斜めから降り注ぐ人付き合い

ふれあいの人付き合いについて綴っていこうかと思います。

新しい上司を迎えたとき、自分のカードをいつみせるか?

2022-09-08 20:31:03 | 人付き合い

新しい上司を迎えたときに、誰にでも共通していることは、「こんどの上司は、どういう人だろうか、どういうふうに接したらよいだろうか」という不安がつきまとうことではないだろうか。

とくに、今まで気が合い、なにくれと面倒をみてくれた上司がほかに異動することにでもなれば、淋しくもあり残念でもある。

それだけに新しい上司を迎える不安も大きいものがある。

新しく上司を迎えたときは、どういう心構えをもって接したらよいか」という質問を、しばしば受けることがあるのをみると、これも、ビジネスマンの悩みの一つと思われる。

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新しく上司を迎えたからといって、とくに態度を変える必要もないが、つぎのような心構えをもって接すれば無難だ。

第一に先入観をもたないことである。

とかく、上司が交代したときは、こんどの上司はこういう人だ、ああいう人だと、いいかげんな噂や憶測が乱れとぶものである。

しかし、どんな人間かは、実際に自分の目で確かめなければわからないものであり、みると聞くとでは大きなちがいがある。

したがって、人の噂話を信じ込み、先入観をもってみると、往々にして誤解を招きやすい。

第二に、前の上司と新しい上司を比較してみないことである。

人間には、それぞれの長所もあり短所もある、性格もちがっている。

また、上司にはそれぞれ、上司としてのあり方があるので、前任者と比較して批判することは正しくない。

第三に、上司に対して自然な態度で接することである。

自然な態度とは、「当分の間は消極的でいこう」とか、「積極的に働きかけよう」とか、「一定の距離をおいて接しよう」などということを意識しないことである。

自然な態度とは、心の問題であるので、消極的とか積極的とかいう心があれば、もはやそれは自然な態度とはいえない。

そんな気持ちをもたずに、必要がなければ、わざわざ機嫌取りをすることもなく、必要があれば、遠慮んく仕事の説明もし、質問にも答えるという態度が望ましい。

第四に、上司の前で他人を誹謗したり、欠点を暴露したりしないこと。

むしろ他人をかばってやることである。

第五に、誠心誠意をもって仕事をすることである。

それには、自分の仕事を分析したり、整理したりして、改善したほうがよいと思われる点や疑問の点をメモしておき、上司から質問があったときや、現在の仕事の説明をする機会に忌憚のない自分の意見を述べ、また、上司の意見をくわしく聞き、指導を受けながら意見交換を進めることである。

第六に、仕事以外のことで誘われたような場合は、快く応じ、新しい上司との人間的交流をはかり、その人柄の理解に努めることである。

新しい上司との人間関係をよくするためには、じっくり時間をかけなければならないが、部下としては、技巧を用いず、公式、非公式の場で、自然な態度で触れ合ってさえいけば、両者の好ましい関係が育成されていくものである。

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