相手があなたとのキスをつまらないと思うか、すばらしいと思うかは、そのときのあなたの心構えにかかっている。
あなたが相手に確かな愛を感じていて、その愛が口や舌にも伝わっていれば、あなたのキスは、愛のエネルギーを相手の口へ送り込むことができるだろう。
だが、あなたが愛を感じておらず、もっぱら自分が性的興奮を感じるためだけにキスをしたり、あるいはできるだけ早くセックスへと進むためにおざなりなキスをしたりすれば、相手にとってあなたの口と舌は、強引に口の中へ押し入ってくる、思いやりも魅力もない侵入者ということになるだろう。
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あとに出てくる愛撫のテクニックにも通じるが、ここで最高に甘く満ち足りたキスを交わすことができるようになるやり方をご紹介します。
A.彼に対する愛が、あなたの胸から口へと伝わり、唇や舌が愛を感じて震えるというイメージを思い描こう。
B.そして、キスを交わすたびに、その愛がパートナーの口をそっとなで、あなたの口から相手の口の中へと流れ込んでいくのを感じよう。
C.このとき、次のように自分に言い聞かせてほしい。
「私は彼の口にだけキスをしているのではない。彼の心と魂にもキスをしているんだ」
愛する人の体にキスをするとき、その額、その胸、その足、その性器にあなた自身が小さな恵みを与えていること、そのひとつひとつをたたえるためにその場所を訪れていることを、常に忘れないでほしい。
愛する人にキスをしよう。
それがふたりにとって唯一の愛情表現の手段であるようなキス、それだけで十分、他には何もいらないと思えるようなキスをしよう。
命を支える呼吸を分かち合うことによって、魂を分かち合うようなキスをしよう。