*** june typhoon tokyo ***

MY FAVORITES LIVE AWARD 2015


 新年の挨拶の時候も成人の日も過ぎ、年末年始の喧騒もとっくに吹き飛んだ日常が繰り返される日々となっておりますが、そんな出遅れ感をもろともせず、いけしゃあしゃあと白々しく、毎年恒例の拙ブログ「*** june typhoon tokyo ***」によるイヤー・ベスト企画〈マイ・フェイヴァリッツ・アウォード〉の2015年版をお送りしたいと思います。その第1弾はライヴ篇。野球狂。が2015年の1年間に観賞した音楽系ライヴのなかで“これぞベスト・ライヴ”と感じたものを発表する、毎度繰り返しますが、誠に独断と偏見、身勝手極まりない超私的アウォードとなっております。

 まずは、2015年に観賞したライヴを振り返ってみることにしましょう(インストアやフリーライヴなどは除いてあります)。

◇◇◇

01 2015/01/25 Mixed Up@代官山LOOP
02 2015/02/20 Musiq Soulchild@Billboard Live TOKYO
03 2015/03/01 Especia@PREMIERE HALL
04 2015/03/03 Jarrod Lawson@Billboard Live TOKYO
05 2015/03/08 Mixed Up@代官山LOOP
06 2015/03/19 ICE@BLUES ALLEY
07 2015/03/29 水曜日のカンパネラ@LIQUIDROOM
08 2015/03/30 Rhye@LIQIDROOM
09 2015/04/28 Elle Varner@Billboard Live TOKYO
10 2015/05/16 Especia@渋谷CLUB QUATTRO
11 2015/05/24 久保田利伸@NHKホール
12 2015/06/04 Robert Glasper Experiment@Billboard Live TOKYO
13 2015/06/06 Mixed Up@代官山LOOP
14 2015/06/07 バーサーズー@原宿アストロホール
15 2015/06/22 ikkubaru@新代田FEVER
16 2015/06/28 Frank McComb@COTTON CLUB
17 2015/07/08 MISIA@東京国際フォーラム
18 2015/07/09 Bluey presents CITRUS SUN@BLUENOTE TOKYO
19 2015/08/13 REBECCA@横浜アリーナ
20 2015/08/18 D'angelo And The Vanguard@Zepp Tokyo
21 2015/08/19 The Brand New Heavies@COTTON CLUB
22 2015/09/21 BONNIE PINK@渋谷公会堂
23 2015/09/29 Perfume@日本武道館
24 2015/10/03 久保田利伸@代々木第一
25 2015/10/16 Eric Benet@BLUENOTE TOKYO
26 2015/10/26 一十三十一@Billboard Live TOKYO
27 2015/11/04 CICADA@WWW
28 2015/11/21 Janet Jackson@さいたまスーパーアリーナ
29 2015/11/29 REBECCA@さいたまスーパーアリーナ 
30 2015/12/06 Especia@HEAVEN'S ROCK Kumagaya VJ-1
31 2015/12/12 Especia@前橋DYVER
32 2015/12/19 BONNIE PINK@Zepp Tokyo
33 2015/12/25 Lalah Hathaway@BLUENOTE TOKYO
34 2015/12/30 INCOGNITO@BLUENOTE TOKYO
35 2015/12/30 Mixed Up Remix@渋谷LOOP annex【Especia】

※ リンク先でライヴレポートが読めます

◇◇◇

 総観賞数の推移を見ると、2013年が30本、2014年が29本だったのが、2015年は35本に微増。仕事や経済面、スポーツ観戦などとの兼ね合いなどを考えると、年間30~35本あたりが現在のライヴ観賞数の妥当なところなのかもしれません。内訳は洋楽アーティストが13本、邦楽アーティストが企画・対バンイヴェントなどを含めて22本。やはり洋楽アーティストのなかには泣く泣くスルーしたものもありましたが、ディアンジェロやジャネット・ジャクソンなど期待度の高かったステージを体感出来たのは収穫でしたし、邦楽においてもICEやREBECCAなど、次があるか分からない貴重なライヴを観賞出来たことを考えると、本数以上に充実度の高い1年だったのかなという気がしました。

 昨年の〈マイ・フェイヴァリッツ・アウォード〉でも「単純に数を増やすというよりは、質の高そうなライヴを選ぶアンテナを研ぎ澄ませることにも注力出来ればいいなと考えています」と述べましたが、今後もこの傾向は続くのではないかと思います。

 それでは、2014年までの〈マイ・フェイヴァリッツ・ライヴ〉の受賞ライヴを振り返りたいと思います。

◇◇◇

□ 2005年
ERIC BENET@BLUENOTE TOKYO
□ 2006年
LEELA JAMES@O-EAST
□ 2007年
m-flo@横浜アリーナ
□ 2008年
洋楽部門:EN VOGUE@Billboard Live TOKYO
邦楽部門:SOUL'd OUT@JCB HALL
□ 2009年
洋楽部門:ANTHONY HAMILTON@Billboard Live TOKYO
邦楽部門:CRYSTAL KAY@NHK HALL
□ 2010年
洋楽部門:LEELA JAMES@Billboard Live TOKYO
邦楽部門:久保田利伸@東京国際フォーラム(1日目の記事はこちら
□ 2011年
洋楽部門:KYLIE MINOGUE@幕張メッセ
邦楽部門:久保田利伸@NHKホール(1日目の記事はこちら
□ 2012年
洋楽部門:ESTELLE@Billboard Live TOKYO
邦楽部門:Perfume@さいたまスーパーアリーナ
□ 2013年
Maylee Todd@Billboard Live TOKYO
□ 2014年
John Legend@パシフィコ横浜

