【第57話】は『友よ with 讃美歌』です。
プレイバックの57番目の曲、譜面No.52であり、
バンド活動再開から10年5ケ月後の2020年7月に着手した曲です。
この曲は、岡林信康さんが1968年に自作・自演した曲で、
デビュー・シングル「山谷ブルース」のB面に収録されていました。
この曲は社会変革を訴える若者の歌として
1960年代末の反体制派(学生運動など)のテーマソングのような存在であり、
学生時代をそれなりに過ごした人(団塊の世代)には
涙が出るような忘れることができない歌のひとつかと思います。
一方、体制派(自衛隊の駐屯地など)でも歌われていた模様です。
彼の父はキリスト教会の牧師であり、彼自身も大学で神学を学んだ背景からか、
後年のインタビューで、この曲の根幹にあるのも賛美歌であり
作り手の意図を超越したと述べているようです。
この曲も私の青春第1ステージで歌ったことがあるような気がします。
そんな背景からプレイバック・バージョンでは、
遥か昔のイデイロギーに関わる歌としてではなく、
賛美歌の延長としてプロローグに賛美歌312番「いつくしみ深き」を追加して
仕上げました。
そんなバックグランドを思い起こしながら
是非、プレイバック・バージョンを聴いて頂けたらと思います。
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