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J-SAXER QUARTET blog

サクソフォーン四重奏団「J-SAXER QUARTET」、五重奏団「J-SAXER QUARTET plus ONE」

2012年

2012-12-31 22:46:15 | えがわ

2012年も残りあと1時間。今年はサックス奏者としては、思い出深い年となりました。
まず、2月の武蔵野音楽大学サックス科卒業生によるコンサートでサックス・デュオに挑戦。しかも、池辺晋一郎氏のコンテンポラリーな作品。6月には恩師フレデリック・ヘムケ先生がノースウェスタン大学を退官されるということで、思い切って渡米し、記念の式典・コンサートに参加してきました。そこでも池辺氏の作品をサックス・デュオで演奏。2月、6月と相手が違うことが、私にとっては新鮮な音楽体験でした。100人超のサックス・オーケストラで吹いたことも忘れられません。まるで夢のよう。9月には J-SAXER QUARTETの米沢公演。思い切って聴きやすいプログラムを組み立ててみました。米沢の食事・お酒の美味しさと、風光明媚な景色や温泉も手伝ってくれて、大成功。J-SAXER QUARTETも結成20年でしたので、節目の年としてよい機会でした。
ただいま、来年のコンサートに向けて、ピアノ伴奏の曲に取り組んでいます。どんな新年になるか、すべては自分次第でしょうね。がんばります。
〔えがわ〕 

 

 

 


久喜吹奏楽フェスティバル2012

2012-11-08 22:01:59 | えがわ

吹奏楽フェスティバル2012

 久喜市主催の吹奏楽フェスティバルが、こんどの日曜日に久喜総合文化会館で開催されます。昨年に続くチャレンジですが、再び久喜市内の一般バンド3団体(久喜市民吹奏楽団・しょうぶしみん吹奏楽団・鷲宮ウインドアンサンブル)が集まって合同バンドとして出演します。
 今年は、それぞれの団の指揮者が1曲ずつ、全3曲演奏します。私が指揮するのは「アフリカン・シンフォニー」(V.マッコイ/岩井直溥編曲)と、私にとっては異色な作品です。これまで、(アフリカン・シンフォニーを)昨年と同様に3回練習してきました。初回の練習から、ハーモニーの大切さを説明し練習してきたお陰で、先日の3回目の練習ではかなりいいサウンドになってきました。ハーモニーだけでなく、大地を刻むリズム、旋律の歌い方(これもハーモニーと関係してくるけれど)も、うまく仕上がってきたと思います。細かいところは、単一団体の演奏までには及びませんが、大きく見るといい音楽を作ってきていると思います。出演時間は午後3時頃。ぜひ、その真価を確かめにご来場ください。一つの団体が奏でる音楽とは、また違った面白みがあります。
 このフェスティバルの開演は1030分。終演は午後3時30分を予定。入場無料です。

〔えがわ〕

◎出演順などの詳しくは久喜市のホームページをごらんください。
 http://www.city.kuki.lg.jp/section/shogaigakushu/news/suisogaku.htm 

 


スイーツ&カフェ・コンサート  早秋の午後のひとときをサックス四重奏で

2012-08-07 22:02:30 | えがわ


5年ぶりにサックス四重奏のコンサートを米沢で開催します。お近くの方はぜひご来場ください。今回は音楽のほかに宝石箱のような魅力的なスイーツもご用意しています。 

日時:2012年9月2日(日) 開場 14:00 開演 14:30
会場:グランドホクヨウ 3F プロバンス
 米沢市金池2−3−7 TEL.0238-22-1238
 〈交通〉市バス「北村公園前バス停」から徒歩1分
出演:Soprano Sax 江川善裕  Alto Sax 宮澤勝美 Tenor Sax 町田雅代  Baritone Sax 浅利 真
プログラム:
  第1部 ~クラシックの名曲をサックス四重奏で~
 カルメン幻想曲/ビゼー
 小フーガ ト短調/バッハ
 パリのアメリカ人~テーマ/ガーシュウィン
 タンゴの歴史~酒場1900/ピアソラ
 四重奏曲 ト短調/久石 譲
  休 憩 ~スイーツ&カフェタイム~
  第2部 ~映画音楽とスタンダードジャズをサックス四重奏で~
 『天使にラブソングを』から アイ・ウィル・フォロー・ヒム
 『白雪姫』から いつか王子様が
 『ニュー・シネマ・パラダイス』から メドレー
 『ロシュフォールの恋人たち』から キャラバンの到着
 ブルー・スカイ
 A列車で行こう
 アイ・ガット・リズム
 ※ 都合によりプログラムを変更する場合があります。

