新幹線に乗ってお茶事に呼ばれてきました。
いつまでも気温の下がらないこの夏ですが、天気で雨の心配はないのが
まずはありがたいこと。
待ち合いには風船かずらがはいった大きな氷が。
「手あぶり」じゃなくて「手冷やし」だねーとみんなで言い合う。
ご亭主もご連客も10年ちょっとのおつきあい。
いつもとてもおせわになっている大好きなみなさんとの
柔らかい時間が過ぎていきます。
面白かったのは、中立ちの頃まで鳴いていた蝉が、
お濃茶の間だけはぴたっと鳴き止んだこと。
思わず仕込みですか?と聞いてしまいました。
お道具組はご亭主の人柄のように柔和な印象をうけました。
今までの広い交遊の中で、時間をかけてご亭主のもとに集まってきた・・・
それぞれにエピソードがあって会話が弾みました。
お献立は
夏の名残の中に、秋の訪れを感じるようなモチーフがそこここに。
味はもちろん食感にバラエティがあって、量もちょうどよいのが
ありがたかった。
日帰りのお茶事、しかもオットが正客なので
始まるまではやや心配もあったのですが
楽しくて終わるのがもったいないような一席でした。