女子ワールド・カップ 当たるも八卦・当らぬも八卦のブック・メイカー(英)
何でも賭け毎の対照にしてしまう国民性なのか、イギリスでは昔からブック・メイカーなどと云うものが在り、賭け事に興じている様です。これから決勝ラウンドに入る(今日21日から)女子のワールド・カップもその例外ではなく、既に5月の時点で何処の国が優勝するかを予想してオッズまで公表していました。全く日本では考えられない話しです。もっとも、『反社会的勢力』と呼ばれている世界では昔から陰に隠れて存在していた様ですが。プロ野球・甲子園・相撲界…などなど。しかし英国のブック・メイカーはそう云った日本の違法行為のものとは異うので、やはり国民性なのでしょうか?
まあ、そんな話しはさて置いて、そのブック・メイカーの5月の予想順位は1位アメリカ、2位ドイツ、3位日本、4位ブラジル、5位カナダでした。ところがなのです、グループ予選が終った時点では多少変わり、1位ドイツ、2位日本、3位ブラジル、4位がアメリカとカナダ、6位フランス、となっていました。6位としてフランスが入って来た理由としては4位に二か国が同率で並んでいる為で、それを考慮すると5月に時点からは順位だけが変ったというだけの事。それにしてもアメリカの人気が下がったのはどういう理由でしょう? 「なでしこ」は3位から2位に1ランク上昇していますけれど、優勝するとは見られていない様です。私は当然 『なでしこ』 を応援しているのですけれど、あのグループ・リーグの試合を観ている限りでは、ブック・メイカーは妥当な予想なのかなぁ…と思ってしまいます。因みにブック・メイカーは世界各国から「馬券」を買っているのを集計して、予想オッズを出している様なものに過ぎず、つまりは世界中の賭け事好きなファンが、優勝国を予想しているというだけの事ですので、「根拠」と呼べる様なものは有りません。
次に今日(21日)から始まる決勝ラウンドの第一戦の予想オッズ(予想配当金、数値が少ない程人気になっているので配当金も少ない)を見てみると次の様になっていました。真ん中の数値は引き分けの場合です。 (注) 日々刻々と変ります。
ドイツ vs スウェーデン(1.44-4.33-7.50) シナ vs カメルーン(2.00ー3.30ー3.75) ブラジル vs オーストラリア(1.75-3.75-4.50) カナダ vs スイス(1.75 ー3.50ー5.00) フランス vs 南朝鮮(1.33ー4.60-11.00) 米国 vs コロンビア(1.15ー7.00-21.00) ノルウェー vs イングランド(2.80ー3.10ー2.60) 日本 vs オランダ(1.85-3.30ー4.50)
予想としては順当と云えば順当なのですけれど、多分に人気の要素が加味されているでしょうから、飽く迄も世界的にはこの様に考えられている…程度の参考迄のものでしょう。しかし予選のグループ・リーグでは、一番人気の8チームが全て出揃っている点にも気を回しておいた方が良いかもしれませんね。何しろ『当たるも八卦・当らぬも八卦』ですから。
「なでしこ」としては初戦になるオランダには勝つでしょうけれど、その次の相手となること必至のブラジルが脅威です。FIFAのランク云々よりも実力が有るのは間違いがないのですから。ここを突破すれば先ずは準決勝へと進める道が切らけるのです。ですから全てはオランダ戦に掛かっているとも言えるのです。所謂いい「やま」に入ったものです。もう一方の「やま」はかなりきついグループになっていますから。
「なでしこ」の心配事は、やはり何と言っても決定力不足とパス・ミスの多さが目立つ事。おまけに⑦梢さんが怪我で戦線離脱。あとは今のメンバーで頑張るのみ。不幸中の幸いと云う言い方はしたくないのですが、⑯岩渕真奈さんが復帰してくれた事ですね。鮫ちゃんや奈穂ちゃん、それに宮間キャプテンに頑張ってもらいましょう。大野選手にはオフサイドに注意して欲しいですね。まあ、アレコレ言っても始まらないので、もうやめておきましょう。兎に角「なでしこ」本来の力を出し切って、勝ち抜いていって欲しいと願うばかりです。
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