連休二日目は大阪、藤田美術館と、湯木美術館へ。
藤田は今まで行く機会がなかったところ。
もともとは屋敷のあったところだが空襲で焼けてしまい
残った蔵が美術館になっている。
なのでエアコンもなく、夏や冬は開館できないとか。
蔵だけに薄暗く、展示品も渋い名品ばかり。
「コレクター藤田傳三郎の審美眼」
土曜日の午後二時より学芸員さんの解説があり、
藤田がどのように美術品を入手したかのお話が興味深かった。
田村文琳茶入は入手した際6000円を支払う(今の価値だと1万倍に!)。
しかしそれを使うことはなく、なぜかというとそれに取り合わせる香合が
手に入らなかったから。
その香合とは交趾大亀香合。
落札できた時にはすでに病床にあり、その10日後に亡くなったそうだ。
個人的に好きなものをあげるとするならば
唐物茶入「野中」、橘の形で小振りでかわいらしく印象的だった。
次は湯木美術館「茶道具の琳派」展へ
こちらは先ほどとはうってかわって華やかなお道具ばかりで楽しい。
黒柿萩蒔絵茶箱の一連と、片輪車蒔絵糸目菓子器(小川松民)がよかった。
色絵薄文茶碗(仁清)も。
最後は「第11回ペンギンアート展大阪2011」へ
ペンギンの文化祭ということで様々なペンギンアートやグッズの展示&即売会
かなりディープなペンギンマニアみたいな方がいらして
わたしなどちょっと肩身が狭いというか・・・
こちらは見るだけより自分で発信できる方が楽しいかもと思った。
編みぐるみやフェルトの人形はあったので、
なにか新しい切り口で考えてみたい(老後の楽しみに)。