定員:100名

入場ご希望の方は jsaxerquartet@gmail.com までご連絡ください。お申し込みは8月25日まで。

〔えがわ〕


サックスデュオ~A Song for Japan

2012-06-23 22:28:38 | えがわ

サックスデュオ2 先日の日曜日、鷲宮ウインドアンサンブルのサマーコンサートに、宮澤勝美さんとサックスデュオで出演しました。今回演奏したのは「日本に捧ぐ歌 A Song for Japan」(作曲 スティーブン・フェルヘルスト)です。

 この作品は、昨年の東日本大震災のときに、オランダのトローンボーン奏者が作曲し、世界中のプロのトロンボーン奏者たちがジャンルを超えて、一つのフレーズずつを吹いて動画を完成させYouTubeにアップしました。そのとき楽譜はトロンボーンソロとアンサンブルためにいくつかのバージョンがあり、無償で配布されました。その後、輪が広がり、トロンボーンだけなく様々な演奏形態で吹き続けられています。

 これらの演奏を聴いて、多くの人が生きる勇気をもらえたに違いありません。まだまだ復興が進まない被災地のために、そして支援の輪が引き続き広がることを願って・・・。

〔えがわ〕


ノースウェスタン大学~恩師が託した言葉

2012-06-08 23:13:00 | えがわ

ノースウェスタン大学同窓生サックスオーケストラ 

29年ぶりにノースウェスタン大学を訪ねた。久しぶりに歩くキャンパスは思っていたより広大だった。広く感じたのは、あのときは自転車を使っていたからかも知れない。逆に管楽器科教授室や練習室がある棟はより狭く感じられた。階段、通路。こんなに狭かっただろうか。あの時はすべてが真新しく、大きく見えたものだ。なぜだろう。
 ノースウェスタン大学は、シカゴの北、ミシガン湖の傍に立つ。今回は使ってないが、市内から電車で20~30分程度だったかと思う。総合大学で経営大学院などがアメリカでもトップクラス。音楽を専攻する学生には他の学部を専攻する者もいてアメリカの柔軟な思考に驚いたものだ。

 再びここを訪れた理由は、恩師がこの6月で50年間務めた音楽教育者としての職を退き、それを祝う記念のコンサートが開かれたからだ。なんと彼の門下が百人以上集まって、巨大なサックスアンサンブルを編成した。そして、祝福の演奏を捧げたのだった。その中の一曲があまりにも難しく不安だったのだが、周りから聴こえる自分と同種の音色の中に包まれたときはなんとも言えない幸せな気分だった。おそらく日本では味わえないものだろう。そして、この機会でしか成しえなかったに違いない。

 恩師は私たちに問う。あなたたち以外に誰が次の世代にこの意志を引き継ぐのだ。──私はその言葉に自分を重ねてみた。家族、仕事、20年にわたる吹奏楽団の指導、サックス四重奏団の主宰。どれもこれも、恩師から、エバンストンで学んだことに通じていた。
 さらに恩師は私たち問う。音楽は自分の耳と思いと心で作るんだ、と。

〔えがわ〕


サクソフォーン・コングレス

2012-04-03 13:55:45 | えがわ

 今年、16回目の世界サクソフォーン・コングレスが、7月10日から15日にかけてスコットランドのセント・アンドリューで開かれます。前々回のリュブリャナ(スロベニア)、前回のバンコク(タイ)と続けて参加したJ-SAXER QUARTETですが、今回は私の仕事の都合で参加を断念しました。

