自民全敗で政権交代の恐れ現実に、与党に広がる「岸田では戦えない」…縛られる首相の解散権行使(読売新聞オンライン)
通常なら首相の解散権は伝家の宝刀でした。
解散されると選挙で勝てないと言う恐れや資金等の工面もあり、野党にとって怖い存在であったのです。
ところが、この前の選挙結果で解散を要求するくらいに勢いついています。
では自民党はどうするのかと言えば、首相に解散させないようにするのは報道されている通りです。
あくまでも個人的な見解ですが、野党の弱点を突くのが適当なのかと思います。
1.経済問題の議論
円安物価高の原因、つまり日米金利差をどうするのか野党にも答えさせるような働き掛けをしてそれでは変わらないとなれば野党に大量に票が集まるのはリスクなのが理解されます。
2.官僚は変わらない
野党になったからと言って官僚までアメリカのように変えられる訳もありません。
なので、増税を言い出す財務省はそのままです。
かつ防衛省も代替なんて居ないからおそらく迎撃システムは確実にお金が必要です。
3.マニフェストをどうするか聞く
立憲民主を柱に野党連合を組むにしても全体の意見にバラツキが残ります。
譲れない課題について整理させるのです。
当然、これまでもそれで一本化に失敗してきました。
4.候補者調整の問題
これは報道の通りです。
ただ問題なのは自民党と言うよりも日本の外交方針で防衛上仕方ないのはあってもそれ以上に譲ってしまうのは問題です。
特に経済安全保障について何も進展させられていませんよね。
エネルギー問題、自給率、レアアースを初めとする資源問題、デジタル化の遅れ、それに必要不可欠な品物の国産化などでした。
それに加えるなら、新型ウイルスのワクチンの国産化、その試験等です。
まして、外資による土地、不動産の買占めで国防や経済的支障でしょうか?
幾つも言われているのにそれには触れないで少子化対策で社会保険料値上げなどを行政、業者向けにやる始末ですから。
ここ12年の自民党政権の問題と言うか、アベノミクスの方向転換の時期と重なって調整が必要な状況です。
それに災害対策にしても復興にしても今の野党に任せられるのかは未知です。
野党が目指す復興計画やその財源等の説明を聞かないと任せられないのです。
ワンポイント・リリーフでばら撒いて後でその財源と言うか借金を国債で返済しているのでは結局問題の先送りかと思います。
まさかその後にもっとばら撒く新型コロナが流行するとは思わなかったのですけど。
野党が3つとも勝ったから任せられると言うのではなく、せめて野党の方針を案として示すくらいはしないとダメです。
過半数を与えれば、大臣ポストも気になります。
人材がいるのかです。