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J-SAXER QUARTET blog

サクソフォーン四重奏団「J-SAXER QUARTET」、五重奏団「J-SAXER QUARTET plus ONE」

リズム・メロディ・ハーモニー

2007-12-16 19:53:11 | 鬼太郎
先日、さいたま市のとある高校におじゃましました。
月末のコンテストに向けてアンサンブルのレッスンをしてほしいとのこと。
思えば、この学校の生徒さんとはもう10年近くの長い付き合いです。
今回の曲は、戸田顕作曲の「サキソフォン・バスカーズ」。
冒頭には時折、ピアソラの「リベルタンゴ」のようなリズム、中間部はソプラノを中心とした甘いメロディがあり、また、「バスカーズ」(大道芸人)のように楽しい雰囲気が随所に見られ、とても親しみやすい曲です。

当たり前のことですが、アンサンブルは一人一パート、リズムの感じ方やメロディの歌い方、ハーモニーのバランスなど常に意識しないと、すぐにバラバラになってしまいます。
曲のイメージや雰囲気作りももちろん大切ですが、基本的事項である、「リズム・メロディ・ハーモニー」の大切さをあらためて若き奏者達から学んだ感じです。

写真はそのメンバー仲良し4人組。練習後にわざわざ玄関までお見送りをしてくれました。本番でもいい音楽が奏でられますように…

〔鬼太郎〕



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番外編です

2007-11-23 23:44:42 | 鬼太郎
以前、江川さんの「スロベニア紀行」の各ページに[裏スロベニア紀行]を書かせていただきました。
みなさま、読んでいただけましたでしょうか?
あれから早いもので、すでに1年以上経ってしまいました。。。
今回、多くの方々のご要望もあり(?)特別に番外編をお送りいたします!! 〔鬼太郎〕

◇ 裏スロベニア紀行(番外編) ◇

先週、出張で京都に出向きました。
実は、ここ京都には、なんと、日本で唯一のスロベニア料理の店があるのです!!
昨年お世話になったスロベニアを「もう一度」と思いつつ、このチャンスに「是非!」とたくらんでいましたが、あいにく私の京都滞在中の2日間は定休日・・・。
「今回はあきらめよう・・・」
ところがその日は、東寺で弘法大師の市が開かれていて、なんとそこで、その店が出品していることを店のHPから発見したのです!
京都での仕事が一段落し、ふと気がつくと、時計は15時。
「間に合うだろうか?」
そろそろ市の出店も片づけ始めるであろう。不安が頭の中をよぎる。
「でも行くだけ行ってみよう!」
京都駅をタワー口から駆け足で横断し、近鉄電車に飛び乗る。
東寺までは一駅。しかしその数分が、妙に長く感じる。。
着くやいなや改札を出て、市を目指して右に猛ダッシュ!
ところがところが、、あらあら、お約束の混雑。。。
しかも、露店の数の多いこと。幸手権現堂花見シーズンの10倍はあろうか!!
(ローカルなネタですみません)
寺の中を人をかき分け、さまようこと30分、すでに閉店の準備を始めた店もある。
「もう無理か・・」
と、あきらめかけたその時、、、ついに店を発見しました!!!!

優しそうなスロベニア人の店主が顔をのぞかせていて、まるで私を待っていたよう。(笑)
一気に緊張が解けたのか、私はその店主に、昨年スロベニアに行って感動したこと、料理(特にワイン)がおいしかったことなどなど、一方的にベラベラとしゃべってしまいました。(ライラさん、すみません・・・)
そのライラさんのお店(ピカポロンツァ)では、日本ではなかなか手に入らないスロベニアワインが飲めるそうです。
打ち上げでみんなで飲んだレフォーシュク、クラスキもあるそうです。
ひょっとしたらウニオンビールもあるかもしれませんね。
店はすぐ予約で満席になってしまうそうで、ますます行きたくなってしまいました。
今度は京都公演でしょうか???

