・ロボを観賞。

Ima Robot - Dynomite


うん。思っていたほどブチ切れのステージングではありませんでしたが、知ってる曲も多いし順調な滑り出し!
ポスト・パンク的な音の作りと捻くれポップ・センスそしてボーカルの特徴ありすぎな声なかなか良かったです。
ギターのハウリングがちょっと耳に障って気になるのと、あまりの人の多さに驚きましたが、これがフェスかーと
感慨もひとしおでした。

その後、カサビアンを見ようと違うステージへ。

Kasabian - Club Foot (Official Video)


しかしこれが大きな間違いでした。
カサビアンは、さっきアイ・アム・ア・ロボを見た場所(ソニック・ステージ)でいいのに、勝手にマウンテン・ステージと
勘違い、、、まぁ喫煙所行きついでだしいいかーなんて話をしながら戻るとなんとソニック・ステージ入り口に
大量の人・・・人・・・人・・・。「入場制限」かかってました。よくよくタイム・テーブルを見ると他が
あんまし・・・(失礼かな。。。)なのと、やはりシングルがバカ受けのようで、泣く泣く他を見ることに。

そしてホワイトシード。だだっ広いマウンテンステージ前方に人がいるのみで私達も半ば理想的な環境で
見ることが出来ましたが、着いたのが遅かったせいか4曲くらいで終了。。。消化不良。。。あんまし覚えていません(苦笑)
キーボード・プレイヤーがカッコよかったのと、ギターの人の演奏が何だか今一歩だったのと
メロディの音符が長かったくらいかな・・・・。ファンの人いたらごめんなさい。。。今聴くと結構良かったりする。

Whyte Seeds - Bold as Love



ホワイト・シードを見終った後、ステージ前方を確保し、座り込んで談笑。これでヴェイルズがいい場所で見れるねー
なんて話をしていたら、開始時間直前に「二十分くらい遅れます」の無情のアナウンスが・・・・。けっこう埋まって
いましたが、観客の溜息が漏れたあと、人が離れていくのが見えました。幸い一緒にいた人がいたので苦痛では
ありませんでしたが、やっぱりフェスは時間との勝負だし多少はね(笑) 込上がる感情もありますよね(苦笑)

そしてヴェイルズがアコースティックで演奏することがアナウンスされ、肝心の彼が登場。
イスに座ってアコースティックギターの弾き語りです。(ちなみに一人)曲やギターの演奏歌声は素晴らしいですが
一曲終るたびに「アリガト」というのが何だかバツが悪そう。やはり仲間がいるのといないのでは違いますよね。
しかもメンバーが脱退してしまったという事態かつ異国の日本。かわいそうだなとは感じました。
でもバンド編成で聞くヴェイルズとはまた一味違った良さもあったので、彼はこれから一人でやっていっても大丈夫
なんじゃないでしょうか。ギターと声だけの限りないシンプルさですが、伸びやメリハリの凄まじい存在感ありすぎの
癖のあるボーカルは弾き語りでも、ヴェイルズの楽曲が好きな人なら物足りなさは感じないでしょうね。
ただバンドサウンドに埋もれない声だけに、弾き語りだとシンプルすぎて癖を強く感じてしまう節もありました。
あと、二十分遅れて演奏時間が三十分ないくらいだったのは、あまりに酷いような・・・・(苦笑)

THE VEILS - LAVINIA


ヴェイルズを見た後、ザ・フェイントを見るために再びソニック・ステージへ。まだ時間に余裕があったため
前のほうに座り込み、開演時間を待ちます。入場規制かかるかなーなんて人事ながら心配してましたが、人は多いものの、
後ろのほうは余裕もあったみたいですね。で、話は戻りますが、いやまじでカッコいい。

The Faint - Get Seduced (Live in Sydney) | Moshcam


単独来日公演も見に行こうと思います。楽器、アンプ、マイク!っていうようなシンプルなフォーマットではなく
機械や、ボコーダーなど色々準備があるらしくてテクニカルの人が手間取ってました。結果、15分くらい押してスタート。
80sニューウェーブないかがわしさと、独特の暗さ、そして炸裂するビートとギター&シンセの絡みあう爆発力。
一曲目からいきなり盛り上げる「掴みはオッケー」的なところはプライマルに通じるものを感じました。
そして安定した演奏力と、いい意味でCDに忠実な音!二つのスクリーンと、VJも視覚を刺激して素晴らしかった!
腰を振って踊っていない女の子は俺の周りには皆無でした!恐るべしバンドです。

The Faint Perform "Agenda Suicide" and "Glass Danse" - City of Music



あんまり長居をするとオーディナリー・ボーイズに間に合わないっていう人が多かったみたいで
「あーカッコいいんだけどなぁ、、、」とか言いながら渋々途中来場する人を見ました(笑)
個人的にサマソニ一番のライヴでしたね!!また見たいです!!