◇◇◇

 2013年からは部門別を廃止して当初の洋邦一本化しての選出に変更しましたが、メイリー・トッド、ジョン・レジェンドと洋楽アーティストが連続で最優秀ライヴを戴冠しましたが、2015年は果たして……。

 それでは、ノミネート公演の紹介です。

◇◇◇

【ノミネート公演】
2015/03/01 Especia@PREMIERE HALL
2015/05/24 久保田利伸@NHKホール
2015/08/18 D'angelo And The Vanguard@Zepp Tokyo
2015/10/16 Eric Benet@BLUENOTE TOKYO
2015/11/04 CICADA@WWW
2015/11/21 Janet Jackson@さいたまスーパーアリーナ
2015/11/29 REBECCA@さいたまスーパーアリーナ
2015/12/25 Lalah Hathaway@BLUENOTE TOKYO

以上8公演。

◇◇◇

 ノミネートは洋楽勢4公演、邦楽勢4公演の合計8公演。これまでに幾度となく足を運んでいるインコグニート、ブラン・ニュー・ヘヴィーズ、フランク・マッコム、ロバート・グラスパー、BONNIE PINKあたりの安定度の高さでは文句ない公演も数多くありましたが、ノミネートに際して“数を絞る”ということとなると、やはりインパクトやトピックがある公演が目立ってしまうのは致し方のないところ。ディアンジェロ、ジャネット、REBECCAといった強烈な話題性のあるステージに追いやられてしまった感じもありますが、充実度という意味では引けをとっていませんでした。

 近年数多くライヴに足を運ぶEspeciaは勢いと成長が最も感じられた港北プレミアホール公演を、久保田利伸はファイナルではなくてNHKホール公演を選出。REBECCAは復活の横浜アリーナ公演のインパクトも捨てがたいですが、ステージの完成度という意味では断然さいたまスーパーアリーナ公演でした。
 それら邦楽勢を迎え撃つのは充実の洋楽勢。そのなかでもやはり、まさかのディアンジェロと貫録のジャネットが二大トピックスとなりますか。表現方法は異なりますが、どちらも“これぞプロフェッショナル”を追求したパフォーマンスだったと思います。 

 さあ、いよいよ〈マイ・フェイヴァリッツ・ライヴ・アウォード〉2015年版の最優秀ライヴの発表です。

◇◇◇
 
【MY FAVORITES LIVE AWARD 2015】

【最優秀ライヴ】


★ Lalah Hathaway@BLUENOTE TOKYO(2015/12/25)

◇◇◇

 インパクトという意味では前述のディアンジェロとジャネットでした。そして思い入れが一番強かったREBECCA。クリスマスを迎えるまでは「今年のベスト・ライヴはこの3公演かな」と薄っすらと考えていましたが、レイラ・ハサウェイの公演で気持ちが揺らぎました。ディアンジェロ、ジャネット、REBECCAの3組より上回ったものは何かと考えると、ステージでのパフォーマンスもさることながら、その公演が持つ背景への思い入れが大きく左右したかもしれません。

 マーヴィン・ゲイよりもダニー・ハサウェイが好きだという個人的嗜好、これまで父ダニーの歌を拒んできた実娘のレイラが父ダニーの名盤と同じ会場で収録した“ライヴ”と銘打ったアルバムのリリース、そのアルバムを引っ提げてのBLUENOTE TOKYOというしっかりと悲喜こもごもの表情が届く会場、さらにはクリスマスというこれ以上ないタイミングで父の名曲「ディス・クリスマス」を披露……と、見事に胸の高鳴る要素が凝縮したとあっては、2015年のベストに選ばないという選択肢はありませんでした。もちろん、そういった背景だけでなく、ステージでのパフォーマンスは言わずもがな(詳細はライヴレポートを参照あれ)。忙しさに埋没しかけた2015年末の心を豊かにした記憶に残るライヴとなりました。

 レイラ・ハサウェイの最優秀ライヴ受賞を伝えたところで、2015年〈マイ・フェイヴァリッツ・ライヴ〉を終わりにしたいと思います。次は〈マイ・フェイヴァリッツ・アウォード〉のアルバム篇をお送りしようと思いますが、いまだもってまとまってないゆえ、期待などせずに、忘れた頃に拙ブログをチェックしてもらえれば、非常に助かります(苦笑)。

 では、最後にレイラ・ハサウェイのミュージック・ヴィデオでお別れです。

■ Lalah Hathaway - Little Ghetto Boy


 こちらも父ダニー・ハサウェイの名曲カヴァーです。











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