「牛肉」と「稲藁」の放射性セシウム汚染が大問題になっているが、
先日も書いたように、この問題は「牛肉」と「稲藁」だけの問題ではなく、
これらの地域全体に高濃度の放射能汚染物質が降り注いでいることを
示したものであり、本来対象地域の住民が避難すべき問題であると思う。
汚染された牛肉は、数県から十数県となり、二十数県となり、
現時点で最新の「毎日新聞」情報では、29都府県に流通したらしい。
全都道府県の過半数におよび、既に6割を超えた。
日本の食料品流通はそのような状況になっているということであり、
殊、牛肉だけではなく、関連地域で生産される全ての食料品も
同じような状況であるということである。
それより何より当該地域の人間が疎開するのが先決問題だと思う。
汚染された稲藁が見付かった範囲は、読売新聞掲載によれば、
【福島第一原発から約140キロ離れた登米市の稲わらから
最高1キロ・グラム当たり3647ベクレル
同県栗原市の稲わらからも2449ベクレルを
検出したとしている】(宮城県発表)
また、朝日新聞によれば、
(福島)県によると、(福島県)浅川町のわらから検出されたセシウムは
最大で基準値(1キロあたり300ベクレル)の約73倍にあたる 2万2045ベクレル だった。
南相馬市のわらから検出されたセシウムは最高 約1万7千ベクレル で、
今回と同じようなレベル。
南相馬市の牛の肉からは 3千ベクレル前後 が検出されている ・・・
そういう汚染実態であるのであるから、避難地域は少なくとも
【フクシマ】 から 150km圏 に及びかねない範囲である。
(読売新聞) - 2011年7月15日(金)14:30
宮城県でも稲わらから放射性セシウム検出
(読売新聞) - 2011年7月15日(金)14:30
稲わらから高濃度セシウム 肉牛42頭出荷 福島・浅川
(朝日新聞) - 2011年7月14日(木)21:07
セシウム汚染牛:疑い肉流通先29都府県に
(毎日新聞) - 2011年7月16日(土)11時47分
わら汚染で対策の盲点次々 農水省「想定外」
(産経新聞) - 2011年7月16日(土)08:00
福岡県が食肉流通業者立ち入り検査 午後から放射線量調査
(西日本新聞) - 2011年7月16日(土)12:13
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宮城県でも稲わらから放射性セシウム検出
(読売新聞) - 2011年7月15日(金)14:30
宮城県は15日、稲わらに含まれる放射性物質について、13日に県北部の3か所で調査した結果、福島第一原発から約140キロ離れた登米市の農家が保管していた稲わらから最高1キロ・グラム当たり3647ベクレルの放射性セシウムを検出していたことを、読売新聞の取材に対し明らかにした。
稲わらを水分を含んだ状態にして換算すると、牧草の暫定規制値(1キロ・グラムあたり300ベクレル)の2・7倍に相当する。同県栗原市の稲わらからも2449ベクレルを、登米市の別の地点でも1632ベクレルのセシウムを検出したとしている。登米市の別の地点の数値は暫定規制値の1・2倍に相当するという。同県は、県内の農家に対し、屋外に保管していた稲わらについて、家畜に与えず、保管するように指導している。
稲わらから高濃度セシウム 肉牛42頭出荷 福島・浅川
(朝日新聞) - 2011年7月14日(木)21:07
福島県は14日、同県浅川町の畜産農家の稲わらから基準を超える放射性セシウムを検出した、と発表した。農家は4月に肉牛にえさとして与え始め、今月にかけて肉用牛42頭を首都圏や仙台市のと畜場に出荷。市場に流通したという。
浅川町は東京電力福島第一原発から60キロほど離れており、県が実施している牛の出荷時の検査対象外だった。県は現在実施している立ち入り調査が終わる予定の18日までをめどに県内に3千戸以上ある肉用牛農家に出荷と移動の自粛を求めた。
原発から離れた地域での検出を受け、農林水産省は福島だけでなく、東北、関東の他の7県(岩手、宮城、栃木、茨城、群馬、埼玉、千葉)の畜産農家にえさの保管方法などについて聞くなどの緊急点検をすることにした。対象農家は計2万7千戸に上るという。
