気の向くままに junne

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'14. なでしこ 見えない歯車の不調

2014年03月06日 | なでしこ

  アルガルベ・カップ 何処か不調の開幕戦

 初戦の相手はアメリカ。いくらナンバー・ワンの相手とはいえ、なでしこ自体の動きには精彩が覗えなかったのが、はっきりと見て取れました。理由は何であったのか、裏付けの取れない憶測の域を出ません。

 このアルガルベ・カップに於いての戦績を振り返ってみると、「なでしこ」としての市民権を得た2011年は3位、翌2012年は2位、そして若返りを求めた去年・2013年は5位に落ち込み、今年はオリンピック代表選手で再び固め望んできたのですが、結果は1-1の引き分け。日本対アメリカ戦はこれ迄1勝5敗24分け。これで25引き分けとなったわけですが、この数字をどう読み解くかですね。勝ち負けの数字からは分の良い相手ではなさそうかも…と見えますが、問題は25回の引き分けに隠されている様にも思えます。
 勿論、長い年月の間での事で、当然の事ながらお互いにメンバーは入れ替わっています。それ故、これ程までに引き分けが多いというのも珍しいとも言えるでしょう。今回に限って言えば、「なでしこ」の知名度をここ迄引き上げてきた主力選手の平均年齢が上がって来たのが目に付きます。今年で三十歳以上になる選手は5人いますし、二十九歳の選手は2人。
 去年の若返りには無理が有った…とするなら、今年の年齢層をどう見るのか? とは云え、年齢だけで勝負が決まってしまうとも言えませんよね。しかし、それが原因かどうかは何とも言えませんが、彼女たちの動きがこれ迄とは明らかに違っていたのは事実。これが対アメリカ戦だけの事であれば、単なる老婆心で終るのですが…。 そう云えばワンバック選手はベンチ組。②ルルー選手とのダブル・トップ(スピードとパワー)で来られたら、結果は違っていたでしょう。

 そんな中に在って、宮間あや選手のフリーキックは見事でした。いまだ精度の確かさは健在でした。この後にも十分期待が持てる事を認識させてくれたようです。そして「なでしこ」のアイドルと人気の高い川澄奈穂美選手。目立った動きは少なかったものの、相変らず運動量が多かったですね。本当に好感持てる選手です。彼女は半年後に二十九歳になりますけれど、まだまだいけそうですね。
 年齢の事ばかりに触れている様ですが、私が一番気になっているのは安藤梢さんです。長い事ドイツで頑張っているのですが、何故か佐々木則夫監督は召集だけはしておくものの、梢さんを起用するつもりが無いみたいに思えます。同じ年代層ならば、澤や大儀見を使うよりは余程戦力になる筈です。佐々木監督は選手の潜在能力を見誤る癖が有るみたいですね。

 まぁ、それでも私達は日本が…と云うより、「なでしこ」が勝ち進んでくれる事を期待しているのに変りはないのですから、2年振りのベスト3とは言わず、アルガルベ・カップ初優勝を手にして欲しいものです。せっかく経験豊かな選手達が招集された国際試合なのですから、「なでしこ」健在をアピールしてくれる事を願っています。


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