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主夫の徒然なるままに

「史上最強の哲学入門」読みました(3)神様の「真理」(4)存在の「真理」

「史上最強の哲学入門」飲茶
第三章は<神様の「真理」>
第四章は<存在の「真理」>
ますます楽しく勉強させてもらった。


<3><神様の真理>
▼1. エピクロス   
― ストア派「禁欲主義」から「快楽主義」へ「普通でいいよ」「神様のことなんて気にしなくていいよ」

▼2. イエス・キリスト 
― ユダヤ教 選民思想 ⇒ 救世主イエス 「汝の隣人を愛せよ」「神の愛を信じて生きよう」

▼3. アウグスティヌス 
- 懺悔的教義 私たちは自ら罪深い存在であることを認め、神の慈悲によって救われる =>誰でも実践可能な大衆的(みんなの)宗教となる

▼4. トマス・アクィナス 
― スコラ哲学  神学VS哲学 哲学は神学のはしため(哲学の上に神学がある)

▼5. ニーチェ 
― 宗教や道徳は弱者のルサンチマン(恨み) 
― 神は死んだ 超人思想 力への意思 永劫回帰
―「宗教や道徳に頼らず、自分の力で後悔することのない自分自身を生きる」


<4><存在の「真理」>

▼1. ヘラクレイトス
―「存在」は変化する 万物流転説

▼2. パルメニデス 
― 「存在」は変化しない 万物不変説

▼3. デモクリトス 
―「存在」は原子でてきている 原子論 =「存在」の変化と不変を統合

▼4. ニュートン 
― 原子論の存在から2000年を超えて、ニュートン力学が地上でも天空でも「存在」は、同じ法則で動く。 科学の神様=万有引力の法則

▼5. バークリー 
― 人間の精神が知覚するから物質が存在する

▼6. フッサール
― 主観的な意識体験=「現象」から、どのような人間の判断が作られるか=「現象学」
― 人間のどんな考えや理論だろうと「こういう意識体験からこう考えた」という形跡に還元=現象学的還元  存在の起源にもどる

▼7.  ハイデッガー 
― 存在と時間 =「存在を問いかける人間とはいったい何か」⇒「人間は自らの死を自覚することで人間になる」  ⇒ 「存在なき存在論」、「人間哲学に」

▼8.  ソシュール 
― 記号論 =言語とは、差異(区別)のシステム」
― 存在とは存在に「価値」を見いだす存在がいて、はじめて存在する

 
非常にわかりやすい口調で解説する哲学入門書、勉強になりました。
<神様の「真理」> 日本人にはわかりにくい宗教の問題、特にキリスト教をとりまく歴史の混とんは、ニーチェの登場によって滅多切りにされるのだが、この著者のニーチェの解説本を読んでみようと思った。

<存在の「真理」> 「存在」とは何か? 「存在する」とはどういう意味か。なぜか魅了するこの問いかけに多くの哲学者が戦いをいどんだ。その戦い、じつに面白いと言ったら怒られるだろうか。

楽しい一冊に出会えて幸運でした!



<主夫の作る夕食>
チーズ入り鶏の揚げ物 大根葉






<想い出の一枚>
北京 鳥の巣



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