goo blog サービス終了のお知らせ 

1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 SNSが普及してからは、全く知らない事にでも、全く知らない人にでも、文句や批判をする人が増加を。

2024-06-27 07:46:37 | 法話

【臨時法話】


ここ数日、ある事で落胆したという2人に拙僧、次の様な同じアドバイスを。「誰が詠まれたかは知らないが『手を打てば、はい、と答える、鳥逃げる、鯉はあつまる、猿沢の池』なるものが。奈良興福寺の近くに猿沢という池があって、池の周囲には何軒もの宿屋やお店が。その猿沢の池の辺(ほとり)で旅人が、パンと手を打ったら、宿屋の女中さんはお客さんが呼んだのかと思い『はい』と答え、鳥は危険を感じて飛んで逃げ、鯉はエサをもらえるかと思い集まってくる。『パン』という音を聞いただけで、受け取り方にこれだけの違いが出てくるんだよ。この世の中に『これ、正解』といわれるものはないよ」と。


続けて拙僧「今の自分にとって、それが『正解か否か』で判断をする人は多い。だが、今現在『これが正解』と思っているものも、知識、知恵、経験が増していけば、自ずとその考え方も変わっていく。だからこそ、人を批判しちゃならん。『文句言い、講釈言い』といわれる人達は、それその物に対して、知識が乏しく、思慮が浅い人が多いかな。その本質を知っている人達は、軽率な言動は起こさないよ。お笑いの水田(元、和牛)さんは前職がプロの料理人で、以前、番組で『料理の大変さを知っているからこそ、僕は妻が作ってくれた料理には一切、文句は言わない』と言っておられたよ。今後の参考に」と落胆の彼らに。


【付録】

拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳です。父親の他界年齢を基準にすれば、あと僅かに10年。これより先の残された時間は、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。


過去の法話は、以下で読む事が出来ます。興味がございましたら。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


次回の投稿法話は、7月1日になります。添付写真は、奈良の猿沢の池です。