
つい先月の末まで、私も知らなかったことでしたが、我がサックスの師匠、フレデリック・ヘムケ先生がアメリカから来日されました(国立音大の雲井先生の尽力のお陰です!)。
来日後、最初にお会いできたのは先週の土曜日。ヘムケ先生が日本で行きたかった場所のひとつの、銀座の画廊にお連れしました(というより、先生が持っていた情報をもとに道順どおりに行った、だけですが…)。 東京で働いていても、あるいは住んでいても、普段、銀座の画廊に行くことは滅多にありません。そういった意味でも、私にとって、現代の日本の画家の作品に出会うことができたのはとても良い機会でした。その日の夕食は銀座で取りました。
次に先生とお会いしたのが、18日。府中の森芸術劇場で開かれた国立音大サックス科のコンサートでした。久しぶりに聴く、ヘムケ先生の音は昔とまったく同じでした。すでに高齢者の域に達しているのに、どうやって楽器をコントロールしているのか不思議でたまりませんでした。あと何年吹けるのだろうか・・・と思っていた私にとって、新たな目標…いや夢を持つことができました。
そして、今日再び、夕食を共にする機会を頂きました。大した話はしていませんが、いやぁ、恩師と飲む酒は旧友と飲む酒と同じようにとても楽しいですね! ヘムケ先生が離日するまで、少なくとも、あと2回はお会いできるでしょうか?
◎写真は国立音大のコンサートのあと。右から、すぎやまあきこさん、ヘムケ先生、雲井君、私。いまは、それぞれ別の道を歩んでいますが、みなさん、ノースウェスタン大学でヘムケ先生のもとで学びました。
〔江川〕