気の向くままに junne

不本意な時代の流れに迎合せず、
都合に合わせて阿らない生き方を善しとし
その様な人生を追及しています

「潮風の悪戯」‘77.5.19. (on F)

2023年07月23日 | ブログ
西表島へ渡る船の時間待ちをしていた喫茶アルバトロスで、ウトウトしていた明美を見ていた時のもの。

           潮風の悪戯
南の国の潮風が
降り注ぐ
光りを浴びる黒髪の中
爽やかな詩(うた)をささやき
吹き抜けて行く

悪戯好きな潮風さ
海からは逸れてく
私の見つめるものは
次第にキミの笑顔へと
移って行くよ

ああ、離島を通うこの船が
運ぶものは
人と荷物だけなのだろうか
心模様に染み渡る
潮風は悪戯が好き

何度も足を運び来て
数しれぬ思い出
胸に秘めてきたのに
今度ばかりは    特別な
何かが異うさ

ああ、二人を乗せてこの船の
行き着くところは
未だ見ない世界の果てのよう
心模様に染み渡る
潮風は悪戯が好き

潮風は悪戯が好き
潮風は悪戯が好き


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