ザ・フェイントをフルで見た後、ジ・オーディナリー・ボーイズを見にマウンテン・ステージへ。
移動中にロックステージの前を通ったのですが、フーバスタンクの「アウト・オブ・コントロール」を
演奏している音が聞こえました。かなり好きな曲なのでちょっと得した気分になりました(笑)

Hoobastank - Out Of Control, Crawling In The Dark (LIVE)



オーディナリー・ボーイズは予想通りの大人気。かなり大きいマウンテン・ステージがかなり埋まっていました。
これはもういい場所で見るのは不可能と判断。左端をひたすら進み、とりあえずステージ上の人が人と分かるくらい
見える位置へ(苦笑) ほんと最後部からだと米粒ですよ、、、、ただ、大きいスピーカーが二台会場の左右に浮いた形で
セットされているので自分がいた位置だと演奏はばっちり聞こえますが、ボーカルの声やコーラスが、
微かにしか聞こえませんでした、、、これでライブレポを書こうとするのも厚かましい話ですが(苦笑)
盛り上がっていたのはやはり私でも知っているシングル曲とスペシャルズのカバー「リトル・ビッチ」ですか。

Over The Counter Culture / The Ordinary Boys at Summer Sonic 2004


The Ordinary Boys with Phil Jupitus-Glastonbury 2004.m4v



あとは、「サマー・タイム・ブルース」(ブルー・チアーなんかもカヴァーしてます。)ちょっとだけズルい気もするけど、
盛り上がったみたいですね!


さぁ、ステージを移動してジュニアシニアです。前のバンド「ブン・ブン・サテライツ」の演奏中に入って
いい席を確保しようと画策しましたが、入り口に人だかり・・・・・。もしや入場規制・・・?と思いきや、
柵が立てられていて係員の指示に従って一人づつ入ってくださいという入場制限一歩前?でした。
そして順番に並んで、いざ中へ。うーーん。名前しか知らなかったけど、人気ある日本のバンドなんですね。
ブン・ブン・サテライツ。テクノ、ブレイクビーツにガレージロック的なリフ、シャウト・ボーカルといった洋楽ロックに
近いサウンドを体現してるなぁという印象残ってます。エクスターミネーター以降のプライマルっぽかったかなぁ。
まぁ、ただ日本のバンドで英語詞ってだけでどこか冷めてしまう悪い癖は早いうちに直そうと思います!

BOOM BOOM SATELLITES 『KICK IT OUT-Full ver.-』


ブン・ブン・サテライツが終わり、ジュニアシニアの時間です!
前のほうも無事確保して、同行者のテンションが異様に上がってます。非常に嬉しそうです。
俺もザ・フェイントの前はあんな表情してたんでしょうか。サマソニで一日中にやつきの絶えないくらい好きなバンドばっか
っていう人は最高に幸せでしょうねー。ぜひとも来年の夏フェス&ソニックマニア(もうラウド系からシフトチェンジして下さい)
のメンツに期待です!!

さて話は元に戻りますが、演奏スタートと共に真っ先に感じたのは、予想以上に彼らはロック・バンドだ!ってことです。
プロモのイメージで打ち込み+ジュニア君+シニアさんっていう少人数なフォーマットなのかなぁと勝手に思ってましたが、
大違い。コーラス二人までいる大所帯でした。音も軽さはなくぶっといロックバンドのそれでしたから、正直驚きました。
それと観客とバンドの一体感。これが半端なかったです。来日公演はしているとはいえ、みんな同時に腕を上げたり跳ねたり
一緒に歌う部分を間違ってる人がまずいない。。。私はただ呆然と「すごい、、、」と驚嘆していました。

Junior Senior - Shake Your Coconuts (Official Music Video)


それはひとえに彼らの分かりやすさ、ポップさ、ライヴでの反応を心得た曲作りなどが功を奏した結果だとは思いますが、
CDの聞き込みが足りないがゆえに立ち尽くすだけの自分が前の方にいるのは空気を読んでないんじゃないか(苦笑)という、
いらない心配をするくらいの会場の一体感でしたね。

シニアさんの客の煽りの巧さも、分かってるなぁ・・・この人は・・・としみじみ感じました。

Junior Senior - Rhythm Bandits (Official video)


そして「リズム・バンディッツ」を聞き終えた後、随一のステージ巧者と言われるザ・ハイヴスの時間が迫ってきたので
名残惜しいながらも、マウンテンステージへ向かいました。


・・・と、私が間違ってました。ハイヴスで前に行った私が間違ってました。素人がいれる場所じゃないですね(苦笑) 
カサビアン事件に引き続き、本日二度目の大きな間違いでした・・・。
SEが終って、メンバーが姿を現し、楽器を持ち出した途端に「歓声」が起きて後ろから人波が前へ前へと押し寄せて・・・
まるで津波の前のイカダのようでしたねぇ。ひたすらモッシュをしてる人を避けるように後ろへ後ろへ(笑)
初めて行ったザ・リバティーンズの時も前だったのですが、客の騒ぎ方が比じゃない、、、
なんていうか個人的には音楽を楽しめる空間じゃありませんでしたねぇ、、、(苦笑)

ノリノリになるために前に行くのでしょうから、やっぱり純粋に演奏を楽しみたい人間は中腹にいるべきなんだなって
身をもって知りました。さ、愚痴ばかりになりました(苦笑)