42頭の出荷先は、横浜市に14頭、東京都に13頭、仙台市に10頭、千葉県に5頭。厚生労働省は流通先の自治体に対して肉の流通状況の確認と残っている肉の確保を依頼。検査の結果、肉のセシウムが基準を超えた場合には、浅川町の農家から出荷された牛の個体識別番号を公表する方針だ。
県によると、わらから検出されたセシウムは最大で基準値(1キロあたり300ベクレル)の約73倍にあたる2万2045ベクレルだった。
わらは同県白河市の稲作農家が東京電力福島第一原発事故後の3月15~20日に田から取り込み、浅川町の畜産農家など4カ所に販売。畜産農家は4月上旬からえさとして与えていた。42頭のうち7頭には与えていないという。同じわらを購入した別の農家はえさに使っていないなどの理由で、このわらを食べた牛の肉がほかに流れた恐れはないという。
県は、同県南相馬市の農家が出荷した牛11頭から基準を超えるセシウムが検出された問題を受け、県内の農家を調査。浅川町の農家は、使用しているのが汚染されたわらとは知らなかったが、南相馬市の問題が明らかになったあと心配になり12日、県に連絡したという。県が13日にわらを調べた結果、高い放射線量を測定した。
南相馬市のわらから検出されたセシウムは最高約1万7千ベクレルで、今回と同じようなレベル。南相馬市の牛の肉からは3千ベクレル前後が検出されているが、専門家は「食べても健康上の問題は考えにくい」としている。
セシウム汚染牛:疑い肉流通先29都府県に
(毎日新聞) - 2011年7月16日(土)11時47分
福島県浅川町で高濃度の放射性セシウムを含む稲わらを与えられ出荷された肉牛42頭の肉が、新潟、広島県や京都府などの業者にも販売されていたことが新たに分かり、流通先は少なくとも29都府県に広がった。9県では既に家庭などで消費されており、各自治体は流通ルートの確認と検査を進める。
埼玉県によると、埼玉県越谷市の卸売業者が購入した5頭のうち1頭の肉が、新潟、長野、福井、三重の4県と京都府の業者に販売されていたことが判明した。この牛の肉が残っており、県は検査を行う。
また、愛知県春日井市の食肉加工業者を通じて滋賀県でも販売されていた。一方、広島県の業者は東京食肉市場で処理された牛肉35.7キロを埼玉県の業者などを経由して仕入れていたが、一般には流通していないとみられるという。
42頭の肉の流通・販売は東北、関東、東海、北陸、近畿、四国、九州で確認された。秋田▽茨城▽群馬▽神奈川▽岐阜▽静岡▽愛知▽香川▽愛媛--の少なくとも9県では家庭などで消費されたとみられる。
厚生労働省のまとめでは、これまでに業者が保管していた5頭の肉の検査が行われ、3頭の肉はセシウムの濃度が食品衛生法の暫定基準値(1キロあたり500ベクレル)を下回っていた。東京都と山形県に残っていた2頭の肉からは、基準値を超える1キロあたり650ベクレルと694ベクレルのセシウムがそれぞれ検出されたが、厚労省は「東京都や山形県で見つかったレベルの牛肉なら、仮に一度食べても健康上の問題は考えにくい」としている。【鈴木泰広、佐々木洋】
わら汚染で対策の盲点次々 農水省「想定外」
(産経新聞) - 2011年7月16日(土)08:00
福岡県が食肉流通業者立ち入り検査 午後から放射線量調査
(西日本新聞) - 2011年7月16日(土)12:13
福岡県は16日午前、福島県浅川町の農家から出荷された牛肉を購入した福岡県内の食肉加工業者の保管先に立ち入り調査した。一部を回収し、県保健環境研究所(同県太宰府市)で、放射性物質などを検査する。
県などによると、業者は、東京の食肉市場から出荷された約360キロを埼玉県や大阪市の卸売業者を通じて購入。一部を広島、岐阜の2県の食肉業者に販売し、残った316・2キロを福岡県内の食肉加工工場で保管していたという。
この日は午前10時すぎ、県職員4人が食肉加工工場を訪れ、伝票の記載内容と実際に保管している牛肉の重量を照合、全量とも同工場から出荷されていないことを確認した。
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