知り合いのお宅を訪問したり、お世話になったお礼に伺ったりして、持参した手土産を渡すときに年配の人が使うフレーズとして、「お口汚しですけれど・・・」「お口に合うかどうかわかりませんが・・・」などがあります。
もちろん、本人は謙遜のつもりで、そういった表現を使っているのでしょうが、こういうものの言い方は、そろそろやめてもいいかもしれませんね。
とくに若い人には、こうした言いまわしが似合うとは思えないからです。
贈り物をするなら、
「これ、いま私がいちばん気に入っているスイーツなの。とってもおいしいのよ。ぜひ、あなたにも召し上がっていただきたいと思って・・・」
といったように、「私が気に入っている」「とってもおいしい」ということを相手に伝えるのも、ひとつの自己表現。
つまり、コミュニケーションのスタイルだと考えられます。
あるいは、マフラーのようにデザインよりも色合いがポイントになるものであれば、「この色、きっとあなたにお似合いになると思ったので・・・」
というように、相手を大切に思っている気持ちをストレートに表現することも素敵なコミュニケーションだと思うのです。
また、友達の家を訪問するときに、ある程度、親しい関係であれば、「私は何をお持ちしたらいいかしら?」と相手の希望を率直に聞くのもいいでしょう。
初めての訪問や、知り合ってから間もない相手を訪ねる場合は、「私の家の近くに評判のケーキショップがあるの。その店のケーキをお持ちしてよろしいですか」などと、自分が持っていくものを相手に伝えるのもいいでしょう。
人間関係ワンポイント:相手を大切に思っている気持ちをストレートに表現するのもOK