JUN-Zの夜遊び日記

everybody needs somebody to love

鳥の詩

2006-09-27 22:07:54 | Check it out!!
昨日の疲れと体調不良のため、残業を1時間で切り上げた。
6時過ぎってもうこんなに暗いんだね。
まだ日は沈みきってなかったから、空は綺麗なグラデーションだ。

空を見上げながら歩いているオイラの視界を横切る奴らがいる。
蝙蝠だ。
まぁ蝙蝠なんて普通に横浜でもいたし、別に珍しくも……って、おぉい!
一匹や二匹ならともかく、こりゃ多すぎだろ(@_@;)
大群ですよ大群!
バットマンは1人だからかっこいいし貴重な存在だっていうのに……。
気付くと、パタパタとみんな同じ方向に飛んで行く。
そっちになにかいい事でもあるのかい?
と思わず聞きたくなるほど、がむしゃらに飛んで行きやがる。
多分餌場があるんだろうなぁ……ってオイラの職場の方じゃねぇか(笑)
そういやたまに蝙蝠が落ちてキーキー鳴いてたような…(汗)

動物大好きなオイラでもさすがに蝙蝠は素手で触れない。
こいつら噛むし、色んな病原体をもってるし。
日本ではそんな事ないと思うけど、致死率の高い病気の媒介宿主の場合もある。
う~怖っ。

じゃあその飛べない蝙蝠をオイラはどうしてるかっていうと、
作業用の革手袋で持ち、こそこそと近くの茂みにそっと置いている。
なにぶん仕事中なので、それくらいしかできん。
回復すれば元気になって飛んで行くだろうという期待を込めて。

これが鳩の雛とかだと対応が変わってくる。
生まれて間もない雛だとすぐに死んじゃうけど、羽も生えてて大きくなってるのは厄介だ。
うまく飛べないし、ひょこひょこ工場の中を歩き回るだけ(足に異常がなければだが)。
雛が懸命に親鳥を呼べど、全然来ない。
なにかあったんだろうと勝手に勘ぐる。
巣に戻そうにもそれは不可能に近い。
だってオイラの職場の天井ってとてつもなく高いんだよ(汗)
その理由は知ってる人はわかるよね?(^^;)
なので身勝手な保護に走ってしまう。
岐阜ではまだ1回しかないけど、横浜では何回もあった。
こっちでは先輩と協力して、段ボールに入れて餌をやる毎日。
でも雛鳥が順調に回復・成長する事なんて難しいよ。
なにせまったくの素人だし(-_-;)
それにそんな事してないで仕事しろって言われるのが関の山……。
哀しくね?
ほおっておいたら、外につまみ出されて猫やカラスの餌食になるのは間違いないしさ。
それが自然で、おせっかいを焼く方が可哀想なのかもしれないけど、
そんな事なかなかできんのだよ……。
その雛はしばらくして死んじゃったけどね(T_T)
朝会社に来て、餌をやろうと思ったら………。

横浜の会社ではけっこ~やりたい放題な感じだったので、
雛を保護したらそっこーで総務に連絡。
可哀想だからちゃんと保護せんかい!と一喝(笑)
総務の横にはちょっとして中庭があるので、そこでちゃんと面倒見ろ!と指導(笑)
そしてちょこちょこ様子を見に行くオイラ(^^;)
雛の姿が見えないと総務の奴を問いつめる。
「今日の朝はいた?」
「えぇ多分。」
「多分てなんだよ、ちゃんと面倒みなきゃダメでしょ。」
「でも本業の仕事の方が忙しくて……。」
「雛の面倒もちゃんと見れないで、仕事なんかちゃんとできるわけないでしょ。」
……なんでそうなるんだ?(^^;)
まぁ総務の奴のサラッとした言い方にオイラは頭来て、
なんでもかんでも理由をつけてねじ伏せたって感じかな。わはは。
まぁ雛は無事に旅立ったんだと自分に言い聞かせてその場を後にするオイラ。

こんな事が2度3度続くと、いいかげん総務の奴も警戒する。
オイラからの電話の応対に悲壮感が漂うようになり、奴らも反撃に出てきた(笑)。
安全環境課のおでましだ。
その名のとおり、会社の安全と環境を管理するセクションだ。
「んーなにかあったの?」(安全環境課)
「いやいや、なにかあったのっていつもの事ですよ。わかってるでしょ?」(オイラ)
なぜなら総務と安全環境課は隣同士だったから今までの事もとーぜん知っているのだ!
なのにそんなしらばっくれた言い方をするもんで、カッチンときたオイラはまくし立てる。
「安全環境課って、まさに安全と環境を守る所じゃないっすか。
こんな雛が工場の中をよちよち歩いてたら危ないし、製品の上に糞でもされたら
品質上よくないのはわかりますよね?」
「そりゃまぁそうだが…。」
「いやいや、そうだが…じゃなくて、そうなんですよ。なのでしっかりと保護して下さい。」
「仕事もしないでそこまでする必要はないんじゃないか?」
バヒューン!オイラのボーダーラインを踏み越えてしまったようだな、あんた(笑)
「はぁ?なに言っちゃってんの?
なにも24時間保護しろなんてこっちも言ってないっつーの。
ここにはいい中庭もあるし、猫も入ってこないじゃん。餌をやるだけでいいんだっての!」
「うーん難しいな…。」
このやろ、めんどくさいだけだべ……(怒)
「いっつも茶菓子食いながらペチャクチャ喋ってる時間に餌やりゃいいじゃん。」
「それは休憩時間の時の事か?休憩は休憩しないと。」
ちっ、しかたねぇな。切り札を出すか。
「へぇ~じゃあ聞くけど、この辺の野良猫に餌やってんのどこのどいつだよ。」
「……………。」
勝ったな…。たたみかけるオイラ。
「まさかとは思うけど休憩時間以外に猫に餌やってないよね?仕事中だもんね?」
「そりゃあ…」
「じゃあ同じ事でしょ?猫に餌やんのも雛に餌やんのも。
なのでよろしく頼みますよ。」

その頃のオイラの上司が話がわかる人だったから、こんな事できたんだけどね(^^;)
でもオイラのやってたこれって、ある意味責任の押しつけだよねぇ(-_-;)
自分の手に余るから他に押し付けてると思われてもしょうがないかもね(汗)
うーん……なんかブルーになってきた(-_-)