写真日記, etc.

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危機管理

2005-12-27 09:22:48 | Weblog



新聞に 「これで安全年末年始」 と題して雪道の事前準備についての記事が載っていた。 これを読んで感じたことを。

タイヤチェーンの付け方を事前に練習をしておけば、悪い条件でもチェーンの脱着がスムーズに出きるとあった。 これは甘い考えだ。 言うなれば雪のある程度積もっている坂道での練習でなければ実用的ではない。 これは想像で行っているのではない。 自分の経験から言っているのである。

もし、家を出るときは雪が降っておらず、ドライブの途中で降り出したとしよう。チェーンの取り付けを余儀なくされる。 それが退避スペースのない坂道だったらどうなるか。 車を道路脇にぎりぎり寄せて駐車する。 余裕があれば三角停止板を置く。 車載の頼りない車止めでも使って雪をかき分けタイヤを固定する。 タイヤは雪に埋もれている。 ジャッキアップが必要であればジャッキアップ中に車体がずり落ちないように注意しながらクランクを回していかなければならない。

これらは全て冷たさでかじかんだ手でやらなければならない。 軍手なんかしようものなら手はたちまち手袋についた雪で凍えて来る。 ゴム手袋は最悪だ。 かいた汗で手袋の中で手がツルンツルンと踊る。 滑って作業ができない。

記事のわきにある写真のように恵まれた条件で練習をしたところでくその役にも立たない。 現実問題として、雪の積もっていないところでチェーンを取り付けた状態でドライロードを走行するわけにはいかないのである。

以上、雪国で育ち、首都圏で生活している者の実体験から迸り出た疑問である。