Hives - I Hate To Say I Told You So - Live Hurricane Festival (2004)


ハイヴスの話に戻ります!演奏はかなり巧い!そしてやっぱり特筆すべきは一人でリングアナからレスラーまで
やっているかのようなvoのペレのエンターテイナーとしての才能と、その果てないハイ・テンションですね!
これはもう芸の領域だと思います。やっている音楽もありますが、まさにフロントマンになるために生まれてきたような人です(笑)
あれだけ大きな声で喋って、騒いで、煽っているのにいざ演奏が始まれば完璧なボーカル。その存在感は唯一無二って感じでした!
そして、あれだけの暴れん坊をかかえながら全体の雰囲気がうすら寒くならないのはしっかりした演奏と、凄まじいグルーヴ、
そしてお互いの信頼感があるからなんだなって思いました。トータルで見て、ガレージ・ロック最大級の盛り上がりバンド
なんじゃないでしょうか。ただただ圧倒されたのと、終った後、暑さと疲れで放心状態になりました(笑)


さぁ、とうとうサマソニともお別れの時間が迫り、トリのザ・ミュージックの時間が来ました。
ハイヴス事件でヘトヘトになってしまったので、とりあえずカップ一杯250円のジンジャーエールを一息に飲んで
(あ、ちなみに会場内はこのデフレ・スパイラルの真っ只中のご時世に、軽くインフレってます。まぁ祭りなので)
会場の後ろの方でまったりと見ることにしました。そしてほぼ時間どおりに演奏が開始!
今まで待たされることが多かったせいか、彼らの真面目さを物凄く感じたのは俺だけだったのかな(笑)
今までわりと前の方でステージを見ていたので、後ろから見るのは初めてに近かったのですが、これもまた不思議な
体験でしたよ(笑) 数千人の人間が、やたらでかいマウンテンステージ(普通に武道館よりもでかいと思います)で
「ザ・ピープル」のイントロ・リフが鳴ったとたんに怒涛のような歓声と共に踊り狂う光景を目の当たりにしましたから(笑) 

The Music - The People (Big Day Out 2003)


演奏、そしてボーカルの絶好調な高音、そしてライトのサイケデリックな使い方もあってかなり浮世離れした空間でしたね。
なんだか恍惚としてました(笑)体を動かさずにボケーっと突っ立って聞いてると、トローンとしてきます。疲れのせいでは
ないとは思いますが(苦)でも、いやぁ、かっこよかった。

The Music - Welcome to the North (Welcome to Japan DVD)


後ろのほうで「ウェルカム・トゥー・ザ・ノース」&「フリーダム・ファイター」他一曲の新曲三曲(他一曲が一番カッコよかった)と
ザ・ピープル、ゲットアウェイ他を聞き終えた後、素晴らしいパフォーマンスだったのですが、妙な満足感があったのと、
ちょっとスケッチショーが気になったのでザ・ミュージックも半ばに覗きに行くことにしました!
ザ・ミュージックに対する愛が足りなったのでしょうか、、、

でも、こういうつまみ食い的なことができるのもフェスの良いところですよね(笑)

さてソニック・ステージ上では、大掛りなDJセットのような機械に、二人のおじさんが微動だにせず演奏に
集中しています。そう彼らこそ、今や伝説となった海外でも評価の高い元YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の
細野晴臣氏と、高橋幸宏氏なのです。

RYDEEN


二人とも日本の音楽界に及ぼした影響は計り知れず、たいていの方がご存知のポップソングにも作曲から演奏、
プロデュースを手がけているものが一体いくつあるやら、、、スケッチショーは、その偉大な二人ががっちり手を組んだ、
テクノというよりは北欧系のエレクトロの耳障りに近い電子音楽ユニットです。(実際、ムームにインスピレーションを
受けたという発言があります。)

YMO/SKETCH SHOW-MICROTALK -2003


まぁ、無音だと単なる二人のおじさんのリハビリみたいな光景ですが、会場内に響いている音はすごいの一言。
人はかなり少なめなのはどうでもいいとして、後ろに流れるVJと共に見ていると、ザ・ミュージックとはまた種類の違う
恍惚の時があります。限りなく無機質な音のはずなのに肉体的な躍動感さえ持ってるリズム。
それらに、細野氏が爪弾くベース、高橋氏の囁くようなボーカル。疲れた体が癒されるような気分でした。
ほどよい空調の効きも電子音とマッチしているせいもあってか、興味本位で来たつもりが長時間見とれる自分がいました(笑)
ここのところ電子音に目がないのもありますし、明らかに他の面々から浮いたグループでもありましたが純粋に見れて
良かったです。単独だと見に行くのも勇気が要りますが、気軽に未知の世界に入れるフェスの良さというものを、
心から感じたステージでした。


以上 サマーソニック04のライブレポートでした。ぜひいつかサマソニ行ってみようかなと思う方は失敗例として
教訓にしてくださると幸いです(苦笑)



※筆者は音楽活動をしています。以下のYou Tubeより視聴、チャンネル登録して頂けると嬉しいです!!※

JUN SOUNDSYSTEM - トピック

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