 ちょっと悔しいので、前回(バンコク)のプログラムの中からQuartet g-moll(作曲・久石譲)をYouTubeにアップ。この曲は、もともと弦楽四重奏の作品。このときもテナーのMoMoさんの代わりに浅利君が参加しました。

Quartet g-moll.m4v

〔えがわ〕


ユースクワイア・コンサート(3月3日 代々木のオリンピックセンターで)

2012-02-17 12:44:52 | えがわ

再来週の3月3日(土)に代々木のオリンピックセンター大ホールで開かれる《JCAユースクワイア》のプログラムです。
指揮者は合唱王国のスウェーデンからお招きしたFred Sjöberg(フレッド・ショーベリ)氏。さすがに多彩な作品が揃っています。

合唱団メンバーは World Youth Choir や Asia Pacific Youth Choir 経験者もいますし、全日本合唱コンクールで一昨年・昨年と日本一になった合唱団出身の若い人たちなど日本各地から集まります。
ユース合唱団の中で最もヨーロピアンな音楽が聴けるかもしれませんね。

開演は14:00。あいにくオリンピックセンターでは当日券を販売できませんので、ご興味のある方は全日本合唱センター(Tel. 03-5421-7150 jcmc@blue.ocn.ne.jp)までお問い合わせください。

プログラム

第1部
 あなたも私のもとから去っていくのか/モンテヴェルディ
 無心のまえぶれ/サンドストレム
 ミゼレーレ~我を憐れみたまえ〔詩篇50〕/アッレグリ
 夏至祭の歌(聖ヨハネの日の歌)/トルミス
 日が昇るとき/クーラ
 眠り/ウィテカー
 誉め讃えよ/リドホルム

第2部
 くよくよするなよ/スティービー・ワンダー
 ティアーズ・イン・ヘブン/エリック・クラプトン
 グッバイ・イエロー・ブリック・ロード/エルトン・ジョン
 私の愛/スウィングル編曲
 天使の死/ピアソラ
 ジェリコの戦い/ホーガン編曲

Program

1st part
Voi pur da me partite / Claudio Monteverdi
To see a World / Sven-David Sandström
Miserere mei / Gregorio Allegri
Jaanilaul (St. John’s song) / Veljo Tormis
Auringon noustessa    / Toivo Kuula
Sleep / Eric Whitacre
Laudi / Ingvar Lidholm

2nd part
Don’t You Worry ’bout a Thing / Stevie Wonder - arr. Stefan Berglund
Tears in Heaven / Eric Clapton - arr. Stefan Berglund
Goodbye Yellow Brick Road / Elton John - arr. Stefan Berglund
L’Amour De Moi /arr. Ward Swingle
La Muerte Del Ángel /Ástor Piazzolla - arr. Néstor Zadoff
The Battle of Jericho / arr. Moses Hogan

〔えがわ〕


バイヴァランスV

2012-02-12 21:47:57 | えがわ

サックスデュオ 昨日の武蔵野音大サックス科卒業生によるコンサートにご来場いただきましたみなさまに心からお礼申しあげます。

 演奏した「バイヴァランスV」は、日本を代表する作曲家、池辺晋一郎によるデュオのための連作「Bivalence(バイヴァランス)」シリーズの5作目で、もともとはオーボエ2本のために書かれた作品です(2007年12月14日初演/出版 全音楽譜)。オーボエとサクソフォーンは、2オクターブ半というほぼ同じ音域の幅を持っており、そこにこの作品の演奏の可能性を見いだしました。ですから、何も引かず、何も足さず。楽譜通りに演奏しました。

 この作品のタイトルの "Bi" は「2、双、複」の意味。それに続く "valence" は、化学の分野では「原子価」「化学的結合」、生物の分野では「数価」、免疫学では「結合価(抗原が抗体と結合できる数)」、心理学の分野では「誘意性、誘発性(人を引きつけたり、回避させたりする性質)」などがあり、ほかに「結びつける力、相互に作用する力」の意味があります。2つの楽器が織りなす音風景は正しくこれらの意味を表現しているのでしょう。