店主との別れの挨拶はもちろん“ナスビーデニャ!!”でした。
ウィーンで乗り換えた、アドリア航空の乗務員さんの笑顔を思い出しました。
そのうちメンバーでワイン試飲会をやろうとたくらんでいます。
江川さん、よろしく♪(笑)



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「演、宴、そして縁」~山形紀行(かぼちゃ編)~

2007-09-20 21:48:28 | 鬼太郎
前日のリサイタル成功の感動が覚めやらぬうち、私は新幹線に乗り込み東京とは逆方向へ。終点の新庄駅から更に乗り換え北上する。目的地は「最上郡鮭川村」という所である。
実はこの地は私の祖母の実家で、実父も戦時中に疎開したとのこと。私も幼少の頃2回ほど訪れたことがある。祖母も父ももう故人であるが、父の従兄弟とその家族、それに父の叔母さんがご健在のはず。しかし、気がついたら、すっかり疎遠になってしまっていた。
突然の訪問。家に入れてくれるだろうか? 不審者と間違われないだろうか(笑)

新庄から2つ目、のどかな無人駅に降り立った私は、うっすらとした記憶と写真を手に足を進める。ここから歩いて数分のはず。となりかそのとなりは確か魚屋だった・・・。
何度か同じ道を行ったり来たり。道ばたの小川に座っているおばあさんが、私とすれ違うたびこちらをうかがっている(やっぱり不審者だ)そうこうしているうち、偶然にも途中で出会った郵便局の人が場所を教えてくれた。ここだ。。。
突然の訪問に最初は訳がわからなかった叔父さんも、写真を手に説明するうちやっとわかってくれた。
(これで不審者にならずに済んだ。ほっ。)
奥からは91才になる父の叔母さんが元気な姿で現れ、「あらまあぁ~、良ぐ来たのぉ~良ぐ来たのぉ~」私を見て目にうっすらと涙を浮かべていた。

ご先祖様にお線香を手向け、ゆっくりと流れる空気の中で、幼少の頃に訪れた時の記憶が次々と思い出される。。。カブトムシ狩りに山まで行ったこと。銛(もり)を持って川に魚を捕りに行き、帰りに腰まで水に浸かり川を歩いてきたこと。勝手に倉に入り込みかくれんぼをして怒られたこと。方言がわからず黙っていたら、「東京のあんちゃんが何もしゃべってくんねぇだぁ」と小さい子を泣かせてしまったこと。水を飲もうと台所に入ったら、「ここは男の来る場所じゃねぇー!」と怒鳴られたこと。。。 
当時はまだ茅葺きの家だった。いずれも、今の私の日常では忘れ去られていたことばかりである。

再訪を約束し、「こんだぁゆっぐりごいやぁ」と、別れ際にお土産に手渡されたのは、なんと「かぼちゃ」。「白かぼちゃ」といって、普通のかぼちゃより甘くて美味しいという。
しかし、、これは重い、、しかも2個。。でも、絶対に持って帰らないと。。
(前日に江川さんに荷物を預かってもらって本当に良かった。)

米沢で感じた、人と人との出会い。そして、35年ぶりに訪れたこの地での感慨深い思い。
私にとっては何とも重い、山形のかぼちゃでした。

〔鬼太郎〕

「演、宴、そして縁」~山形紀行(米沢牛公演編)~

2007-09-19 21:44:44 | 鬼太郎


この3日間、普段では決して味わうことのできない「人と人との温かみ」を感じた時間と空間を過ごさせて頂きました。

今回は特に、練習から打ち上げまでたくさんの方にお世話になり、また、いろいろな出会いがありました。
米沢商業高校&米沢四中OB会の皆さん、米沢吹奏楽愛好会の方々、練習を見学に訪れた商業高校吹奏楽部の生徒さん、その他、米沢&江川さんにゆかりのある方々、ありがとうございました。

そしてそして、レブレーヴ・サクソフォン・クヮルテットの佐藤勉さんには練習会場の手配から当日の舞台全般、お土産の案内やメンバーの送迎までも本当に何から何までお世話になり、言葉になりません。。。
いつかこのブログで江川さんが「裏方の仕事が良いと演奏者は何も考えずに演奏に集中できる」と書かれていましたが、今までこの4人でステージに上がる際、今回ほど何の心配もなく演奏に集中できたことがあったでしょうか...
今回の公演が成功したのは、120%彼のおかげです!本当にありがとうございました!
ご自身の本番も来週予定されているとのこと。どうぞ、良い演奏となりますよう。。。

※今回の米沢牛公演での反省点
1)温泉に入らなかった。(というか時間がなかった)
2)「熊文」で「ざる中華」を頼んだ。(長老の忠告を素直に聞くべきであった)
3)米沢牛があまりにも美味し過ぎて、今日から何を食べていいのかわからなくなった。(初日の焼肉といい2日目のすき焼きといい、泣きながら食べた)

〔鬼太郎〕