 正直、この作品のアナリーゼを試みましたが、数値を基準した音の長さや、音の配列が見られることを発見したものの、そのほかはわかりませんでした。ですから、あとは感じるままに演奏しました。

 演奏のあとの、サックス奏者からの評価が嬉しく思いました。その中の一人が「サックスのために書かれた作品のようだ」と言ってくれましたが、本当にこの作品がサックスのレパートリーに入ってくれることを願っています。


武蔵野音大卒業生によるサクソフォーンコンサート

2012-01-23 15:15:06 | えがわ

□■□ 第3回武蔵野音楽大学サクソフォーン科卒業生有志によるコンサート □■□

日時:2012年2月11日(土)開演15:00(開場14:30)
場所:武蔵野音楽大学 モーツァルトホール(西武池袋線「江古田」から徒歩5分)アクセス
入場料:¥1000(高校生以下¥800)=全席自由=
出演者:江川善裕、町田雅代、宮澤勝美、久慈明広、鶴飼奈民、小布施由香、浅利 真、佐伯麻子、本間将大、山崎実企、豊田晃生、草山ゆかり、中村沙織、菱山浩一、野原 孝、中村正明、藤田鎮大、香高みゆき、小林浩子、藤田 優、椎橋知哉、小澤龍太郎

 

昨年から参加している武蔵野音楽大学卒業生によるサクソフォーンによるサクソフォーンだけのコンサートです。今回は、J-SAXER QUARTETのメンバーで次の作品を演奏します。

演奏曲目:
◇J-SAXER QUARTETのメンバーによる
 池辺晋一郎:バイヴァランス V(Alt 江川善裕・宮澤勝美)

 ミシェル・ルグラン:キャラバンの到着(Sop 江川善裕・Alt 宮澤勝美・Ten 町田雅代・Bar 浅利 真)

プログラムは、このほかに、出演者全員によるラージアンサンブルで「ムソルグスキー/浅利真編曲:禿げ山の一夜」「ビゼー/圓田勇一編曲:カルメン組曲」や他のグループによるアンサンブル作品「フィル・ウッズ:サクソフォーン四重奏のための3つの即興曲」「菅野裕悟:Wild Frontier」などが予定されています。みなさんのご来場をお待ちしています。

チケットのご予約はjsaxerquartet@mail.goo.ne.jpまで。

〔えがわ〕



 

 


あけましておめでとうございます 2012-01-03

2012-01-03 10:16:56 | えがわ

あけましておめでとうございます

 

昨年はJ-SAXER QUARTETの活動はあまりできませんでした。

唯一できたのが7月30日に私が住む地域の自治会主催のサロンコンサート。このときは、アルト二重奏によるSteven Verhelst作曲の「A SONG FOR JAPAN」に始まり、我が四重奏のレパートリーである「三文オペラ」「ゴスペルメドレー」「ニューシネマパラダイスメドレー」「キャラバンの到着」を演奏しました。アンコールには久々に「川の流れのように」と「となりのトトロ」。


私が住む地域の中での演奏活動は、だいぶ前になりますが幼稚園などからの依頼演奏や吹奏楽のコンサートの中での個人演奏、と特定の場所に限られていました。今回自治会の方々に演奏する機会を持てたことは私自身たいへん嬉しいことでした。私がサックスを演奏することや吹奏楽を指揮することは知られていても、生の演奏を通して接するということは初めてのことでしたから。もちろん聴いていただいた自治会のみなさんにも喜んでいただきました。このような形の演奏の機会を増やしていければと思います。

 

今年は、2月11日に開催予定の武蔵野音楽大学OB会のコンサートに向けて、二重奏と四重奏の両方を目下練習しています。コンサートの詳しい情報が入り次第、あらためてご案内いたします。

 

今年は良い年になりますように。そして被災地に早く春が訪れますように。

 

〔えがわ〕